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令和の虎 受験生版【アキーノさん2】:細井さん爆弾発言「日本語はいらない」

前回に続きまして、受験生版タイガーファンディング、アキーノさん回の2話目と3話目を取り上げていきたいと思います。

この回は、ど〜してもドラゴン細井先生にツッコミたい!

【2/3】移民が未来の鍵となる。言語学の修士号を取得し、言語を通して社会貢献したい!【アキーノ 一菜】[44人目]受験生版Tiger Funding

■教育とはバタフライ効果

本題の前に一点、志願者さんのここはすごく共感できる!という点について。

「アキーノさんは、日本で英語を教えることで、日本を経済成長させる一端を担いたいということですか?」と虎の中原さんに聞かれ、それに答えたアキーノさん。

「自分にできることはそういった全体から見たら小さいことではあるけれど、バタフライ効果の1つになればいい。10年20年先か、あるいはもっと先の自分が死んだ後でも、日本の未来につながればいいと思います」という主旨のことをおっしゃいました。
教育とはそういうものだと思う」と。

これは本当に素晴らしいと思いました。その気持ちには強く共感できます。
だからこそ、「移民が増えれば経済成長につながる」という間違った認識を持ってしまっていることが非常にもったいない!

ぜひ経済や安全保障などをもう少し学んでいただいて、その上で活躍してほしいなと強く思いました。

■日本語はいらない!?

さて、ここから動画3話目の内容に入っていきます。

【3/3】虎と意見が対立。言語学の修士号を取得し、言語を通して社会貢献したい!【アキーノ 一菜】[44人目]受験生版Tiger Funding

ここで細井先生の爆弾発言が出ます。

「世界の中で、日本でしか話していない日本語はコスパが悪い。英語と日本語なら第一言語を英語にしたほうがいい。もう日本語はいらないんじゃないか」と思っていると。

日本語言語学を学んだ坂田先生は、細井先生の発言に苦笑い

私、細井先生のこと、わりと好きですよ?
しかし、敢えて言います。

すーぐコスパ!思慮が浅い!!
言語について単なる道具だと思いすぎ!

ちょっと想像すればすぐわかると思うんですけど、言語はそれを使う人の考え方やその国の生活・文化と切っても切れないものなんですよ。

日本らしい文化が日本語に反映されているし、その日本語で私達が思考することによってまた日本の文化はできている。言語と思考、言語と文化は循環しているようなものだと思います。

例えば、「もったいない」という日本語を表す言葉が英語にない、って聞いたことありませんか?

言葉を尽くして言い表そうとすれば、英語でも大体同じニュアンスは伝えられますが、一言では同じ概念を言い表すのが難しい。それは「ひとつひとつの物をなるべく大事に使おう」という日本人らしい文化、考え方がそのまま言葉になっているってことです。そして親がその言葉を使うので、子供たちにも自然にその概念が身につきます。
逆に言えば、その概念が英語を使う人々にはあまり根付いていない、とも言える。

もちろん逆に英語にしかない単語もあるはずですよね。つまり、各国の言語は、その言語を話してきた人たちの歴史、習慣、考え方などが詰まっているということで、日本語がなくなるというのは、もう日本の文化や考え方がなくなるのに等しいってことです。

こちらの林秀臣先生の動画では、外国人でも日本語を話して育つと脳が日本人的になるという興味深いお話が聞けます。
日本語について少し興味が湧いた方はぜひ見てみてください。動画はシリーズになっていて、他の回もおもしろいですよ〜。

令和の虎に話を戻しましょう。

なんやかんやで20万円出してくれる細井先生

まぁ細井先生が日本語しゃべらないのは細井先生の自由ですけど、例えばそうやって海外に住むことにしたとして、自分の生まれた国の言語やそこに息づく歴史・文化を「捨ててもいいもの」と思っていたら、たぶん自分の根本に自信が持てない「根無し草」のような気持ちになってしまうんじゃないかなぁ。

志願者のアキーノさんも、虎の坂田先生も、「日本語は大切にしたほうがいい」「日本語が好き」と細井先生とやりあってくれたので、見応えがありました!

以上、受験生版タイガーファンディング、アキーノさんの回でした!

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