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成長のタネ(by 本から学んだ大切な教え)

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2023年11月の記事一覧

カンガルー日和を読んで|図書館の話が不気味で面白い

カンガルー日和を読んで|図書館の話が不気味で面白い

村上春樹さんの本をまた一冊読みました。題名は「カンガルー日和」です。
この作品は1983年ごろ書かれたものです。掲載先があまり読者の目に触れらないところ(非売品の冊子)なせいか、かなり自由というか独特な世界観で書かれています。

そんな作品たちを一冊にまとめたのが、このカンガルー日和のようです。

今日は、本書を解説したいと思います。

読書環境はオーディブル/多部未華子さん朗読の作品オーディブル

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「息吹」を読んで|不思議なパラレルワールド物語

「息吹」を読んで|不思議なパラレルワールド物語

著者:平野啓一郎さんの息吹という作品を読みました。オーディブル専用で、紙や電子でもないようです。

オーディブル専用の作品のようです。今日はこちらを解説します。

短編で聴きやすい一冊だいたい通常速度で2時間。倍速で1時間ほどで聞ける短編でした。とても聞きやすい1冊です。

なので、1日の通勤や通学時間で聞けてしまう内容です。人によっては片道で読み切れるちょうど良い量。

現実と空想を行ったり来た

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「何者」を読んで|今どきの就職活動|就活でも頭一つ飛びぬけたいという思い

「何者」を読んで|今どきの就職活動|就活でも頭一つ飛びぬけたいという思い

何者という小説を読んだ。現代の就活を舞台に繰り広げられる物語。

読んでいたら、昔の就活のころを思い出した。今はsnsやメールなどを駆使して行うので、昔とはだいぶ異なるけど、やっていることは同じで心理も同じだなぁということを感じられた。

トップ画像は、AIで作ってみました。すげーのができたな、どえらいことになってます。もっと上達するように作っていきたいと思います。笑

就活の内定をたくさんとると

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「武器になる哲学」を読んで|エッセンスを学ぶことで現代の生き方を教えてくれる

「武器になる哲学」を読んで|エッセンスを学ぶことで現代の生き方を教えてくれる

本書は哲学の総まとめ本です。哲学書から50の気づきを教えてくれます。著者曰く、哲学書をそのまま読んでもあまり意味はないといいます。つまらないから読むのに挫折してしまうだけではなく、現代と書かれた時代とは時代背景や常識が違うことが多いからだという。

しかし、哲学を学ぶ意味は、そのエッセンスを捉えることで、変化の激しい現代を生きる上で、状況を洞察し、批判的に物事をとらえ真実を見定める一助になるようで

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湊かなえシリーズ「少女」を読んで|

湊かなえシリーズ「少女」を読んで|

「境遇」に引き続き、今回は「少女」を読んでみました。

死を日頃から見たいと思う、由紀と敦子の2人の少女の物語です。
とにかく死に興味があるふたり。他人の死の近い職場やシチュエーションを好むのです。

でも、実はその深層心理は、少し違うところにあるのでした。

オーディオブックはの朗読者は「稲垣吾郎」さん今回の朗読してもらったのは、元スマップの稲垣吾郎さんでした。はきはきとした物言いで、とても聞き

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