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【サイエンスアート】コロナ禍で私達は「新人類」の夢を見るか?

こんにちは(o|o)/
デアです…‼︎

最近、暑くなってきましたね😓
と思いきや、また寒くなったり🥶

春、夏、冬が混在しているのか((((;゚Д゚)))))

本日はお待ちかね…‼︎

1年間、心の奥の方で抱えていた
コロナ禍を通して感じていたことを
"サイエンスアート作品"に落とし込んで、
それらを記事にしたいと思います…
‼︎

これが果たしてサイエンスなのか、
アートなのか、どちらでもないのか、
それはひとまず横に置いておき、
この作品で伝えたいことを
あなたと共有したいと思います( ̄▽ ̄)ゞ

それでは、長い記事になってしまうのですが、
最後までお付き合いいただけると幸いです✨

どうかよろしくお願い致します🤲

1. コロナ禍で感じた違和感

・「コミュニケーションへの態度の変化」
・「ありえないがあたりまえになる変化」
・「人間の"意志の力"が顕在化した」

そう。

僕はコロナ禍を通して、
これら三つのことを"違和感"として抱いておりました。

順に説明しますね。

まず、「コミュニケーションへの態度の変化」
ということなのですが、
周知の通り、
世間は対面に代わって、オンライン上での
会話が増えました。
これにより、今まで話し言葉を駆使してきた
僕達にとって、書き言葉で相手に何かを訴える
必要性が求められたわけです。

※話し言葉と書き言葉は全く違う言語です。
こちらについては、すこっパーさんが
わかりやすくまとめて下さっております🙇🏻‍♂️

それ以外に、
オンラインという距離が離れているからこそ、本音を吐きやすくなっているとも考えられますし、嘘もつきやすくなっていると思います。
(嘘とは具体的に、botや、思っていることを誇張した表現にできるなどですね)

次に、
「ありえないがあたりまえになる変化」
人と普通に会うこと、外で飲食をする、
カラオケで歌いまくるなど、
ウイルスが身近にいない世界ではあたりまえだと思っていたことが変わり、
オンラインでの会話、デジタルツールを用いる機会が増える、マスクの着用など、
ウイルスが身近にいることであたりまえの認識が変わってしまった。
つまり、
非現実的だと思っていたことが現実になってしまったということです。

こちらについては、
コロナよりも前から今の現実の認識は変わっているんだよ!ということを美学者母さんが指摘されており、今回、自分が感じたことに近いと考えております。

最後に、「人間の"意志の力"が顕在化した」
というのは自分も含めてのお話です。

コロナで職を失ったり、オンラインに変わって
環境に適応することが困難だった僕達が、
パンデミック宣言から1年を経て、
様々な挫折を味わったからこそ、
再び立ち上がってやろう‼︎(リベンジ魂)という一種の人間の"意志の力"が現れ始めているように感じ、そのように表現しました。

コロナ禍を通して丸一年。

自分はこれら三つの違和感を感じ、
そこから何かわかることがあるのではないか
と思い、
「距離感」、「現実と非現実」、「リベンジ」
と三つにテーマを分けて、作品として表現してみました(o|o)

次からは、
いよいよ作品の話に入りたいと思います。

2. 新人類が生まれるまでの過程

コロナ禍の違和感は全て、
"ハニカム構造"で統合(表現)できる

ところで、ハニカム構造ってなーに?

簡単に言うと、ハニカム構造は六角形を
隙間なく並べた構造で、あらゆる意味で強靭な構造です。
その構造は航空機やサッカーのネットなど、
あらゆる場所で見かけることができますが、
一番、有名なのは蜂の巣でしょう🐝

今回は、ハニカム構造でできた蜂の巣から
「距離感」、「現実と非現実」、「リベンジ」
というテーマを第一幕、第二幕、第三幕、第四幕、終焉と5つに物語を分けて作品を考えました。

すると、なんと…
驚くべき結末にたどり着くことがわかりました。

第一幕から終焉まで、
それぞれ説明していきたいと思います。

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第一幕 「ハニカムな夢の中で」(大枠の設定)

実は、第一幕は既に作ってしまったので、
時間がある方はこちらを視聴ください。
(45秒です)

