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毒親育ちの我が子の育て方

怒らない子育てには賛同する。
先ずは怒るのも疲れる。

我が子は『ママ怖い!優しく怒って!
怒ったらぎゅーしてって言ってるでしょ』と言う。

そう言えたら私も良かったなぁと思う。

曾祖母は、怒った後においでと言って抱き締めてくれる人だった。
私は曾祖母に抱きついて思う存分泣いた。
そんなことを、我が子のお陰で思い出した。

我が子に、怒ってはいけないと思い
自分の怒りの気持ちを押し殺し声色をわざと変え
頑張って笑顔を作って話しかけていることがある。

本当は腹が立っているのに。
本当はいけないことを注意したいのに。

この後登園して保育園で暴れないように。
保育園に行きたくないと言われないように。
この後の◯◯をスムーズにやってもらうように。

私の押し殺したこの気持ちは
何かのエネルギーとなって
我が子に伝わっているのではないだろうか。

怒りをそのままぶつけ、
母のような毒親になりたいんじゃない。

親として我が子の不出来を受け入れて
年齢によった指南をし
我が子の気持ちも汲んで
自分の気持ちにも正直でありたい。

きっと毒親育ちのせいだ。

と自分を慰めてみる。
毒親育ちでなければもっとうまく
もっとちゃんと素敵に子育てできたはずだ。

まだまだ毒親サバイバーとは謳えないなと思う。

毒親を卒業して
気にならない程にならないと。
笑い飛ばせるくらいにならないと。

お母さんの我慢やイライラや悲しみは
きっと我が子には伝わっている。
笑顔でも怒っていても、
見た目、顔の表情なんかより、
感情は子どもに伝わっているはずだ。

色んなことは何てことなくて
大したことなくて全く大丈夫で、
来たものを良しとする強さが欲しい。
柔軟さが欲しい。
私はどんな私でもよくて大丈夫で問題ないんだと
思える優しさが欲しい。

きっと私はすぐにそれを手に入れて
我が子をそんな大人に育ててみせるのだ。

我が子が夜、絵本を読み終わって電気を消した後に
『保育園、明日お休みする』と言い出した。

電気をつけて
夫と代わる代わる説得する。
『保育園に行かせないで』と、ぐずる。
仕方ない、明日は担いで行くしかない。
仕事で夜も遅い。我が家は2人しか大人はいない。
親の手助けもないし、頼れるのは夫だけ。
私は意に介さず平気な振りをする。

我が子の素直な発言に親として嬉しくもある。
困るけれど、話してくれたこと、
夜、ギリギリでもしっかり話してくれたこと、
思い通りには出来ないけれど、
我が子がちゃんと話してくれたことに感謝したい。

明日は冬晴れだ。
我が子も風の子になって
園庭で友達と走り回るだろう。

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