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本を紹介されてる記事。 「読んでみたい!」って思っても忘れてしまったり、どなたが紹介してたか忘れてしまったりするので、覚え書きのようなマガジン。
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#書評

書評『左目に映る星』(奥田亜希子/集英社文庫)

書評『左目に映る星』(奥田亜希子/集英社文庫)

胸の中に切ないメロディが流れていくような、静かで深い余韻につつまれていく。そのメロディを何度も味わうように、その余韻の中にひとり立つ。好きだ、と思う。私は、この物語が好きだ。

神田早季子には、忘れられない相手がいる。それは、転校を繰り返した先で、小学五年生のクラス替えで出会った吉住という少年だ。テストはつねに満点でスポーツも得意で、金持ちの息子でありながらそれを鼻にかけるところは微塵もなく、いつ

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落合陽一さんの本「落合陽一34歳、「老い)と向き合う」をおすすめしたい理由

落合陽一さんの本「落合陽一34歳、「老い)と向き合う」をおすすめしたい理由

落合陽一さんが最近出版された「落合陽一34歳、「老い)と向き合う」を読みました。とても良い本だと思うので、「多くの人におすすめしたい」と思い、その理由を書きます。

この本の内容は、タイトルの通り【デジタルネイチャーの環境下において、「老い」はどう変わるのか?を考えるもの】だと思う。

落合陽一さんは常に
「現代はデジタルネイチャーに近づきつつある」という前提に立って思考されています。

デジタル

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