イシヤク | 医師向け無料薬剤比較アプリ

現役医師が開発した医師向け薬剤比較アプリ「#イシヤク」の運営アカウントです。専門医によ…

イシヤク | 医師向け無料薬剤比較アプリ

現役医師が開発した医師向け薬剤比較アプリ「#イシヤク」の運営アカウントです。専門医による記事や学会のまとめスライドを掲載・医学情報の整理に役立つ情報の発信をしています。 https://www.ishiyaku.site

マガジン

  • 医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」ニュース

    医師向け薬剤比較アプリ・イシヤクからのお知らせです。機能のアップデートやその詳細、その他ニュースについて発信していきます。

記事一覧

【アップデート情報】v1.19.0リリース

アップデート概要・スライドを一覧表示できるようにしました。 ↳スライド詳細画面でスライド画像を一覧表示するように変更しました。 改善点・スライド詳細画面でスライ…

【アップデート情報】v1.22.0リリース

アップデート概要⑴スライド詳細ページ スライド画像化対応 ↳旧スライドに関しては今まで通り表示し、画像が設定されているスライドに関しては画像を表示するように対応。…

アップデート情報:v1.16.0リリース

アップデート概要⑴アプリトップ画面を改修しました。 ⑵お気に入りトップ画面が使えるようになりました。 ⑶そのほか、軽微な修正を行いました。 アップデート内容詳細⑴…

アップデート情報:v1.15.0リリース

いつもイシヤクをご利用いただきありがとうございます。 イシヤク事務局です。 今回、v1.15.0のアップデートを行い、以下の機能の追加・改修を行いました。 ・「新コメン…

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症はANCA陰性とANCA陽性で違いはあるの?

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)は、著明な好酸球増多を呈し、組織への好酸球浸潤や壊死性血管炎をきたす疾患です…

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【難しい化学の話ありません】CHDFについてちょっと教えて

持続的血液濾過透析(Continuous hemodiafiltration:CHDF)は、集中治療室(ICU)で日常的に用いられる治療です。しかし、研修医や学生、コメディカルから「CHDFって難し…

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妊娠線の予防に保湿クリームなどは本当に効果があるの?

妊娠線予防クリームの製品や広告を見たことはありませんか?妊娠線はずっと残るため、好ましくないと思う方もいますよね。 妊娠線の予防や治療としてさまざまな方法がおこ…

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治らない“肺炎”? -粘液産生性浸潤性肺腺癌-

粘液産生性浸潤性肺腺癌(invasive mucinous adenocarcinoma:IMA)という疾患をご存じですか?IMAは細菌性肺炎に類似した画像を呈する肺癌の一種で、経気道的な転移を起こ…

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術後再発症例におけるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬のリアルワールドデータ

要約Miyata Rらは、完全切除されたEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の術後再発に対して、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬が投与された症例の長期成績に関する多施設共同後ろ向き…

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pN2非小細胞肺がんに術後放射線治療(PORT)は有用か?

要約Cecileらは、術後pN2と診断された非小細胞がん手術例にPORTをおこなう群、おこなわない群で第Ⅲ相ランダム化比較試験を実施した(LungART/IFCT0503)。 その結果PORT…

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肺がん術後補助化学療法としてのペムブロリズマブは予後を改善するか?

要約 Brienらは、完全切除されたIB-IIIA期の非小細胞肺癌に対するアジュバント療法としてペムブロリズマブ(キイトルーダ®)を用いた試験治療群と、プラセボ群とを比較検…

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ステージ3Aの非小細胞肺癌における術後補助化学療法としてのエルロチニブの可能性

要約Yue Dらは、完全切除されたEGFR遺伝子変異陽性のステージ3Aの非小細胞肺癌を対象に、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬「エルロチニブ」(商品名:タルセバ)の有効性に関す…

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【書き起こし】イシヤク肺がん徹底討論シリーズ第1弾 術後オシメの実際のところ

キュート先生 こんばんは。それでは定刻となりましたので、イシヤク肺がん徹底討論を始めたいと思います。私は、日本鋼管病院呼吸器内科の田中希宇人と申します。よろしく…

【KRYSTAL-1】 KRAS遺伝子G12C変異陽性肺癌に対するアダグラシブ

肺癌領域でも分子標的薬の開発が日々進んでいます。近年まで研究/開発が困難とされてきたKRAS変異に対しても治療薬が登場してきました。 2013年にKRAS遺伝子G12C-GDP複合…

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研修医・専攻医のための医学英語 基礎編4:動詞・助動詞のポイント

医学英語を身につければ、仕事の場は世界に広がります。研修医と専攻医の先生には、医学英語をしっかり学んでいただきたいものです。 これまでの3回では、医学英語の略語…

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シェーグレン症候群は血清陰性と血清陽性で違いはあるの?リウマチ専門医が解説!

シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺で自己免疫性の炎症がおこり、ドライアイやドライマウスをきたす疾患です。腺分泌障害だけでなく、肺や腎臓、皮膚も侵しうる全身性疾患…

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【アップデート情報】v1.19.0リリース

【アップデート情報】v1.19.0リリース

アップデート概要・スライドを一覧表示できるようにしました。
↳スライド詳細画面でスライド画像を一覧表示するように変更しました。

改善点・スライド詳細画面でスライド画像を一覧表示するように変更しました。(更新前画像2→更新後画像1)
・スライドを読み込む際の遅延の解消(画像3)

運用ムービー

【アップデート情報】v1.22.0リリース

【アップデート情報】v1.22.0リリース

アップデート概要⑴スライド詳細ページ スライド画像化対応
↳旧スライドに関しては今まで通り表示し、画像が設定されているスライドに関しては画像を表示するように対応。

デザインイメージ<smartphone>

<PC>

アップデート情報:v1.16.0リリース

アップデート情報:v1.16.0リリース

アップデート概要⑴アプリトップ画面を改修しました。
⑵お気に入りトップ画面が使えるようになりました。
⑶そのほか、軽微な修正を行いました。

アップデート内容詳細⑴アプリトップ画面を改修しました。
↳ホーム画面内に薬剤・薬効タブを追加

↳肺がん画面内に、薬剤・薬効タブを追加

⑵お気に入りトップ画面が使えるようになりました。
↳お気に入りタブの追加

以上が今回のアップデートの詳細になります。

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アップデート情報:v1.15.0リリース

アップデート情報:v1.15.0リリース

いつもイシヤクをご利用いただきありがとうございます。
イシヤク事務局です。

今回、v1.15.0のアップデートを行い、以下の機能の追加・改修を行いました。

・「新コメント機能」
 ↳薬剤詳細画面のコメント機能を刷新

・「フォントサイズ調整」を追加いたしました。
 ↳フォントサイズを12pxに(肺がんラベルのみ10px)
 ↳肺がんラベルのデザイン変更

・専門医コメントからマイページに遷移/

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好酸球性多発血管炎性肉芽腫症はANCA陰性とANCA陽性で違いはあるの?

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)は、著明な好酸球増多を呈し、組織への好酸球浸潤や壊死性血管炎をきたす疾患です。またEGPAは、抗好中球細胞質抗体(antineutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎に含まれます。気管支喘息などアレルギー性疾患が先行したあとに、

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【難しい化学の話ありません】CHDFについてちょっと教えて

持続的血液濾過透析(Continuous hemodiafiltration:CHDF)は、集中治療室(ICU)で日常的に用いられる治療です。しかし、研修医や学生、コメディカルから「CHDFって難しい」という意見を耳にします。

CHDFはゆっくりと(持続的に)、血液透析と濾過をおこなう機構であり、文字通りのシステムです。勉強をはじめると「拡散」や「分子」など、難しい言葉ばかりでげんなりしてしまう

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妊娠線の予防に保湿クリームなどは本当に効果があるの?

妊娠線予防クリームの製品や広告を見たことはありませんか?妊娠線はずっと残るため、好ましくないと思う方もいますよね。

妊娠線の予防や治療としてさまざまな方法がおこなわれていますが、実際に効果はあるのでしょうか?今回は妊娠線の危険因子や予防、治療について解説します。

皮膚線条は、機械的ストレスやホルモンなど多因子性と考えられている下腹部や大腿部にできるわずかに陥凹した線状の皮膚萎縮のことを、伸展性

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治らない“肺炎”? -粘液産生性浸潤性肺腺癌-

粘液産生性浸潤性肺腺癌(invasive mucinous adenocarcinoma:IMA)という疾患をご存じですか?IMAは細菌性肺炎に類似した画像を呈する肺癌の一種で、経気道的な転移を起こしやすく、予後不良な疾患です。また、2022年1月に初の治療薬が登場し、話題となっているKRAS遺伝子を有する頻度が高いことも特徴のひとつです。

本記事では今後さらに注目度が高まる肺癌、IMAについて

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術後再発症例におけるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬のリアルワールドデータ

要約Miyata Rらは、完全切除されたEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の術後再発に対して、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬が投与された症例の長期成績に関する多施設共同後ろ向き研究を実施。術後再発からの無増悪生存期間の中央値は26.1ヶ月、全生存期間の中央値は55.4ヶ月であった。多変量解析の結果、Exon 21 L858R変異と無再発期間(初回手術から再発までの期間)が、無増悪生存期間と関連する

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pN2非小細胞肺がんに術後放射線治療(PORT)は有用か?

