見出し画像

【かわいそう】という言葉について


自分の子供のことになると、ほんのささいなことでも気になって仕方がないのが親心、というものでしょうか。

現在生後二ヶ月の息子の場合、ひどい乳児湿疹が悩みの種です。

乳児湿疹には保湿をしてあげるのが何よりのケアなのですが、その際に、これからも戒めにしなければならないな…と痛感したことがありました。

今回はそんなお話です。

* * *

つい出てしまった、「かわいそう」の言葉

HSPママが子育てで得た気付き

赤ちゃんといえば、コラーゲンたっぷりのつやつやですべすべのお肌。
出産前、わたしは漠然とそんなことをイメージしていました。

しかし、産まれてきた息子には、生後一ヶ月前くらいから全身に赤い湿疹が!

前述の通り、それは乳児湿疹。
赤ちゃんのホルモンバランスや、皮脂の過剰分泌によって起きる一過性のもので、やがて落ち着いてくるそうです。

何度か病院に連れて行ったところ、ほとんどは自然に治まっていくようですが、お風呂で丁寧に洗ってあげたり、こまめに保湿をしてあげることが大切なのだとか(あまりにひどい場合には、弱いステロイドを使う場合もあるようです)。

そこで、息子の入浴を1日2回にして、数時間に一度保湿クリームを塗るということを続けていると、10日くらい経ったころでしょうか、無事にすべすべのお肌に戻ったのです。

しかし、数週間後に再発。
今回は前回よりも湿疹や乾燥がひどく、膿のようなものが出てしまうことも。
現在も丁寧な保湿と入浴を繰り返すことで、少しずつ改善している状態です。

息子の可愛い顔がどんどん赤く腫れあがっていくのを見て、動揺してしまっていたわたし。
つい、「こんなことになってかわいそう…」と何度もつぶやいてしまったのです。


「かわいそう」は誰のため?

HSPママの子育てでの気付き

自分の発言を振りかえってみると、「かわいそう」という言葉には、単に憐れんでいる(=可哀想)という意味よりも、「可愛そう」(=可愛いからこそ心配になる)という意味が込められていたように思います。

我が子が可愛い故に、辛い思いをしていたら自分のこと以上に辛く感じてしまう。

それを親心と言ってしまえば、そうなのかもしれません。
ですが、果たしてこの「かわいそう」という言葉を息子に投げかけていいのでしょうか?

息子が辛い思いをしていることに心を痛めるのは当たり前ですが、そのことに傷ついて動揺するのではなく、対策をしてあげる方に力を注いだ方がいいのではないか、と。

「かわいい」という声かけはどんどんしていきたいけれど、「かわいそう」と断じてしまうのは違います。

なぜならそれは、息子の湿疹を見て動揺してしまった自分に向けられた言葉なのでは?と思ったからです。


これから気をつけていきたいこと

HSPママが息子の子育てで気付いたこと


今後、息子が成長し社会と関わる中で、彼が辛い思いをすることもあると思います。

その時に「かわいそうだ」と言って、憐れむことは簡単かもしれません。
ですが、「かわいそう」という言葉は、時に彼にとって【枷】になってしまう可能性もあるのです。

たとえば、何かの練習をしていて怪我をしてしまったとき。
勉強を頑張っているのに、うまく結果が出なかったとき。
ささいなことから友達と喧嘩してしまったとき。

「かわいそうに…」と息子を憐れんでしまっては、彼の成長を妨げることになるかもしれません。

「かわいそうに」と言って息子を守ることは出来るけど、そのことによって安心するのは、実は自分自身なんです。
親として、そうなってはいけないな、と思いました。

その時には辛いかもしれないけれど、ぐっと堪えて、見守ってやるのもまた愛情なのではないでしょうか。

とにかく今わたしにできるのは、湿疹ができた息子をかわいそうがることより、こまめにお風呂に入れてやり、しっかりと保湿することだな!と実感したのでした。

毎日、色々なことを気付かせてくれる息子。
新米母ちゃんは今日も邁進していきます!


* * *

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スキ、フォローをいただけると
とても励みになります!
ぜひお願いいたします。

フォローいただいた方には、
必ずお礼にうかがいますね。

▼今回と同じテーマでこんな記事も書いています▼

▼併せてこちらもご覧ください▼

▼今回の記事が収録されたマガジンはこちら▼


この記事が参加している募集

いつもありがとうございます。 いただいたサポートは より上質な記事をお届けできるよう 大切に使わせていただきます♪ 新米母ちゃんを ぜひとも応援してください📣