読書との出会い
私と本との出会いは中学にさかのぼる。
自分でいうのもなんだが、いわゆる私は不真面目な生徒だった。
授業中に立ち歩いてしゃべったり、紙飛行機を飛ばしたり、先生に文句を言ってみたり…
落ち着きがない生徒、これが先生の私に対する印象だった。
そんな私と本との出会いは、忘れもしない、中学二年のころだった。
その頃も落ち着きがなかった私は、なぜか後ろの棚にあった本を手に取ったのだ。
朝の読書などで、本を忘れた生徒用に用意された本だった。
本のカテゴリーは決められておらず、自己啓発からエッセー、小説まであった。
その中で私が手に取ったのは、さくらももこ著の「ひとりずもう」だった。
手に取った理由は、表紙の絵がかわいかった、加えてちびまる子ちゃんを知っていたからだった。
そんな理由で手に取った本だったが、読み進めるうちにどんどんはまっていったのだ。
とにかく内容が面白かった。
内容は高校生の頃のさくらももこさんが体験した、いわゆる思春期をもとにした内容だった。
著者の体験を読んだ私は、本当に面白くて笑いがこみあげてきた。
本当に面白い内容だった。
授業中は本を読んだらいけなかったが、机の下に隠して読むほどに熱中していたのだ。
それからというもの、立ち歩きが減ったので先生も注意をしなくなった。
その本のおかげで本を読むことに対する考えが、つまらないことから面白いことへと、180度変わったのだった。
そこからというもの、私はいわゆる本の虫になったのだった。
今でも本を読むことの楽しさを忘れずに毎日本を読んでいる。
ほんとうにさくらももこさんには感謝でいっぱいだ。
人生の序盤にさくらももこさんの本に出合えてよかったと思う人生だ。
これが私と本との出会い。
皆さんの本との出会いはいかがなものでしょうか?
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