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子育て・教育論

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子どもの頃はことばを知らずに伝えられなかった記憶と感情を呼び起こし、子どもとのベターな接し方を提案していくマガジンです。 子どもの気持ちを知る手がかり、子育て方の素材、新たな知識… もっと読む
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記事一覧

見立てられなかった僕たちの工作

小学1年生の頃、各自空き箱を持ち寄って工作をしようという授業があった。 空き箱を組み合わ…

発達障害児、食べるの遅い問題について考える

Twitterで発達障害を持つお子さんと暮らしている方のアカウントをよく見させていただいている…

中3にしてお釣りの計算ができるようになった話【百マス計算の効用と算数が苦手な人た…

どうも。直也です。 僕たちは暗算を小学4年生くらいで習ったと思うが、正直なにをやっている…

「子育てには2種類ある」と捉えると、自分のやるべきことが見えてくる

子どもに関わることはすべて「子育て」という言葉に集約されがちだが、そこに含まれる内容も方…

おもちゃ屋でびっくりした話

こんにちは。久慈です。 おもちゃ屋めぐりが趣味のひとつです。 今も昔もおままごとセットが…

コストコで買いすぎる大人の心理と、トイザらスではしゃぐ子どもの心理は似ている

こんにちは。皇月ノエルです。 心躍る場所巨大な店舗に、天井高くまで積み上げられた商品。 …

子どもがいろんなおもちゃを欲しがる理由

こんにちは。皇月ノエルです。 いろんなおもちゃが欲しい!子どもの頃、私はいろんなおもちゃが欲しい子でした。 おもちゃ屋で見かけた魅力的なおままごとセット、新しいミニカー、ドールハウス、小物のセットetc. 中には、同じ機能を果たすおもちゃをもう持っているものもありました。 でも、欲しいのです。なぜなのでしょうか。 私は理由を覚えています。 なぜなら、「新しいおもちゃそのものを使うという体験」をしたいからです。 子どもには経験値が少ない先日も書いた通り、私は趣味と

陶器のおもちゃを割ってしまったことで「物を大切にする」ことを学んだ話

こんにちは。皇月ノエルです。 物を大切にしづらい現代人「物を大切にしましょう」とはよく言…

子どもの朝の身支度が進まない時、一体子どもに何が起きているのか【原因と対策】

朝の風景――一例朝の目覚ましの音がする。 子どもは起きてこない。 部屋まで行って起こして…

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「子どもらしさ」を演じていた自分の話

こんにちは。皇月ノエルです。 子どもの頃、「子どもらしい子ども」を演じていました。 腹黒…

今、どんな気持ち?【自分のために『PriPri発達支援絵カード』を買ってみた】

雑誌で紹介されていた「絵カード」発達支援の雑誌『PriPriパレット』を愛読中です。 2021年発…

「ダウンタイム」のヒントがもらえる本【『少ないは多いにまさる子どもと親が育ち合う…

どうも。「無気力」です。 子育てにミニマリズムを関連付ける視点と、棚の中で目を引く分厚さ…

子どもはどこで、何を学ぶのか【『プラハのシュタイナー学校』読後感想】

どうも、「無気力」です。 『プラハのシュタイナー学校』という本を読んだ。 そもそも僕が「…

ともに暮らす手触り

どうも。「無気力」です。 子どもの頃の、おもちゃの手触りを覚えている。 どの人形のものかも覚えていない、ドールハウスの屋根のなめらかさ。 シルバニアの旧「たのしいようちえん」の階段の2段目。 お気に入りだったままごとセットの鍋に、蓋をかぶせる鬨の感触。カパというかすかな音。 僕たちに豊かな感覚を与えてくれたそれらはもうひとつとして手元にはないけれど、あの手触りや音は五感に刻まれてでもいるのか、ひどく心地良かったことだけ鮮明に思い出すことができる。 思えば僕たちは、