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組織づくりについてのエッセイ

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組織づくりと人材育成とDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)について書いた記事をまとめています。
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#私の仕事

リーダーやマネージャーや人事にとって、「問い」を考えることは大切だと思う

リーダーやマネージャーや人事にとって、「問い」を考えることは大切だと思う

僕はロジカルシンキングに苦手意識がありました。
元々は、「あーそれいいね、やってみようか」とすぐに言いたいタイプです。
もちろん、それで済ませられる場面ばかりではありませんので、大学時代の恩師とか、大学院時代の恩師とか、新卒で入った会社の先輩方に随分と鍛えられました。
そのおかげで少しばかりはマシになった、はずです。

ところで、「考える」という行為には、その前段に「問う」という行為があります。

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僕たちは、しばしば誤って物事を見ている(かもしれない)という話

前々回の記事で、物事や人のことを「どのように見るか」ということを書きました。
僕たちは仕事を含む日々の生活で、それこそ、一日の中で何千回と(数えたことはありませんが)、大小さまざま何らかの判断をして生きています。
だけれども、振り返って思うのは、そうして下した自身の判断について省みることは、すごく意識をしていないと、なかなかできないことなのだと思います。

やっかいな人?仮に、部内で新しい取り組み

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「本当のところ、一体何が起こっているのだろうか?」は大切だ、の話

僕が、管理職として初めてある程度の規模(10名弱)のチームを率いることになったのは、もう10年以上も前のことになります。
それまでも、数名のチームリーダーを任されたり、管理職として2〜3名のチームを率いた経験はありました。
ですから、チームをマネジメントするということについては比較的自信を持っていたような気がします。

ただこの時は、着任して間もなく、その仕事を引き受けたことを後悔しました。
僕自

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世界はどう見えるのか、いや、世界をどう見たいのか

世界はどう見えるのか、いや、世界をどう見たいのか

これまで記事を3回書いてみて気付いたことは、やっぱり僕は文学的に物事を理解する(理解したつもりになる)方が好きかもしれないということです。

思い返してみると、子供の頃から読んだり書いたりするのは好きだったような気がします。
小学校の夏休みの宿題で、その当時お気に入りだった推理小説のアイデアを参考にして(パクったとは言いません)、原稿用紙に小説を書いて提出したことがありました。
先生や両親から特に

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「凸凹」と「組み合わせ」と、人材育成とチームづくり

昨日近所を散歩していたら、気持ち良さそうに風にそよぐ鯉のぼりを見かけました。
鯉のぼりを見ると、小さい頃におじいちゃん(&おばあちゃん)と一緒に暮らした日々の断片を思い出します。
僕は、子供ながらに、おじいちゃんのなかに自由な気風とユーモアを感じていたと思いますし、おじいちゃんとの生活のなかで見聞きしたことのいくつかが、今の僕にも影響を与えていると感じます。
そのことについては、いつか書いてみたい

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凸凹のプログラマーたちと、「こんな時は、冷たいモノの方がいいですよね」の思い出

前回の記事で、入社3年目くらいの頃のプロジェクトについて触れました。
そのおかげでプロジェクトの戦友である先輩や同期と久しぶりにやり取りすることができたり、思いのほか読んでくださった方々がいたりと、とても励みになりました。
どうも現在はそういった面影があまりないようなのですが、小学生の頃はお調子者の傾向があったので、今回もあっさりと調子に乗って、2回目の記事を書いてみることにしました。

凸凹のプ

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