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本・読書

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読書会、読書記録系のまとめ
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#読書記録

【書と評】「知事抹殺」佐藤栄佐久著 を読んで

【書と評】「知事抹殺」佐藤栄佐久著 を読んで

改めて調べてみたら、知事の贈収賄の控訴は最高裁で棄却されて、有罪が確定していた。僕はこの本で、彼の側からでしか情報を得ていないが、贈収賄をするには政治に打ち込んでいる人のように思う。

紳士服の会社の長男として生まれ、JC(青年会議所)の活動に打ち込んで会社を離れた。JC会長選で敗れ、参議院選挙で一度敗れて、地元福島を足で回り、「選挙は山から攻める」のだということを知った。街の人のつながりは希薄で

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「本居宣長」小林秀雄 超訳

「本居宣長」-24章(2022/2/24)※小林秀雄の「本居宣長」を毎月少しずつ読む共読サロンを主催しています。ご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。

https://peraichi.com/landing_pages/view/demian

「本居宣長」-1章
小林秀雄が宣長の旧跡に赴いた話。伊勢松阪の人で「鈴屋遺跡」の名で今も残る。(宣長は学問しながら眠くなると気に入りの鈴を鳴らしなが

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「慧能示寂直後の禅思想」鈴木大拙

「慧能示寂直後の禅思想」鈴木大拙

鈴木大拙を読んでいたら、今読書会で継続して読んでいる宣長が出てきた。こういう事に関心が強いのは、日常とか自分とか社会というものに、新たな視点や切り口を与えてくれて、突破するヒントが見つかるからだ。

いやだってさ、日本の政治とか社会に不満があっても、「じゃあ、どうしたい?どうしたらいい?」って、こういう所から考えていくしかないじゃない?

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神會の只没道(ただ道)は一度は若為道(何かのための

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