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住まいづくりの先人に学ぶ(1)


皆様こんにちは。
 
小学生の頃から、自分のお部屋やお家の青写真を描くことが好きだった私は、建築家(今でいうところのインテリアコーディネーター)になりたかった。大学入試前に方向転換をしてしまいましたが、やっぱり建築好き!大人になっても建物探訪系のテレビ番組を欠かさず観たり、インテリア雑誌各誌を購入したりしていましたが、残念なことに、未だ実際に家を建てるチャンスがありません。
 
そんな私が、この場で体験記が書けないのは非常に申し訳ないなって思っていたのですが……そんな私にチャンス到来!以前「もっと子どもに頼ろう♪」に登場していただいたシニア野菜ソムリエさんが、「私の家づくり奮闘記が面白いからって、住まいづくりセミナーの主催者さんに依頼されて、家づくりの思い出を語ることになっちゃって…」とのこと。
 
これは行かなきゃ!って、心に決めました。彼女のお家に初めてお邪魔したとき、「ここは『家庭画報』か?」って思ったくらいセンスが良くて、おしゃれで生活感がなさそうに見えて、でもとっても暮らしやすそうだったのですもの。しかも、彼女は元々センスがいいのはもちろん、とても思慮深くリサーチ力にも長けていらっしゃることを、常日頃の言動から存じ上げていましたので「わたし絶対行きます!新築予定なくても行きます!」って応募しました。
 
セミナーは彼女のトークショーだけではなく、雑誌『モダンリビング』パブリッシャー、下田結花さんのセミナーも同時開催。人気殺到だったと思うのですが、抽選に見事当たりまして行ってきました。


2002年にご出産、そこから家づくりを検討され、2010年に念願のマイホームを手に入れた我が友人の江草さん。今回は特別に彼女の「家づくり奮闘記」をまとめてみました。
 
奮闘その1「足かけ7年土地探し」
まずは、土地探し。相当時間を費やしたそうです。希望する学区で、自分たちのライフスタイルにしっくりとくる土地になかなかであえず、いいなって思えた土地は「条件付き土地」。不動産屋さんにも土地探しをお願いしていたそうですがピンとくる土地はなかなかみつからず。「7年かけて探してもであえないのなら、もうマンションでもいいかな」ってくじけて方向転換もしてみたそう。
ここならいいかと思えたマンション。見学を予約をしたそうですが予約時間に10分遅刻してしまい、そのせいか見学ができなかった……(マンションにも縁がないのか)と、とぼとぼと歩いて帰っていたとき何気に見た空き地。「この土地、どうするんだろう?駐車場にでもするのかな?いい場所だけどねぇ」って思いつつ帰宅したら、「いい土地がありましたよ!」と不動産屋さんから電話が!それは、しょんぼりと帰りながら見つけた、まさにあの土地でした!それから話はとんとん拍子に進み(土地もやっぱりご縁のものだわ)と、しみじみ思われたそうです。
 
奮闘その2「足かけ7年モデルハウス巡り」
土地を探しながらモデルハウス巡りも積極的にしていたとのこと。お子様が生後6カ月の頃、ご主人の転勤でシアトルに滞在。現地で開催されていた豪邸のオープンハウスイベントにも参加されたそうです。実際の家を見ることで具体的なアイデアも生まれますし、外国ならではのゴージャスなお家でも光の取り入れ方とか部分的にでも参考になるところが多かったそうです。日本に帰ってからも、家族旅行に行ったついでにその地の住宅展示場にも寄ってみるなど、いろいろな土地のモデルハウスを見てまわったそう。
 
奮闘その3「足かけ7年資料集め」
インテリア雑誌はもちろん全国の設計事務所のHPなどいろいろとチェック!「私はこれが好き」というものをとにかくたくさん集め、「家事動線はこういう感じにしたいな」「収納はこんな感じ」「間取りは…」「キッチンは…」のような大まかなことから「ライトは…」「トイレットペーパーホルダーは…」など細かいところまで、とにかくなんでもカテゴライズしてファイリング。この作業がとにかく楽しかったそう。
自分の好きを集めると、だんだんと好みが具体化され、設計士さんに伝わりやすかったそうです。今ならSNS上でハッシュタグを使えばカテゴライズした情報収集も簡単にできますね。
 
奮闘その4「住宅メーカーさんの決め手」
資産としてやはり頑丈で長持ちする「安心・安全なお家」が欲しい。その上「人や地球に優しいお家」がいい(彼女とお子様にはひどいアトピーがありました)と選ぶ基準を持たれていましが、やっぱりソフト面(人)が決め手になったそう。窓口になられた方の接客態度や言葉づかいが丁寧だということはもちろん、自社のウリを語る以上に客側の夢をしっかりと傾聴してくれた安心感が、今後の人生においても大切だと感じられたそうです。
 

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