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とても指が重い。
書きたくもないが、書く。

昨日、断じて起こってはいけないことが起きた。
どんな思想や心情があろうとも、暴力による表現はあってはならない。
この国の平和を脅かすこと。
模倣するヤツが現れないことを祈るばかり。

政治的な主張や、この件に関してとやかく言うつもりはありません。

ただ、この事件を受け、
力不足・勉強不足であるが、ぼくが学んできたことをアウトプットしたい。


冒頭の写真は、Tome館長|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


①犯罪原因論とは

このような事件があり、真っ先に注目されるのは、
「なぜ?」
「何が動機?」

ということ。

もし、動機が解明できたとて、亡くなった人が返ってくるわけではない。
もちろん、潜在した再発防止には重要なことではありますが。

理解しがたい様々な事件が起きる度に
その容疑者の心のうちの詮索が始まる。

それが分かったとてどうにもならない。
それを知ったとて、被害が収まるわけではない。


②犯罪機会論

一方で、こうした事件や犯罪を犯す機会を無くしていくというのが、『犯罪機会論』です。

心のうちは、「知るか」という範疇です。
犯罪を未然に防ぐにはここではなく、犯罪が起きない環境を整えることです。

今回の警備体制については、とやかくは言えませんが、
いわゆる「警備員がいる」とか、「監視カメラがある」、「人の眼がある」というのは、そうした機会を無くしていくことになります。


③自分や家族を守るため

どんな感情を持っているヤツがいるか分かりません。
事件や犯罪に遭わないためにも、
その原因ではなく、機会を摘み取っていくことです。

自分や家族を守るためにも、そうした視点をもっておくのが大切と学びました。

例えば、
「見えにくくて、入りやすい」ところでは犯罪が起きやすいと言います。
逆に「見えやすい」ところは比較的安全と言えます。

家の周りを塀で囲んでしまうより、見通しのあるネットの方が空き巣に入られにくいですよね。

冒頭の写真のとおり、暗いところもまさにそうですよね。
それから、死角ですね。誰からも見えないところ。誰も通らないところ。

道路や公園や、よく居る場所、よく通るところは、今一度、そうした視点で見てみてほしいです。


④割れ窓理論・落書き理論

犯罪の温床になるような場所があると言われています。

窓ガラスが割れている場所は、どんどん荒れていきます。

落書きがあるような場所は、そうした空気が集まります。

ゴミがポイ捨てされているところには、次のゴミが捨てられます。

そうした悪い”気”を増やさない、起こさないためには、芽を摘んでいくことが大切と言われています。


⑤社会の中での犯罪機会論

今回のように、人の眼なんて気にしない。もろともせず犯罪を起こす。テロとも言えるかもしれません。

犯罪機会論なんて通じません。

政局のライバルやコメンテーターが発言しています。
「許さない」と。

これはどういう意味をもつのでしょう。
容疑者に向けての言葉なのでしょうか。

もちろんぼくにも似たような怒りの感情はあります。
許さないとも思います。

それは、容疑者に向けての感情ではなく、
社会のなかでこうした機会を無くしていくということ。

こうしたことを受けて、より一層、危機意識をもつことも大切でしょう。

その場で対応していくべきことももっとあるでしょう。

でも、、、

何だか心によぎるのは、

機会を無くすことを詰めていけば、原因を無くすことに向かっていくということ。

これまでの文脈から反転してしまいますね、
理想論でしかないのですが。。

社会のなかで、そうした思想や闇を抱える人が少しでもいなくなるように。
できることがあるんじゃないかなと思います。

孤独や辛さや憎しみを抱えている人の心を和らげることができるんじゃないか。。。

理想論でしかないです。スイマセン。


でも、子どものときに、先生や親や大人たちに習い、実践していましたよね。
誰とも遊べていない人には声をかけてやって。
得意じゃない苦手な人には特に気にかけてあげて。
お休みから登校した人には声をかけてあげて。

上から目線の表現になってしまっていますが、そんな子どもの頃の気持ちを思い返しました。


今日、この話題で、こうした記事を書くことをためらいましたが、
ぼくなりの「許さない」を文字に込め、知る限りをアウトプットしてみました。
理想論だと斬られるかもしれません。
理想は理想として掲げていたいと思います。

色んな気持ちや思想や感情を持っている人がいます。
そんなひとりひとりが、社会全体をつくっていくものと思います。

今日もご覧いただきありがとうございます。

これまでの関連した記事を貼っておきますね。



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