画像でお見せすると、変な歌と音楽に

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こんなシーンや、

画像2

あんなシーンが出てきます(笑)

どちらかというと、映像より歌詞に注目
して欲しいです(o!o )

〜〜「ハニカムな夢の中で」歌詞〜〜

おはよう ボンジュール ニーハオ ナマステ

にちじょう じょうしき うまれて しぬこと

この時世 感じたろ 自粛こえて できていた

かたい壁の 「ハニカム」

何かを失い 得てた

言いたいことを映像を用いて
伝えられなかったことが最大の悔いなのですが…(技術の壁)
頑丈なハニカム構造の穴はまさに、
コロナ禍で人々が直面した身体的な事から
心の内側まで全て表現できる
と考えました。

それらを特に太文字の
かたい壁の「ハニカム」何かを失い得てた
という歌詞にこめています。

第一幕は、
世界観と伝えたい事の大枠を表現したお話でした。

第二幕から本題に入っていきます。

★第ニ幕 「距離感」

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後々、映像化するのですが、
スライムみたいな不安定な形のキャラが
隣り合う壁で他のキャラと交流しています。

しかし、
本当の意味で誰かと繋がるための要素を分厚い壁のせいで失っており、
このキャラ達は原型を留めておらず、
不安定な形をしているんです。

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そんな時、この壁を抜け出すことを選んだ
スライムキャラが他の穴へと飛び移ります。
こうして本当の意味で誰かと繋がるための要素
を取り戻した彼らは、

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最終的に巣を抜け出して、合体し、
人間の手の形となります。

第二幕では、この分厚い壁を僕達が
SNSやテレビ電話を使っている時に生まれる
際の距離感に例えており、
それによって"誰かと触れ合うこと"や、
"空気を読む"という本当の意味で人とつながるための要素を失ったことを表現しています。

最終的に変形する手は、再び距離を縮めることで、僕達がコロナ後の"距離感があったからこそできたコミュニケーションの在り方を知ったこと"と、本当の意味でつながる要素を取り戻したことで、誰かとつながるために必要な器官である手が再構成されたことを表しています。

第二幕はいわば、
人類の"誰かとつながるための器官"が再構成されたお話です。

★第三幕 「現実、非現実」

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こちらも映像化するのですが、
のびーッと直線みたいな生き物が穴の中で
生活しています。
彼らは体型的にハニカム構造の1次元(一つの空間)つまり、直線的な世界しかわからないんです。

だから、
その世界が彼らの当たり前となっているんです。

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しかし、この生き物達は外界から何らかの
刺激が加わることで膨張し、
ハニカム構造の2次元(二つの空間)つまり、平面的な世界を認識できるようになります。

当たり前の基準が変わったんです。

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やがて、ハニカム構造の3次元(三つの空間)
つまり、立体的な世界を認識できるようになった彼らは、ある時、この穴を抜け出します。

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最終的に合体して、人間の足の形となります。

第三幕では、ハニカム構造の1次元〜3次元
までの空間を使って、
あたりまえという概念を例えてみました。

これは、僕達がありえないと思っていたウイルスが身近にいる非現実的な世界(バイオハザード的なゲームの世界)に直面することで、
フィクションの世界が現実に変わってしまい、
やがてあたりまえに変わってしまう世の有り様を表現しました。

最終的に変形する足は、
コロナ禍という非現実も日常化させ、
非現実と現実を行き来することができる可能性を人類は秘めているということで、
様々な空間、世界を認識するために必要な空間である足が再構成されたことを表しています。

第三幕はいわば、
人類の"世界を認識するための器官"が再構成されたお話です。

★第四幕 「リベンジ」

いよいよ物語は終盤に差し掛かります。

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ハニカム構造の穴の中でひたすらうずくまって
生活しているボロボロの固形の生き物(左)と、
お隣さんには、ただの四角い構造の穴の中で
生活している普通の形(ここでは)の生き物が
暮らしています。

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外は荒れ狂う嵐に、未曾有の大災害で、
ある日、お隣さんの四角い構造の穴は崩壊してしまいます。
しかし、ハニカム構造の穴はどんな事が
あろうと壊れない。

