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ぬかるみの道を、どう歩くか。



前回のお話はこちらです





【舗装されている道を歩く】

【泥と水でぬかるんでいる道を歩く】

どちらとも、同じ「歩くこと」でも
そこに消費されるエネルギーや労力は格段に異なり
そこに使用する時間や速度も大幅に異なる。

そして、後者は高度な技術が要される。


これは、ただの道の話ではなく
ビジネスの世界でも同じことが言えると思う。


私は今
ぬかるみの道を歩いている。



1歩を踏み出すことが、
1歩どころか、1センチ前へ進むこと自体がが非常に難しい。

変化に対して生まれる抵抗力・摩擦力の強さが
想像を上回る状況であり
医療業界に転職をして大変驚いたことの1つでした。

1つの物の置き場所を決めるのにも
さまざまなスタッフや医師の意見を聞き
なるべく摩擦が生まれにくい答えを生み出し、提案を行い
実行していかなければならない。

言葉だけで表すと【物の位置を変える】
それ以上もそれ以下もない。

しかしそこには、表面に決して現れることのない
多大な労力や負荷が隠れている。

答えは目の前にあるのに、そこにたどり着く道のりも分かっているのに
最短距離で向かうことができない。
【あえて遠回り】をしなければならない。




現状バイアスという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

変化を避けて現状維持を求める現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない心理傾向です。

損失や失敗を回避したい。
デフォルトから変更したくない。

そんな文化が根付いているところから
変化を可能にするためには、どうすればよいのか。


GoogleやYahoo!知恵袋に聞いてみても
答えを教えてはくれません。

ぬかるみに足を取られながらも、前へ進み、道を開拓していく。
それしか方法はありません。



そのぬかるみに、自らが溺れないように。



医療法人takk
糖尿病・甲状腺 上西内科
ito


たいせつなお時間を割いていただき
お読みくださり、ありがとうございました☻