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ある人の話

こんなに誰かの笑顔に救われたことはなかった
今まで


寂しくて、虚しくて
なんとなくスマホをいじってしまう
一生寝れない
こんな時に誰か話し相手がいればな
とにかく心を埋めてくれるような
そんな絶対的な見方がいてくれたら。
まあ、わたしには足りないものが多すぎて
そんな人は現れないけれど

ああ、あの人がわたしの近くにいればな
あの人が、もし、わたしの知り合いで
いつでも頼れる距離感で
絶対的な見方として、もし、
そばに居てくれたら
どれだけ幸せだっただろうか

そんな人がいる

その人の話をする



色々考えたけれど

人間、結局は愛嬌なんだな

その人を見ていてそう思った

わたしが求めている顔の良さや
賢さや
完璧なスタイル
歯並びの良さ
綺麗な笑顔
サラサラの髪
お洒落な服

それらを全てぶち壊しにきた彼は
わたしの、本来はありえない理想の人間だった


20歳になって、
初めて
価値観を変えられた。
そんな人間に出会った


ああ、こうゆう人が、結局一番素敵で
人間として最高峰に君臨していて
生きるのに向いていて
わたしはこうゆう人になりたいんだ
なりかったんだ
この人が好きだな

そう思った


何をしていても
ふとその人の顔が思い浮かぶ

今あの人ならどうやって考えるのかなとか
どう対応するんだろう
どうやって乗り越えるんだろう、とか
きっと冗談言って何のダメージもなく進めるんだろうな


本人の、実は自分がみんなから憧れられている存在なんだということに対する、自覚の無さ。


無自覚に愛されているし、
実はみんなあの人になりたいんだと思う

いわばいるだけで、周りの空気感が変わるような存在
みんなから愛されていて
必要とされていて
いれば安心する存在で
みんなが頼りたくなる
心を許してしまう
人との壁を一瞬で壊してしまう
いわゆるムードメーカーってやつなんだろうか
どんなことを言っても受け入れてくれそうな空気感、人の良さ、表情
ずっとケラケラ笑っていて、誰に対しても笑ってあげられるような器の広さ
心の余裕。



本人は何にも考えていない、特に何も思わない、とか言ってるが、それができるのが強い
誰にも自分という人間を左右されないのが、実は一番ムズイので。

そうゆう意味で本当に生きるのが向いてる
生きるのが上手い
変な言葉ですが、これは本当にそう
今まで上手く生きてきたんだなこの人は。と思う
多分どこへ行っても自分のスタイルを持っているし、それは揺るがないし
何をしてても結局楽しんでやれてる人なんだと思う


本当に誰からも愛されている
あーー
つまりは愛嬌なんだと思った
わたしが今まで見た人間の中で一番愛嬌があって、かわいい

だから、当然沼は深い。誰でもコロッと、みんなが絶対に一瞬で好きになっちゃうような空気感や
世界中が虜になるような雰囲気を持っているから
きっと一瞬でも話した人は、その魅力を全身に浴びて、もっとこの人を知りたい!となる

でもその愛嬌とは、取り繕ったものではないし
無理してない
無理に作ってない、作られた物ではないから
だからなんだろう
本当に自然で、安心感がある
無理してない、その人の自然と出てしまってる愛嬌は、本当に無敵だと思う
最強の長所だと思う

決して頭は良くないし、顔はイケメンではない
スタイルも対して良くないし、ファッションも特にお洒落ではないしむしろ興味は無いくらい
でも人間的に賢いから上手く立ち回れるし、ちゃんと空気が読めるし、いい意味でその空気をぶち壊せる
それに、絶妙にガタついた歯並びとボサっとした髪の毛が相乗効果となって、最強に愛嬌のある笑顔に演出している
完璧じゃないことがこれほど大切なのか
こんなにプラスに作用するもんなのか



この人のおかげで、この人のせいで?わたしは、愛嬌ある笑顔や、ふとした瞬間の魅力的な表情というものが、イケメンの顔の造形の良さなんかより何倍もエグいことを知った
「顔がいい」とは違う意味で、唯一無二の魅力で溢れている

あーこの人は、自分がどんなこと言っても受け入れて笑ってくれるし、この人になら素で話しちゃえるな〜と、しかもそれをみんなに思わせてそうな性格。無自覚の人たらし。
性格の良さが顔に出てる



わたしは今まで人は結局どう足掻いても見た目が120%で、だからわたしには人権はないと思っていた
頑張って愛嬌で闘おうとも、無理をしているだけだし、顔面に関しては土台が完成された美人には勝てないし、性格も既に間に合ってない
愛嬌なんて、結局何にもならない、
自分は可愛くないしスタイルも良くないし、つまり総合的に終わってるし、誰にも自分の姿を見られたくないと思っている、いまだに。
結局自分が納得する容姿じゃないと自信はつかないし何の勇気も出せない

でも彼の姿を見ていると、日々本当に元気が出る。救われる。
こんなに、誰かの存在に救われることがあるなんて
と思う
本当に世界にいなくてはいけない存在
こんなに太陽のような人間を見たことがない

わたしという人間を彼はひとり救っている
そのことを知って欲しいくらい


過大評価かもしれない
でもわたしはそう思っている 


これは、彼の性格と愛嬌と、生き方があるからなんだと思った
彼には唯一無二の魅力が沢山ある
他人にはない魅力
いつも自然体だ
きっとみんなが一回はこう生きてみたい、こうなりたいと思うような、そんな生き方。
きっと今までもこれからもずっと楽しんで生きていくんだろうし、わたしみたいに病むことなんて、暗くて重い悩みなんて全く無いんだろう



そして愛嬌のある笑顔がこんなに素敵だなんて
知らなかった
わたしに色々と思い出させてくれたし
大切なことを教えてくれた

屈託のない笑顔
誰に対してもそう
この人は誰かに対して「キモい」とか「キツい」とか「ウザい」とか、そうゆう負の感情がないんだろうか
もしくはそれを感じないように、自分の中で上手く交わしてきたんだろうか


普段何考えて生きてるんだろう
どうやったらそんなに素直に心から笑えるんだろう
どうやったらそんなに心地いい距離感で人と関われるんだろう
どうやったらそんな上手く生きれるんだろう


本当、わたしにない物を持っている
それは容姿とかいう薄っぺらい表面上のことじゃなくて、中身の話
わたしに足りてない中身、スカスカの中身、
それに、必要な物を全て持ってらっしゃる

生きるためのヒントを与えてくれた
わたしはこの人みたいには生きられないけど
人生をどんな時も自分がやりたいように楽しんで生きていきたいし、だから心から笑える人生でありたい、

いつもありがとう

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