見出し画像

モダンリビング・下田さんの講演(2)

雑誌「モダンリビング」の下田さんのトークセミナーのお話。今回は2回目となります。
下田さんがご自宅をリフォームしたいなと思いつつも仕事に忙殺されているさなか、東日本大震災が発生します。
「”いつか”というものがこない」
現状を目の当たりにし、価値観がガラリと変化。「今の暮らしをもっと大切にしよう」という気持ちが強くなり、思い切って住まいに手を入れることを決められたそうです。
 
まず「暮らしやすい家って何だろう?」と考えたとき、下田さんの場合は「暑くない、寒くない家」そして、海外出張のたびに一つづつ集めたアンティークの家具が合う家だったそう。これを住んでいたマンションで可能にするべく、リノベーションを依頼されました。
 
リフォームと違ってリノベーションとは内装全て取り払うことですが、取り払われて初めて「断熱材が全くなかった!」ことに気付かれたそうです。自分が求める”暮らしやすい家”にするために断熱材を入れ、床暖房にし、長いベランダ側の一面にはめ込まれている窓ガラスを真空ペアガラスに変えたそうです。
 
どれもお高い!予算的に厳しいものもあったそうですが、「後から絶対できないものにお金をかけよう」とこちらを最優先されたそうです。そのおかげで、今では自宅に帰ると冬も夏も心地よい空気感。(以前の不快感はなんだったんだろう。どうしてもっと早くしなかったんだろう…)と後悔するくらい快適さ!光熱費がビックリするくらい抑えられていることからしても、今までの暮らしが不自然だったと思われたとか。
 
予算がオーバーした分、どこかで予算をセーブしたい。設計事務所との意思疎通や連携がうまくいき、棚や壁、キッチンは大工さんの造作、インテリアもアンティーク家具に合わせた古材を使用するなど、上手に対応してもらえたそうです。
 
また、点在していたエアコン室外機も一か所にまとめられたことにより長年利用できなかったベランダが有効活用できたことも大きな収穫!家庭菜園に挑戦し、とれたてハーブを使用した料理を自宅で楽しむ時間も生まれたそうです。グリーンが溢れるベランダでゆったりとお茶を飲んだり、仕事の構想を練ったり……豊かな時間が生まれたことはリノベーション最大の功績ではないでしょうか。


下田さんの講演会の様子
 

次回の記事はこちら