復職から1か月(後編)
前編はこちら
転機は、突然人事部に呼ばれ異動を告げられた時。
志望に近い部署に、特殊な形ではあるが行ってみないかという提案。
詳しくは下記。
人事本部付になるという、とても特殊な形だったので、そこの意図を図りかねて即答はできなかった。
でも、心は決まっていた。
翌日から、営業部ではなく人事本部付となった。
今の会社において「~本部付」は、退職する人が、退職までの間引継ぎ業務を行う際の最後の肩書であるため、何も知らない同期や後輩や先輩からは
「辞めるの?」
と心配された。
私自身も辞める気構えはあるので、完全に否定はできないものの、
状況を説明して回った。
例の思慮深い上司にあいさつに行った。
「辞めた方がいいよ」と言われたなんて社内で口が裂けても言えなかったので、二人だけの秘密ということになった。
「短い間でしたがお世話になりました」と頭を下げると、
「こちらこそ。君はくれぐれも無理せず。」とお声がけくださった。
最後まで部下想いの優しい上司であった。
それから今日まで、2週間もたっていない。
バタバタと新しい部署に引っ越しをし、新しい同僚と顔合わせをし、
こちらにも状況を理解してくれる優しくて若い上司がいて、
無理のない範囲で徐々に仕事を覚えている最中。
興味のあったブランディングやマーケティング・広報のお仕事で、
今のところは楽しくやれている。
部署の雰囲気もいいし、営業と違って在宅勤務もできるのでラクだ。
これが、復職してからの疾風怒涛の1か月。
書き起こしてみると、前編と後編に分けられるほど、いろんなことがあった。
今回のnoteは、いつも読んでくれている家族を安心させるためにこそ書いた。長いけど、私の現状をnoteを通じて知ってもらえたら、多少なりとも安心するかなと思う。
ここに来るまでに、家族や彼女や友人や主治医は言わずもがな、
会社で新しく出会った方々にも大いに助けられた。
全員には直接お礼は言っているが、この場でも改めて、感謝を伝えたい。
復職後の多難な時期に、なんとかここまでこれたのは皆さんのおかげです。
ありがとうございます。
そして、今まさに休職中や、これから復職を控えている方、復職せずに別の道に歩まれる方。
私のこの体験が、どこかの誰かの何かに役立てばうれしいと思っています。
私はいったんは復職の道を選びましたが、道はたくさんありますよね。
それぞれでいいと思います。
私はこの道で今のところは満足していますし、それはこれからは分からないなと俯瞰もしています。でも、毎日それなりに生きてます。
今が苦しくてもつらくても、きっといつかは好転します。
その日を信じて、決して無理せず、流れに身をゆだねるもよし、奮起して自分で切り開くもよし、自分のペースでボチボチやってくださればと思います。
長文をここまで読んでくださりありがとうございました。