ぽん

ほそぼそと小説とかエッセイとか書いてます。 毎日死なずになんとか命を繋いでいる人たち…

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ほそぼそと小説とかエッセイとか書いてます。 毎日死なずになんとか命を繋いでいる人たち全てにリスペクト。 生きていきましょう。

最近の記事

新人パパの憂鬱。出来る、出来ないの差はなにか。

自分が出来るのに、相手ができないことがある。 なんでこんなことがでにないの、私が出来るんだからあなたも出来るでしょ。そう思うことはよくある。どこの会社でも起こることじゃないだろうか。 aが普通に出来ることがbは出来ない。これはなんで起こるんだろう。この現象は家庭でもよく見ることができる。母親が赤ちゃんをあやしたり、オムツ替えをササッとするのに対し、父親はオロオロしたり、どうすればいいんだろうとうろたえる事がある。その光景を見て母親はなにやってるの!さっき言ったでしょ!と父親

    • 雨音

      雨の音。しとしと降る雨。ドッとビシャリと降る雨。同じ雨でも見せる顔は全く違う。 雨が降った時に自分の気持ちを鏡のように知ることができる。イライラしてる?穏やかな気持ち?今日の出来事?現在進行形の自分自身? 雨と対話して自分を再認識する。あぁ、今の自分ってこういう状態なんだと教えてくれる。 自然は鏡のように自分自身を気付かせてくれる。わずかな気配かもしれない。ぼんやりとした姿かもしれない。けど見つめてみると見えてくる。 雨に語り掛ける。自分を見る。そして自分を知る。語り

      • 嫌われたくない女たち

        嫌われたくなくて、わがままも言わず、自分を殺して、都合の良い女になってしまう。そんな自分が惨めになって、さらに自分を責めて殺し続ける。 いつか報われるかもと見えない希望にすがりつき、自分を殺し続ける。 相手の都合なんて知るか!自分の声を聞け!殺し続けている涙を受け止めろ!自分を抱きしめて愛するんだ!わがままで良い! 自分を信じて素直にぶつけろ!気持ちの殴り合いの先に真の理解がある。負けるな、負けるな!お前は素敵なんだから。

        • なんとなくやってしまうこと。

          だらだらスマホを見てしまう。TwitterをインスタをSNSを見てしまう。何かを求めて見てるわけじゃない。何かを探して見ているんじゃない。ただ何となく見ているだけ。 怒涛のように更新されていく画面を見ててもほとんど頭に残らないし、感情も動かない文字が過ぎていくだけ。 そんな中にキラリ光るものがたまに、ほんとたまに出てくる。それが嬉しくてまた見てしまう。まるでパチンコのようだ。あの時の当たりの喜びを。また当たるかもしれない、また出会えるかもしれない。そう思ってズルズルと。

        新人パパの憂鬱。出来る、出来ないの差はなにか。

          仁王立ちの女

          渋谷を車に乗って仕事で走っていると信号がある交差点で険しく、正面を鋭い眼光で睨みつけている女性がいた。 全身から怒りをあらわにし、歩道から道路に乗り出し、車が来ようが関係なく、腕を組み、仁王像の如く睨みつけて立っていた。ただ事じゃない。 渋谷は面白い街です。いろんな人がいる。異世界のようだ。 面白いなぁと思いながら通り過ぎ、一つ仕事を終え、車に戻ると目の前に彼女が立っていた。初めに見たところから少し歩いたところで歩道から道路を横断し、スタスタとビルの合間を抜けて消えてい

          仁王立ちの女

          自分のいる場所

          雑音と喧騒の中。自分がいる場所はどこだろうと悩むことがある。 目の前で流れて行っている世界、周りの人と自分は違う時間を生きているんじゃないかと思ってしまう。 すごいスピードで何かを行っている人々。自分はどうだろう。 何かを行い、何かを成している人々。自分はどうだろう。 自分は何をやってるんだろう。何を成したんだろう。 そんなことを考えながらスクランブル交差点を行き交う人々を今日も見ている。 忙しそうだ。何かに追われているように足早に歩き去る人々。 みんな必死そう

          自分のいる場所

          憧れの街「TOKYO」

          俺は東京に憧れていた。ずっと、ずっと。 なんでもある街。夢と欲望が渦巻く煌びやかな街。 日本の最先端が集う街。冷たそうだけど懐の深い街。 狭そうだけど街ごとに色が違う凝縮された街。 汚そうだけど綺麗な街。 東京を目指すというのは一つのステータスとように感じていた。 30歳を超えて、初めて東京に出てきて、東京で仕事をして。 東京を巡って、東京で遊んで、東京を散策して。 憧れていた街の景色は確かにそこにあって、面白くて。 だけどあの時のワクワクは、切望していた想

          憧れの街「TOKYO」

          持て余す午後

          待ち時間についついスマホを触ってしまう。 届ける荷物を待ちながらボーッとしてると気がつけばスマホを触っていた。なにをするわけでもなく画面をスクロールしている。 待っている場所が電波が入らないのでただの光板と化しているそれをただ無表情で触っているだけ。 なにしてんだか。 そう思っていてもつい触っていてしまう。 仕舞いにはこの日記を書いている始末だ。それはいい、いいことじゃないか。 人間は暇に弱い生き物だ。日々あくせく働いているのも暇を得るためだというのに。その実、暇を手に入

          持て余す午後

          あるはずの一日

          今日は本当になにもなかった。 いや、しなかったという方が正しい。 少し自分をよく見せようとした気がする。 起きたのも遅かった。前日が37.5度まで熱が上がったということもありしっかりと休もうということで9時半ぐらいまでだらだらと寝ていた。 熱のせいだ。俺のせいということは断じてない。そう思いたい。 そこからだ。 昼飯を食べ、よし、今日は本を2冊読むぞ! 読みたい本も買ったある!これはいけるぞ! 気持ちは昂っていた、鼻息を荒く、ふんふん! よし、読むぞ!さあ、読むぞ!