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その穴には"安全"という保証された物がある事と裏腹に、危険やチャレンジなどの刺激に立ち向かうための強度を迫られることがないため、
この子はどんどん脆い生き物になっていきます。

しかし、ある時…

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ハニカム構造の穴でさえ壊れてしまうような
大爆発に巻き込まれて、
この生物は初めて危険な外界へと放り出されます。

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脆くて今にも崩れそうなこの生物は、
なんとか、厳しい外界でも形状を保てるように
必死に努力を重ねます。
すると、段々としっかりとした形になっていき…

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最終的に、人間の心の形となります。

第四幕では、ハニカム構造の強靭さと
外界の厳しさを用いることで、
人の再び立ち上がろうとする心、原動力を
例えてみました。

今回、コロナ禍という未曾有の事態に
僕達は困窮しているわけですが、
流行から1年が経って段々と人々が、
再び立ち上がろうとする希望に目を向けている
のが現状です。
この物語では、コロナ禍に限らず、
人類の歴史で戦争、震災といった未曾有の事態に絶望して疲弊しても、
再び立ち上がろうとする人間の意志を表現しました。

最終的に変形する心は、
元来から人の心の中にはどんな状況に遭遇しても、生き抜いていくためのシステムが備わっているということで、
周りではなく、その生物自体が強靭になる事を覚えることで、脆さ、弱さ、柔軟さと強さを
兼ね備えた人間の意志、心が再構成されたことを表しています。

第四幕はいわば、
人類の"何度でも立ち上がるための器官"が再構成されたお話です。

終焉 「新人類の誕生」

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これまで
「距離感」、「現実と非現実」、「リベンジ」
という章を経て再構成された
手、足、心は森の中でひっそりと佇む
人間の形を模したモノリス(一枚岩)に宿ります。

そして…

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森の中で迷い込んでいた目や心臓などの
他の器官と結びつくことで、
新たな人類、
「新人類」が生み出されるわけです。

ここからの解釈は賛否両論、十人十色だと
思うのですが、
僕はコロナ禍を乗り越えた人間は皆んなが
気づいていないだけで、コロナ前とは違う
新しい人間としてアップデートしていると考えています。

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第一幕〜終焉までの物語で編成された
この作品で伝えたかったことは、
アフターコロナで人類は「新人類」への道を辿っており、
私達は日々変わっていく身体や心と向き合い、
どのように一歩を踏み出していくのか考える必要がある
というものでした。

とんでもない結論が出てしまいました。

最後に: 将来的に「新人類」としての自覚を持って欲しい

自分で言ってて難ですが…
「新人類としての自覚を持つ」って何なんでしょうかね( ̄▽ ̄;)

いきなり、新人類という言葉を使ったので、
動揺されたと思いますが、
コロナ禍で失った分だけ、
これから人間は、たくさんのことを得ると思うんですよね。
その得た姿が「新人類」という表現です。

サイエンスアート作品で表現したことは
それらを抽象化した物で身近に感じにくかったと思うのですが、

具体的には…

ARやVRなどの技術革新や、
サイボーグなどの身体拡張、
人々の価値観や幸福などの倫理観の変化など、

コロナ禍をきっかけに「新人類」として生まれ変わる要素はたくさんあるように考えます。

最後に一つだけ。

日々、アップデートされていく身体と心で、
私達はどんな可能性を切り開けるのか?
逆にそれは、どんな危険性を持ち合わせているのか?

この問いを促すためにも、
ぜひとも、アニメーションを完成させて、
あなたに追体験してもらうことで、
未来を考えるきっかけを作りたいです。

技術的な問題、時間的な問題、金銭的な問題
などなど山積みで未完に終わるのが怖いですが、どうか楽しみにしていてください。

画像18

勝手に記事を載せてしまった
すこっパーさんと、美学者母さんには
深くお詫び申し上げますと共に、
いつもためになる記事をありがとうございます🙏
これからも、勉強させていただきます。

それでは、
作品を通してまた進展がありましたら記事にしたいと思いますo(o|o)/

またお会いしましょう…‼︎

デアッ( o|o)/~

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