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R4.9.13八幡西生涯学習総合センター主催の
『ボランティア養成講座』を担当させていただきました。

ボランティアそのものについてがテーマとなる講座は初めての経験で、とてもぼく自身が勉強になりました。
少しだけ振り返りとまとめをしておこうと思います。


講座前にあれこれ考えて、この記事で、考察を書いています。
色んなことを、改めて考え直しました。


講座の構成にあたり、どのような内容にしようかなと考えるなかで、
いつものごとく、
ぼくからの考えを一方的に押し付けるのではなく、
皆さんの気持ちや経験に宿ったヒントを引き出すような講座内容にしたいなと思いました。

基本的なプレースタイルは、
色んな議題や論点を提示しつつ、皆さんで話し合っていただくのですが、
先に、この講座の結論を示すことにしました。

だんだんと盛り上がっていって、結論がバーン!と出てくるのが一番カッコイイんですけどねっ!(笑)

冒頭5分で結論を言いました(笑)

色んな定義があると思うのですが、
ボランティアとは?
と問われれば、こういうことなんだろうと思います。

ここを皆さんと共感し、
最初の結論、最後にもここに立ち返る結論、
というような構成にいたしました。

何だか学問チックだし、
「初めまして」でご一緒した皆さんは、経験も視線もバラバラななかで、
とても難しい論点だったと思うのですが、
少しずつ会話を膨らませていっていただきました。

この話題に通じるような自己紹介ゲームからスタートし、
ぼくの活動事例をいくつか紹介して、ご自身のボランティア活動や印象などを話し合ってもらいました。

その後、こんなボランティア活動は良い?悪い?というような事例を10通りぐらい出して、より具体的に、着眼点を明確にしていきました。

これらは、『活動内容』ではなく、
ボランティア活動に対する、『関わり方』や『組み立て方』に注目したものです。

例えばこんな感じで、10パターンを。

ボランティア活動に対する関わり方や大切にしたい観点などを、ぼくのなかで多く生み出すことができました。

また、改めて、自分自身が注意したいことも見つめなおすことができました。

抽象的な話題ではありましたが、
少しずつ事例を含めて具体的にお話しました。
おそらく、受講者の皆さんの頭の中で、自分なりのものに変換して考えていただいたと思います。

ぼくが例を示した後に、皆さんで感じたことを話し合っていただきました。


今回のぼくへの講座依頼のメインは『協働』について。

やはり、ここをしっかりとおさえておかねばなりません。

協働は、協力やお手伝いとは違います。
もっと奥深いものです。
でも、きっと、同じ線上にはあるのだろうと思います。

これまた最初に、このようなスライドで結論付けました。

冒頭で結論を示した『ボランティアとは?』と、同じ内容です。

協働についても全く同じで、
目的をもって、自主的・主体的な活動や想いをもって、協働が成り立つのだろうと思います。

これも、
事例や着眼点をいくつか示して、
微妙に違うニュアンスをひとつひとつお話していきました。

たしかにちょっと違うよね!っていう皆さんのリアクションに、とても手応えを感じました。

ここで感じたことは、
『協働』について、もっともっと、こうした講座を実施していきたいなということです。

協働はとても大きな成果を生みます。
ちょっとした違いで、できたりできなかったりします。

何かを実施する際の主催者側、
何かを「手伝いたい」協力者側。

協働になればなるほど、大きな渦を産み出していきます。

市民活動、社会教育、地域づくりの講座をちょくちょく担当させていただきますが、この内容に踏み込んだ講座をもっとつくっていきたいですね。

以前に書いた、『協働のメリット』の記事です。
図解を含めてアウトプットできたので、我ながら、よく書けたなと思います。参考まで。



この講座を経て、各地のボランティア活動に巣立っていく皆さんです。
(実際には、皆さんの話し合いに耳を澄ませると、既に様々のボランティア活動をされている人が多かったです)

今後のボランティア活動で『大切にしたい』ポイントや心構えを一言だけ宣伝してもらいました!

皆さんお一人お一人の書かれた言葉を見ると、
それぞれに受け取った観点が違いますし、
これからの意気込みや姿勢を感じることができました。

冒頭の、
目的をもって、主体的に、自分らしく活動してほしいというぼくの願いは皆さんにもしっかりと根付いているように感じました。


『ボランティア養成講座』という、恐れ多い講座を担当させていただきました。
ぼく自身が改めて深く学ぶ機会となりました。
とても感謝しています。

受講の皆さんと集合写真~☆

難しい論点の講座ではありましたが、
「楽しかった~」と言って帰っていかれる方が多かったそうです。とても嬉しいです!

あと、面白かったところで、
講座のなかで、ぼくから・・・
「『協働』では、関わっているだけでお客さんはダメ。
例えばこうした講座に参加して、終了後、さ~っと帰ったらお客さんでしょ。
自分のための自分の学びの場に参加したということは、片付けも自分から参画すると、より踏み込み方が違いますよね。」
ってお話していました。

講座終了後は、皆さん、片付けに当たってくださって、あっという間に、元通りのスクール形式になりました。
うん!うん!良い感じ!!



今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>



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