          あるはずの一日

          幸せのサイゼリア

          幸せのサイゼ 土曜日の昼間。外は9月だというのにジリジリと照りつける太陽が秋の訪れを拒んでいるようだ。 街は新型コロナで人が減っているらしい。たしかに前は人通りが多かったところもその姿を確認することができないぐらいに。 今日のお昼はどうしようかな? 17時から散髪の予定が入っている。読みたい本もある。予定はいっぱいだ。だがどうだ、家にいても本を読む気が起きない。 本は読みたい、新しい本が新たに2冊届いたが、封を切り、机に並べるばかりで手をつけていない。家だとちょっと面倒

          幸せのサイゼリア

          ハマるということ

          一時期狂ったようにメンチカツを食べていたことがあった。時にはビール、日本酒、冷凍炒飯を。昔を思い返してみるとトッポを冷蔵庫一杯に詰め込んだり、いろんなカツ丼を食べるためだけにバイクを走らせていたこともあった。自分の中でいろんなブームが起こり去っていく。 そういえばあの時あんなにハマっていたのに今は全然そんなこと感じないなぁ。普通に好きだし、たまに無性に食べたくなる。不思議なのはあの湧き上がるような衝動はどこにいったのかということだ。 つけあげてくる衝動、無意識にそれを探そう

          ハマるということ

          酒を飲む日々

          空を見る。曇っている。なんだか心に挟んで使う釣り重りを垂らしたようなちょっとしたけだるさを感じながらいつものスーパーへ通う。 正面から見ると目がちょっと張るような色とりどりな缶が並ぶ酒売り場へ自然と足が向かう。 とくにこれといって飲みたい酒があるわけではない。ただ漠然と足がその空間へと向かっていく。それって…と他人からの嘲笑を背中に感じながら目はそのカラフルな夢の塊へ吸い込まれていく。 これ知らないなぁ。ふと手に取る黄色の缶。よくあるようで見たことがない押しつけがましい

          酒を飲む日々

          魅力的な人になるには?

          最近女友達の恋愛話を聞いていて改めてコミュニケーションの難しさを感じている。 彼女は早く彼氏が欲しい!ということで頻繁に男性と会って交流しているが、もれなくほとんどの男性からその日のうちに体を求められるという。 男性側からすれば女性と会うということは、それすなわちその女性とセックスをすることが目的である。女性にそれをいうと「サイテー」「セックスしか頭にないの?」など罵られることがあると思うが、男の本能なので仕方ない。セックスがしたいのだ。 なので男性はあれやこれやと手段

          魅力的な人になるには?

          Sell me this pen -私にペンを売れ-

          このセリフは2013年に公開された映画「ウルフ・オブ・ウォールマート」でレオナルドディカプリオが演じるジョーダン・ベルフォードのセリフです。 映画は3時間近くある長いものですが、失速感が少なく、飽きることなく見続けられるエネルギーに溢れたものなので時間があればぜひ視聴することをおススメします。 私も映画の中で出てくる「私にペンを売れ」というセリフが出て瞬間、昔のことを思い出しました。 当時働いていた会社の面接で社長から「この時計を彼に売ってみてください」と営業試験を受け

          Sell me this pen -私にペンを売れ-

          酒を飲む日々

          酒は百薬の長という言葉があるが、今では酒は百害あって一利なしだということが科学的に証明されている。科学的にはわかっているが酒を飲むことをやめるつもりは毛頭ない。なぜなら酒が好きだからだ。 酒を飲むならやはり日本酒がいい。よく酒を飲む理由に酔いたいから、テンションを上げたいから、飲みの席が楽しいからとアルコールが入ってからの変化を求めていることがある。それも酒が持つ一つの側面だ。だがせっかく飲むのならその味を楽しんでみるのも悪くない。 日本酒はとても不思議な酒だ。辛口だ、甘

          酒を飲む日々

          酒ブラ~大洗~ 月の井 純米吟醸 彦市

          家で飲む酒もいいが、外で飲む酒はよりうまい。歩きながら飲む酒はさらにうまい。ということで今回は茨城県にある大洗へ。 意気揚々と大洗に来たものの、5月にも入ってないのというのに半袖でも歩けるぐらいの暑さにまずはお風呂へ。 ゆっくり健康館 温泉にスポーツジム、プールに飲食店も入っている複合施設。ということでまずは温泉へ。時間は13時過ぎ、人が少ないだろうと入ったものの人生の先輩方がちらほら。どこの銭湯も同じだが、お昼からお風呂を楽しむ方々は全国にいることを改めて実感させても

          酒ブラ~大洗~ 月の井 純米吟醸 彦市