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結局、動いてみるのがいちばんいい。


夫はわたしのパーソナルトレーナー兼秘書のような存在なのですが、彼が言うに、わたしは毎年「4月」と「10月」に躓きがちだそうです。

桜の季節に大興奮し、「おりゃあーっ、今年もやったるでえ」と燃え盛る割りに、年度末の疲れが出るのか、突然ぺしゃんこになる4月…。

最近台風がやってくるのは決まって10月ですが、低気圧にやられてめまいや情緒不安定を引き起こします。

そんな感じで、この2つの月に要注意!な自分だったのですが、子育てしているとそんなこともつい忘れてしまって、ここ数日ワケも分からないまま「なんか調子でない…」とどんよりしていました。

引きこもりたい症候群

いい事があった

基本的には人好きで、好奇心旺盛です。
どちらかと言えば社交的だし、場を回すのは得意なほう。
初対面の人ともにこやかに話せます。

ですがその反面、気を使いすぎたり気を回し過ぎて、どっと疲れてしまうことも。
また、他の人の体調や情緒の影響を受けやすく、よくも悪くも相手のコンディションから大きく刺激を受けてしまいます。

赤ちゃんを育てていると、意外と人に会う機会が多いんですよね。
子育て支援センターや児童ホーム、保健所や病院。
それらの場所ではその都度新しい出会いがあって、そのたびにコミュ力が必要な場面が。

基本的には楽しいものの、最近は疲れがでやすい4月に加え、人からの刺激を受け取り過ぎて、ちょっとぺしゃんこになっていました。


でも、とりあえず…。

いい事があった


寝室で横になっていても、なんだか胸のうちがぐるぐると渦巻いていて、出てくるのは溜め息ばかり。

しかし夜が明ければ、子育て支援センターで行われる「ママたちの集い」なるものに参加しなければなりません。

(このコンディションでそんなコミュ力求められる場所に行かなきゃいけないのか……まあ、事前に申し込んでたのはわたしなんだけど…)

そんなことを思いながら起床し、息子の身の回りの世話をしていましたが、けらけら声をあげて笑っている息子をあやすうちに「でもこういう時って、行ってみたら案外楽しかったりするんだよな。とりあえず、行ってみるか」と思い立ちました。


それで雨のふりそぼるなか、息子を連れてのろのろと出かけたのでした。


動いてみたら待っていたもの

良い事があった


結論から言うと、初めてママ友ができました。

しかも同じく大阪出身、同じ91年生まれ、子どもの月齢も一緒。
さらに、妊娠中は同じ産婦人科の同じ先生に診てもらっていたことも発覚するという、なんとも運命的な出会いが待っていたのです。

彼女と話しながら帰っている時にはもう「引きこもりたい…」という気持ちはすっかり消えていました。

精神状態が落ち込んでいる時に外の世界と交流することは、勇気がいること。
だけど、ちょっと勇気を出して一歩動いてみると、思いがけず良い事があったりするんですよね。

今回はなんとなく、今までの経験から「うだうだ考えるより動いてみた方がいい」と判断できたのだと思います。
自分の殻に閉じこもらず動いてみたことで、とても良い1日になりました。



ちなみに月齢の近い赤ちゃんたちと遊んでいた息子は、さっそく女の子たちを口説きまくっていました。

これが結構上級テクニックを使っていて(いつもの息子の手なのですが)、

・まずは女の子(あるいは大人の女の人)をじっと見つめる。
・そして、ふいににっこりと笑い…、さっと手を出して相手の手を握る。
・さらに「あーあー」と耳元で囁き、ダメ押しにもう一度にっこり…。


息子は生後4か月、一体誰がこのテクニックを教えたのでしょう(笑)?
まるでジローラモさんのようなその姿を見ながら、母は「絶対に紳士的な男に育てなくては…」とひとり決意したのでした。


***

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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