要約Cecileらは、術後pN2と診断された非小細胞がん手術例にPORTをおこなう群、おこなわない群で第Ⅲ相ランダム化比較試験を実施した(LungART/IFCT0503)。

その結果PORTは統計学的に有意に3年無病生存率を延長しなかった。本研究はLancet Oncology誌に2022年に発表された。

背景pN2非小細胞肺がんに対するPORTは肯定、否定それぞれの試験があるが、1990年

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肺がん術後補助化学療法としてのペムブロリズマブは予後を改善するか?

要約

Brienらは、完全切除されたIB-IIIA期の非小細胞肺癌に対するアジュバント療法としてペムブロリズマブ(キイトルーダ®)を用いた試験治療群と、プラセボ群とを比較検証する第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験を実施した(PEARLS/KEYNOTE-091)。

その結果「ペムブロリズマブ群」は「プラセボ群」と比較して、統計学的に有意に無病生存期間を延長した。本研究はLancet-oncolo

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ステージ3Aの非小細胞肺癌における術後補助化学療法としてのエルロチニブの可能性

要約Yue Dらは、完全切除されたEGFR遺伝子変異陽性のステージ3Aの非小細胞肺癌を対象に、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬「エルロチニブ」(商品名:タルセバ)の有効性に関する第II相ランダム化比較試験を実施(EVAN試験)。

その結果、術後補助化学療法のエルロチニブは、殺細胞性抗癌剤を投与されたコントロール群と比較して、統計学的に有意に無病生存期間と全生存期間を延長した。本論文は、EVAN試験

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【書き起こし】イシヤク肺がん徹底討論シリーズ第1弾 術後オシメの実際のところ

キュート先生
こんばんは。それでは定刻となりましたので、イシヤク肺がん徹底討論を始めたいと思います。私は、日本鋼管病院呼吸器内科の田中希宇人と申します。よろしくお願いします。SNS上ではキュート先生の名前で医療情報発信を行っています。本日は、イシヤク肺癌徹底討論のシリーズ第1弾として、「COIなし 術後オシメ 実際のところ」というテーマでリアルなお話を内科、外科の先生たちにお話を伺っていきたいと

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【KRYSTAL-1】 KRAS遺伝子G12C変異陽性肺癌に対するアダグラシブ

肺癌領域でも分子標的薬の開発が日々進んでいます。近年まで研究/開発が困難とされてきたKRAS変異に対しても治療薬が登場してきました。

2013年にKRAS遺伝子G12C-GDP複合体にスイッチIIポケットと呼ばれる部位が特定されたことでKRAS遺伝子G12Cに対する特異的阻害薬の研究が進みました。

2020年にKRAS遺伝子G12C変異陽性の固形癌に対するソトラシブの効果や安全性が検証された第

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研修医・専攻医のための医学英語 基礎編4:動詞・助動詞のポイント

医学英語を身につければ、仕事の場は世界に広がります。研修医と専攻医の先生には、医学英語をしっかり学んでいただきたいものです。

これまでの3回では、医学英語の略語、アクセント、そして発音のコツについてお話をさせていただきました。今回は基礎編の第4回として、動詞と助動詞のポイントをお伝えします。動詞と助動詞は英文の核を成す最も重要な品詞であるため、習得に力を注いでください。

ほとんどの医療会話はシ

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シェーグレン症候群は血清陰性と血清陽性で違いはあるの?リウマチ専門医が解説!

シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺で自己免疫性の炎症がおこり、ドライアイやドライマウスをきたす疾患です。腺分泌障害だけでなく、肺や腎臓、皮膚も侵しうる全身性疾患です。

シェーグレン症候群の診断に用いる分類基準には、自己抗体検査として抗SS-A抗体、抗SS-B抗体が組み込まれています。しかしながら、一部のシェーグレン症候群では、抗SS-A抗体も抗SS-B抗体も陰性の血清陰性シェーグレン症候群が存在

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