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「子どもの事故防止」のために大切な4つのこと

昨日、小倉南区の子育てふれあいルーム『さざん』で、乳幼児世帯のママ・パパ向けの講座を担当させていただきました。

テーマは、『子どもの危ないっ!に備える~事故の未然防止と緊急対応を学ぼう!』というものでした。
僕自身、それほど偉そうに語れるほどのことはないのですが、子育ての経験も踏まえて話してほしいとのご依頼でした。

こうした内容に終始する講座は初めてだったので、これまでの経験も思い起こしながら準備して、お話させていただきました。後半は参加の皆さんと対話形式の質疑応答で和やかに進んでいきました。
皆さん、がっつり受講後アンケートを書いてくださっていたので、後のご連絡が楽しみですっ。

今回の講座の中では、えっと・・・38項目について、事故事例やその未然防止、応急対応の方法について、ざっくばらんにお話していきました。

その中で、特に参加の皆さんからのご意見やリアクションの多かった4項目について、ご紹介したいと思います。


①命にかかわる!誤飲を防ぐためには!?

飲み込めない食べ物や、おもちゃなんかを口に入れてしまって、呼吸ができずに命にかかわるのはとても恐ろしいですよね。絶対にこれは防ぎたい!

子どもにありがちな、パンや飴などのお話も交えましたが、小さな子だと「おもちゃ」ですね。手に掴めるものなら口に入れたくなる好奇心旺盛な時期がありますよね。

おもちゃの選び方や目を離さないことなどもありますが、何より重要なことは、、、、、、『部屋をキレイにしておく』ことです!!

日常的に散らかっていると、そうした注意が行き届かなくなります。口に入れて喉に詰めたり飲み込んでしまったりしてしまう小さな物が床に落ちてたり、ローテーブルに散乱していないように注意したいですね。

①誤飲を防ぐためには、部屋をキレイにしておきましょう!(がんばろう!(自戒をこめて(笑)))


②肩が抜けた!?

小児にありがちなんですが、ぶらさがったり、腕が伸びていまったり、何かの拍子に、いっさい腕を上げなくなることがまれにあります。

「肩が抜けた!?」と思いがちなんですが、「肘内障(ちゅうないしょう)」といって、『肘(ひじ)』が抜けてることがほとんどだそうです。

病院や整体・整骨院などで見てもらうと、小児あるあるで、すぐに対応していただけます。

雨の日に子どもを連れるのって大変ですよね。 手を繋いで保育園の段差を上がらせようとしたら、同じタイミングで滑ってしまい、パキッ! あれ?肩?ひじ?抜けた!? 肩が抜けたようにも見える"肘内障"で、二日の格闘のすえ、パキッとはめてもらいました。 全く動かさなかった右腕がサラッと上がりました☆

Posted by 入門真生 on Thursday, August 13, 2015

で、肘が抜けないようにする予防策は、『手をひっぱらないこと』です。

例えば、子どもは向こうに行こうとしてるのに「こっちに来なさいっちゃ!」と手をひっぱった拍子に、クリっと筋が違うとこに入ってしまうんですね。(北九州弁で失礼しました)

どうすれば良いかというと、肘から上をひっぱってあげましょう。脇の下と言いますか、上腕ですね。ちからこぶができる肘と脇のあいだをもってあげると良いです。

遊びたくで脱走したり、車なんかが近づいて危ないときとか、とっさにひっぱるシーンは多々あると思います。

②子どもをひっぱるときは、肘から上を持ちましょう!


③打撲!すぐに冷やして!

子どもは転んだり、ぶつかったり、いつもどこかしらをケガしていますよね。

たんこぶになったり、顔に青じみになったりしたらかわいそうですよね。。。(青じみは方言?全国的には通じるのかな?青あざ?青たん?)

子どもがいるご家庭で絶対おすすめは、アイスノンなど、すぐに冷やせるものを冷凍庫に常備しておくことです!

ぶつけたり、打ったりしたときには、すぐに冷やしてください!

「痛かったね~、青じみになるかな~」とか言いながら、「あ~、やっぱり青じみになったや~ん、やっぱり冷やそうか」とかいうことじゃ、もう遅いです。

「すぐに冷やして、青じみになることを防ぐ!」ことが大切です。
とにかくすぐ冷やす!すぐに冷やすことができれば青じみにならずにすむことも多いです。

③打撲したら、すぐに冷やす!そのために冷凍庫に常備!


④ご近所さんにあいさつを

子どもに関する様々な事件があったりして、怖い世の中ですよね。
知らない人には声をかけられても相手にしないと子ども達は習います。

でも往々にして、みんな良い人ばかり。悪い人や変な人はほんの一握り(だろうと信じています)

こわい事件や、災害後などに、助けてくれたり、安心できるのはご近所さんの力だと思います。

我が家では子ども達に、家の前を通る人には全員にあいさつしなさいと日頃から言っています。

大人だけどうしだと、あいさつしにくいご時世ですよね。
でも、子どもが一緒にいるとどうですか?

あら可愛いですね~とか、何歳なの?とか、お子さんは一人?とか、その頃は大変だけど今となったら良い思い出ねぇとか、はたまた、ずいぶん大きくなったねぇとか。

二言目、三言目が子どもと一緒だと出てきやすくなりますよね。
ワンちゃんを連れているときも同様の効果があったりしますよね。

ご近所さんに顔見知りをどんどん増やしていくことは、知らない人や変な人を察知するのに一番効果的だと思います。
また、何かあったときには助けてくれると思います。

子どもがいるご家庭では、逆にいまがチャンス!と思って、ご近所さんにあいさつしてみてください。向こうからはあいさつしにくい世の中なので、できればこちらから、あいさつしてあげましょう。
ペコっと頭を下げるところからでも始めてみましょう!

④地域でも子は鎹(かすがい)、ご近所さんにはあいさつしましょう!


⑤さいごに

大切な大切な我が子を守るためにも、事故は未然に防ぎたいですし、もし起きてしまった場合は、なるべくベストな応急対策がとりたいものですね。

講座の終盤に対話の中で出てきた話で、
ケガなどをしたときに、「痛かったね~」と言ってもらえた子どもの方が、人の痛みを分かる人になれるそうです。逆もまた然りだそうです。

痛いの痛いのとんでいけ~!とさすってあげることが、その子の心の成長を促すのかもしれませんね。
(おっと、すぐに冷やすこともお忘れなく(笑))

(下は、講座のセクションごとに重点をまとめたスライドです)

まとめスライド


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