夜というのは
前回の続きです。
サムネイルはアカマタ。これまた130cmほどの立派な雄でした。
渡嘉敷の大型個体は随分と黒が強い印象…!
ハブ Protobothrops flavoviridis
個展「やんばるの生 知られざる美」出展作品でタイトルは「島風と夜」。
個人的にはこの遠征でもっとも気に入った作品。
地味に足場が不安定でハブの方に転けたりしないかと冷や冷やしていた・・・。
上の写真と同じ個体。
気温が低かったからなのか、随分と動きが緩慢な個体でした。
が、油断は禁物。いつ咬むかなんて知れたもんじゃありません。
毒蛇は敬意を忘れた時に咬まれるんだろうねぇ…。以前は何度か危ない目に遭いましたがそのどれも一瞬、緊張を解いたり、ナメた扱いをした時でした。
丁重にお礼をし、山に帰っていただきました。
うーーーん。。。クチバガとかの仲間ですかね・・・。
随分と面白い色模様。沖縄島では見たことないなぁ。沖縄島南部でよく見かけるオオルリオビクチバとは違う気がするのよねぇ・・・気のせいかもだけど。
アシナガコマチグモ Cheiracanthium eutittha
目の覚めるような檸檬色。もしこの蜘蛛を梶井基次郎が見たらなんと言うのだろう。
こちらも個展「やんばるの生 知られざる美」に出展した作品。
例外なく肉食の蜘蛛というグループ。その多様さは全て餌を狩るために洗練された姿とも言えましょう💫
ガラスヒバァ Hebius pryeri
残念ながら礫死体。恐らくこの日の夕方ごろに轢かれた個体でしょう。
ほんと、渡嘉敷集落の中の道路でした。
Google mapで見たら分かりますがこの辺は近くに水路も田んぼもあり、カエルも数多く見られたのでそれを食べにきた個体でしょう・・・。
まぁ仕方ないでは括りたくない気持ちも多々あるのですが、ハブやアカマタみたいな大型種ならまだしもヒバァみたいに小さくて細いと、走ってる車から見つけるのは慣れてる自分でも結構難しいんですよね…。
「離島だとこんな場所にも生き物がたくさん居るんだ、運転も気をつけよう」と少しでも意識していただければそんな嬉しいことはございません。
続く。次で最後になるかな!
お楽しみいただけましたら幸いです^^