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『ぜんぶすてれば』~中野善壽著~

寺田倉庫の元社長である中野善壽氏の著書である。

天王洲アイルを殺風景な風景から、
おしゃれスポットに変えた
寺田倉庫ということで、
恥ずかしながら、社長の存在は知らなかったのだが、
一風変わった考え方の持ち主であり、本書を
あっという間に読み終えてしまった。

今日がすべて

「今日がすべて」

この言葉が、中野さんのキーワードであると思う。

極力モノを持たない。
死ぬ直前の十秒が幸せならそれでいい。
ノープランで行動
因果応報(将来を作るのは今日の自分)

これらが、中野さんの特徴であるが、
過去にとらわれず、未来に揺さぶられず、
今日に集中して精一杯楽しむ。

明日死ぬかもしれないから、
今日できることは、今すぐやる。

稼いだお金も、寄付とアートに使い、
持ち家も持たず、服も最低限しか持たない。

こんな風に人生を歩めたら、
良いだろうなと思う人。

私のように家族があり、家を所有し、
それを言い訳に、好き勝手できないようなのとは
正反対です。

なぜ、今を生きれないのか

しかし、「今日がすべて」なんて、
ある意味、いい加減なことではないのか?

自分には未来があるし、
そのためにお金もいる。

家族の未来だってある。

と感じるけど、

「今を楽しく生きればいいや」というのとは、
「今日がすべて」は違うんですよね。

毎日を「今日がすべて」と思って生きるのは、
常に自分がやりたいことをやる、
と思って生きられるかなんですよね。

そのために、自分を縛る余計なものも持たないし、
ぱっと会社を辞めたり、海外に出たりできるのです。

そんなに普通は
割り切ってなかなか行動できませんよ。

憧れの生き方であると思います。

ただみんなそう簡単に、行動できないので、
憧れなんですよね。

過去にそして未来に縛られ、
生きていくことが通常です。

めちゃくちゃストレスな人生

中野さんの人生は、普通の人がやったら、
多分ストレス満載ですよね。

このタイトルのように、
どんどん捨てるんですよ。

安定も、執着も、慣れも、人付き合いも、
全部捨てるのです。

そして、なんでも興味をもったら実行する。
更に凄いのは、そうやって取り組んだものも、
ダメだと思ったら、すぱっとやめるのです。

シンガポールに移住しようと思って
乗った飛行機が台湾経由で、
1時間半ほど台北に降り立った時、
「ここでもいいや」と
そのまま住み着いてしまうようなことは、
私にはできませんね。

こんな人います?

成功者って破天荒エピソードがいっぱい

成功するっていうことは、人と違うことを
しなければ成功しませんよね。

何をもって、成功かという論点もあるけど。

確かに、マネは出来なくはない。

しかし、その局面でその判断は自分では
絶対に出来ないなと
いうエピソードがいっぱい。

失敗もいろいろしているのでしょう。

通常なら歩まなくても良い道を選び、
派手に失敗し、
それを繰り返し、
成功するまでやる。

そして、それを努力とか大変なこととは思わない
そんな人が、成功するのかな、って考えさせられました。

それが

「今日がすべて」

ということなんでしょうね。

とりあえず、クロゼットの中の何年も来ていない服を
処分しだしたのは私だけでは無いはずです。。。

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