タカハシ イッキ

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最近の記事

読書記録「ハイパフォーマー思考」(増子・増村,2022)

選んだ理由 Kindleで無料で読めたからさくっと読んでみた(あんまり期待していないけど) 新たな学び 仕事の動機が自己にある人をプレイヤー、外にあるのがワーカー この本の主張・以下の要素が大事らしい なんとかなる精神 柔軟な方向転換 異なる価値観の受け入れ 仕事を楽しむ 継続的な学習 人との縁を大切に 物事を俯瞰して見る癖 学びの再確認 人間にしかできない仕事をできないと淘汰される AIは必要な情報と不必要な情報を取捨選択する力が弱い ハイパフォ

    • 読書記録「図解 人材マネジメント入門」(坪谷,2020)

      選んだ理由 大学のHRMの授業の古い参考書。人材マネジメントに関するベースアップ。 新たな学び 多くの日本企業ではMBOがノルマ管理で終わっている(らしい) 賃金設定の観点:競争力ある水準・経営を圧迫しない人件費・支払い対象の明確化 クラウディングアウト効果=アンダーマイニング効果 報酬管理の考え方は、大きな内的報酬と適度な外的報酬 SPIを開発した大沢は結果の開示を行い受講者へフィードバックせよ、といっているらしい(じゃあSPIの結果も公開しろよ・・・) リク

      • 読書記録「経営のための意思決定論入門」(佐々木,2023)

        選んだ理由 PA課唯一の文系として経済学的アプローチを極めていくことを考えた際、意思決定理論には興味があり学んでみたいと思った。また、財務省の報告書で雇用のジェンダーギャップをゲーム理論で説明する流れがあり、ケアしておきたいと感じた。そこで選んだこの本は学部生向けの教科書レベルの本だと思われる。 新たな学び オッカムの剃刀:分析から得られる結論が同じであれば、分析モデルは簡単である方がよい 選択肢の(弱)支配:どのような状況においても、2つの選択肢のうち1つ以上が優れて

        • Rでテキストマイニング ~ワードクラウドの作成~

          仕事でテキストマイニングを使う需要がある。さくっとできるようになってほしい・・・そんな期待を感じ、連休を使ってRでテキストマイニングをやってみた。 仕事で共起ネットワーク図の作成ができるTMSも実装されているし、まずはユーザーが興味を持ってくれそうなワードクラウドの作成をしてみた。 最も、ワードクラウドから何か知見を導き出したり、ユーザーに改善アクションの実行を促すことは難しい。しかも今はFormsでワードクラウドは作成してもらえるというのもあって、わざわざRでやらなくて

        読書記録「ハイパフォーマー思考」(増子・増村,2022)

          読書記録「Give And Take 与える人が成功する時代」(Adam Grant,2012)

          選んだ理由 作者とタイトルに惹かれたから。HRを研究していたものの中で、アダムグラントの名前を知らぬものなどいないといっても過言ではないくらいの超有名研究者である。その作者の最初の著書が「Give And Take」とは新鮮だなと感じたため読んでみることにした。この本の主張は一貫しており、「Giverの有益さ」である。 新しい学び ギバー・テイカーの他にマッチャ―もおり、彼らはギブにはギブで返しテイクにはテイクで返す。つまりは相手から受け取ったものに応じた行動をとるのだ。

          読書記録「Give And Take 与える人が成功する時代」(Adam Grant,2012)

          読書記録 「次世代の実証経済学」(大塚・黒崎・澤田・園部,2023)

          選んだ理由 高度なデータ活用(エビデンス活用)を実践していくための現状調査として、実証経済学の現状を知りたいと思ったから。また、よく聴講しているCECのセミナーにて、伊芸先生(慶應)がおススメしており興味を持ったから。 新たな学び 実証分析の第一世代(パネルデータ分析)→第二世代(因果推論)→第三世代(信頼性革命) ミクロ経済学の視点では、固定効果モデルや操作変数法では自己選抜モデル除去にはならない ナッジ理論による効果の一部はそのナッジに関する論文出版による効果

          読書記録 「次世代の実証経済学」(大塚・黒崎・澤田・園部,2023)

          Memo なでしこ銘柄選定による株価への短期的効果

          これはEBPM エビデンスに基づく政策形成の理論と実践の10章の抜粋である。可能であれば元論文のありかや分析手法等を含めてブリッジにできるようにしたい。 なでしこ銘柄は経済産業省が選定している女性活躍推進のリーディングカンパニーだが、同様の表彰として「ダイバーシティ経営企業100選」というものもある。これらは相互に関係しているものと考えるべきだ。 表彰された企業といずれの表彰もなれていない同規模の企業について比較することで、効果測定を行う。各日の株価終値について、公表日の

          Memo なでしこ銘柄選定による株価への短期的効果

          読書記録「職場に活かす心理学」(今城,2023)

          選んだ理由 休日にたまたま行った本屋で目に留まったから。また、シンクタンク研究員がどのような本を書くのか興味があったから。 新たな学び レジリエンスをあげる要因:自己効力感の高さ、自身の感情に対するメタ認知(自分の感情を俯瞰すること)、社会環境的要因 学びの再確認 難易度の高い目標に対するパフォーマンスには、そのタスクへのコミットが高いほどパフォーマンスも高くなる傾向がある 人の幸福度の50%程度は遺伝により決定され、10%が環境、40%が本人活動による 社会的

