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会社のプロジェクトチームでbeの肩書きを設定したら思った以上に盛り上がってチームビルディングが上手く進んだって話

タイトルの通りですが、先日、社内のとある水面下プロジェクトメンバーのチャットで起きた出来事がとてもいい収穫だったので、ぜひ活用してほしいなと思ったのでシェアします。

beの肩書きワークショップの経緯はこちらのnoteを参照ください

ワークショップをして思ったこととして書いた通り、「肩書きが見つかったけどそれをどう活用する?」の解はないまま、まぁ自分の信念が見つかったし、と、そのままにしていたのですが・・・本当にふとしたタイミングでそれを活用してみる日がやってきました。

noteの初期エントリの方に、いま務めている会社が大企業病である言及をしたことがありますが、大きな会社の中で事業開発のリソースは全体最適の中で優先度が決定されるため小規模なサービス開発などは遅々として進みづらい環境下にあります。大きな会社内に様々な事業が並行して走っていますが、営業以外は事業部制をとらない組織編制のため、事業部内において重要だとしても、まかり通らないということです。

20年間運営してきた宝を守ることは大事だけど、同時に成長も変化もしていかなければならない。これまでのやり方・会社的な常識にとらわれていては新しい価値を生み出すのは難しい!と課題感を持ったメンバーだけで、喧々諤々ディスカッションをするシーンが色んなフェーズ・セグメントで勃発します。わたしは「神出鬼没のリベロ」とbeの肩書きを名乗っているだけあって、色んな会話に首を突っ込んでいきます(笑)

その課題認識&解決したい想いを共有しているメンツのチャット上で、ふと「beの肩書き」を名乗るボールを投げてみました。このメンバーと色々と仕掛けを考えていきたい思いはあるものの、それぞれの役割というかポジションというか、誰がどこの領域をコミットして推進していくのか、を自分自身がつかみ切れていない・・なんかモヤっとした思いを抱えていたので、「自分で名乗っちゃえ!」と思ったのがきっかけです。

唐突といいつつ、最初に反応してくれたプロダクトマネージャーは、beの肩書きのことを知っていたので、すぐに適応してくれました。

彼は自称「刀鍛冶」・・カッコいい・・

「武器」を磨いていく達人。

なるほど。これから私たちが事業を作っていく際に、武器となるものを見つけ、それを磨いていくのが彼のミッションになったわけです。

刀鍛冶と特攻隊長だと、特攻隊長はいかにも何も考えていないというか、頭脳派ではなくパワー勝負な感じで頭はあんまりよくなさそうでブランディング的にどうなんだ?と思い、もっとカッコいいのがいいなーと思ってちょっと修正。ちなみに、刀鍛冶のボケに気がつかず、そのまま反映。

と、その後、次のメンバーがやってきます。すでに刀鍛冶が「武器商人」と彼のbeの肩書きをプレゼントしていたので、設定済です。

社用のSNSなので、いちいちニックネームを変えている人なんていません(笑)やり方が分からないようなので、キャプチャを取って、ちゃんと武器商人になっていることを伝えると・・・

ドラクエのトルネコを思い出したようで、トルネコの画像を送ってきます。

なるほど肩書きをより具体的なイメージにするなら、キャラクターや歴史的有名人物に置き換えるのはよさそうです。

ちょうど、このメンバーと話していた時、一筋縄ではいかない大企業病の壁が目の前に高くそびえたっていて、それをよじ登ってもまた次の壁が来る、なんか冒険みたいだな―と思っていたので、そのイメージを伝えると・・
ここからさらに盛り上がっていきます。

ここで刀鍛冶さんも、キャラクターの名前を設定しだします。
う、わたしキャラから想起してないからどうしよう・・
例えたいけど思いつきません。
えいっと2人にまたボールを投げてみました(笑)

そうすると、刀鍛冶さんがキングダムで私が好きなキャラ羌瘣と新しい肩書きを送ってくれました・・!!
が、ここで武器商人から別の提案が。

トルネコと同じドラクエ5のキャラクター「アリーナ王女」でしょ!とまた別の肩書きをプレゼントしてくれました。

あれよあれよと、わたしの肩書きは

「おてんば姫 アリーナ」

になりました(笑)
ドラクエシリーズでまとめたくなるのが人間ですよね。
ここで刀鍛冶さんも動きました。

レベルは低いのに圧倒的な強さを誇るパパスは好きだけど、ストーリーの最初で死んじゃうしなぁと思ってどうすっかと思っていたら、刀鍛冶さん、自分で見つけたようです。

ライアン、圧倒的に強いはずですがなかなか日の目を浴びづらい切ないポジションに追いやられがちな様子。
たしかに、この3人の中でも圧倒的に頭脳明晰タイプで仕事できるし存在感はあるけど、1人グイグイ前に出てガンガン攻めるタイプではない。
なんかしっくりきました。

こうして、3名が関わっている課題は自分たちのプロジェクトとして切り出され、大冒険の物語がスタートしていくことになります。

自分が思っていた自分の役割と、大きくずれていたわけではないけど、人から名前をプレゼントされる体験てとても面白く、自分のミッションを再確認できて、周りからもそういったことを期待されているんだ!ということが認識できます。チームリーダーの場合は、相手に期待してるミッションがあって、それを踏まえて期待を込めたネーミングを考えて与える、というのもアリかもしれません。

最終的にbeの肩書きとはそれたかもしれませんが、こういった形でそれぞれのミッションが共通認識化され、プロジェクトに当事者意識をもって進めやすくなるというのは予期せぬ収穫でした。

会社だけでなく、趣味のコミュニティなど、誰かと一緒に何かをやっていくシーンにおいては、とても役立てるんじゃないかと思います。
ぜひ、あなたが対面しているプロジェクトでトライしてみていただけたら幸いです。

ありがとうございます。日ごろお世話になっている周りの人たちへの恩返しのために使わせていただきます^^