酒を飲む日々

酒は百薬の長という言葉があるが、今では酒は百害あって一利なしだということが科学的に証明されている。科学的にはわかっているが酒を飲むことをやめるつもりは毛頭ない。なぜなら酒が好きだからだ。

酒を飲むならやはり日本酒がいい。よく酒を飲む理由に酔いたいから、テンションを上げたいから、飲みの席が楽しいからとアルコールが入ってからの変化を求めていることがある。それも酒が持つ一つの側面だ。だがせっかく飲むのならその味を楽しんでみるのも悪くない。

日本酒はとても不思議な酒だ。辛口だ、甘口だ、純米酒だ、大吟醸だ、熱燗だ、冷やだと用語だけでも頭がこんがらがってくる。

日本酒は難しい!と言いたくなる気持ちはよくわかる。だが裏を返せはそれだけ奥深い世界なのだ。種類一つ、飲み方一つ、酒器一つ、それだけで酒の味わいは大きく変わる。同じ酒を飲むにしても熱燗か、冷やかでその味はまったく違うものになる。まるで子供の表情のようにいろんな表情を見てみせてくれる。

私は飲んだことがない日本酒を見つけるとワクワクする。これはどんな味なんだろう、どんな香りなんだろう、どんな風味なんだろうと1本の酒瓶をもってじっとその先に待つ楽しみを思い浮かべている。じっと酒瓶を見ている姿は周りからすると不審に見えているかもしれない。

ぜひ日本酒を飲んだことがない、好きになりたいと思っている方は周りの日本酒好きにおすすめを聞いてみることをお勧めする。日本酒が好きだというやつは常に周りの人を日本酒好きにしたいと思っている人種だ。もちろん、私を含めてね。

これを読んでいる日本酒を楽しみたいと思っている方に間違いない日本酒を紹介するとしたらやはりこれだ。

「十四代 本丸」

いわずと知れた有名日本酒だ。日本酒にこだわりがある店などに比較的置いてある日本酒なので出会いやすい。私が日本酒好きになったのもこの酒だ。一口ふくんだ時、「うまい」とすぐに実感させてくれる。できれば開けたて、あけて日が経っていないものがいい。日本酒は瓶をあけた時から風味が抜け、味が劣化していくからだ。

他にもお勧めしたい日本酒は色々あるが、今回はここまで。

次は何を飲もうか。


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