          読書記録「職場に活かす心理学」(今城,2023)

          読書記録「完全独習 統計学入門」(小島,2006)

          読んだ理由 統計学基礎の復習に選んだ。DAE研修が本格化する前のおさらいとして選んだ。 新たな学び 二乗平均を取ると平均値を大きく見える(もちろん使用禁止) 学びの再確認 変化率の平均値を取るなら相乗平均(幾何平均とも):全てかけ合わせてルートをとる シャープレシオ(リターン評価/リスク評価)が高いほどよい金融商品だと思う データが正規分布の場合、標準偏差+-1以内に約68%のデータが入り、+-2以内に約95%のデータが入る。(正確には+-1.96に95%のデータ

          読書記録「完全独習 統計学入門」(小島,2006)

          読書記録「職場に活かす心理学」(今城,2023)

          選んだ理由 休日にたまたま行った本屋で目に留まったから。また、シンクタンク研究員がどのような本を書くのか興味があったから。 新たな学び レジリエンスをあげる要因:自己効力感の高さ、自身の感情に対するメタ認知(自分の感情を俯瞰すること)、社会環境的要因 学びの再確認 難易度の高い目標に対するパフォーマンスには、そのタスクへのコミットが高いほどパフォーマンスも高くなる傾向がある 人の幸福度の50%程度は遺伝により決定され、10%が環境、40%が本人活動による 社会的

          読書記録「職場に活かす心理学」(今城,2023)

          読書記録「行動経済学が最強の学問である」(相良,2023)

          選んだ理由 学際色の強いPA領域において、理論的背景として行動経済学を学習したいと思っていた。その仮定でファーストステップとしてこの本を選んだ。 新たな学び 認知の癖→状況→感情の順に行動に対する影響が強い システム1:直観による判断 システム2:熟慮による判断。以下の状況のときシステム1による判断がなされやすい(熟慮せずに直観的な判断をする) 疲れている時 情報量が多い、選択肢が多いとき 時間がないとき モチベーションが低いとき 情報が簡単で見慣れ過ぎてい

          読書記録「行動経済学が最強の学問である」(相良,2023)

          読書記録「日本の会社のための人事の経済学」(鶴,2023)

          選んだ理由 タイトルに惹かれた。元々鶴先生は存じ上げていたが著書は読んでいなかったため、手を出してみた。 新たな学び 業務内容が空白のまま雇用契約を結ぶメンバーシップ型雇用は、契約としては非常に特殊である ジョブ型雇用においては、全てが具体的に決まっている狭義ジョブ型雇用と、勤務地・職種・労働時間のいずれか一つ以上が決まっている広義ジョブ型雇用と分類できる 労働時間を限定した雇用では定着率やJSの向上が確認され、職務を限定した雇用では専門人材の獲得や生産性と利益が見ら

          読書記録「日本の会社のための人事の経済学」(鶴,2023)

          読書記録「日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用」(大湾,2017)

          本の概要・選んだ理由 PA協会にも参画する人事経済学の権威である大湾先生の著書。過去の様々なHR関連の実証研究の事例やテクニックの概要が紹介されている。ピープルアナリティクスのテクニックや思考法強化のために読みたかった。 新たな学び 統計的差別が差別を生むことも。例えば、「出産等により女性の方が男性よりも離職率が高い、だから女性への投資を渋る」という一見合理的な施策そのものが女性の就業意欲を削ぎ女性の離職率増加を促進している。 パネルデータを使って時系列で大きく変化する

          読書記録「日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用」(大湾,2017)

          読書記録「パナソニック再起 2030年への新・成長論」

          本の概要 日本経済新聞による現在のパナソニックへの批評のような本。現状仕事をする中で、パナソニックを内側から見る視点ばかりにフォーカスしてしまっているのが現状である。しかし、外つまりは社会からどのようにパナソニックが見られているかについて知ることで、パナソニックへの理解度を深めたいと思った。 本での新たな学び 玉置さんは他社で長くCIOを務めてきた人物だが、彼が弊社に参画したきっかけは樋口さんのコンタクトだったそう。→外資系出身の樋口さんがエグゼクティブ層に社外の優秀な人

          読書記録「パナソニック再起 2030年への新・成長論」

          読書記録原稿

          https://docs.google.com/document/d/1wcr-dce3ZMqj5aAOz0aAbICwMUNMjXK2RbDrqfsuAo4/edit

          読書記録「1からの人的資本管理」

          本の概要・選んだ理由 人材マネジメントの基礎的な本を複数学んでほしいと指示を受けた。大学時代の教授に何の本がよいかと相談した際に紹介していただいた本のうちの1冊。 新たな学び 人事部が制度設計を行い、ラインマネージャーが制度の運用を行う。人事部は中長期的視点で全体最適を志向し、ラインマネージャーは短期的視点で部分最適を志向する。 自分が学んだのはJDをベースとする職務等級制度。しかし現状のパナで行われているのは役割等級制度(=ミッション・グレード制/MBO)。役割等級制

          読書記録「1からの人的資本管理」