Tome館長

トメ。2016/2/12、開帳。作者表示・非営利にて無断使用可。英訳はGoogle翻訳…

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トメ。2016/2/12、開帳。作者表示・非営利にて無断使用可。英訳はGoogle翻訳。 動画用朗読音声を常時募集。https://tomekantyou.hateblo.jp/

最近の記事

【トランペット】途切れた叫び

同名の読物 https://tomekantyou.hateblo.jp/entry/2011/02/11/110300

    • 【SS】飼育

      乳離れしたばかりの幼女を飼う。 ペットである。 ただもう可愛がりたいから飼うのだ。 法律のことなんか知らない。 気にしない。 望み通りの美女に育てるだけだ。 座敷牢の中に押し込め、家の外へは出さないつもり。 世間の事など教えてやるもんか。 いやいや、待てよ。 恐ろしいところだと教えてやろう。 それは彼女にとって嘘ではない。 私なしでは生きられなくなるから。 そういうふうに育てる計画なのだから。 彼女、従順なペットになるだろう。 主人のためならどんな事でもする。

      • 【やば絵】血痕

        • 【SS】三本目の手

          ひとり、部屋の床に座っている。 開いた窓から空と建物の屋根が見える。 突然、部屋が回転を始める。 遊園地のコーヒーカツプの動きだ。 (これは夢に違いない) ただちに確信する。 夢にしてはリアルだが、こんな事  どう考えても現実に起こるはずがない。 (どうせ夢なら好きな事してやろう) ところが、あまりにリアルであるため  状況を変える操作ができない。 やがて、勝手に部屋が移動を始めた。 遊園地のジェットコースターの動きだ。 窓から見える光景が目まぐるしく変わる。

        【トランペット】途切れた叫び

        【トランペット】途切れた叫び

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        • 箱夢の曲集 第四集
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        • 箱夢の画集 第一集
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          【マリンバ】転がる想い

          同名の読物 https://tomekantyou.hateblo.jp/entry/2012/03/20/092300

          【マリンバ】転がる想い

          【マリンバ】転がる想い

          【SS】猿の笛

          ひなびた山奥で  ひとり笛を吹いていた。 鳥のさえずりに調子を合わせ  そよ風のささやきに旋律をのせ・・・・  これでも都では、一時期ではあるが  「笛の名手」と称えられていたものだ。 やがて吹き疲れ  うううんと背伸びをする。 見上げると、木の上に猿がいた。 小枝を手に持ち、口にくわえている。 笛吹く真似をしているらしい。 「おもしろい。猿に吹けるか」 木の上の猿に笛を放り投げてやった。 驚きながらも、猿は笛を受け取った。 さっそく口に当て、吹く真似をする。

          【SS】猿の笛

          【茶の背景】取り柄がない

          【茶の背景】取り柄がない

          【SS】砂の扉

            ここで死ぬるは   ここで生まるるより多し あるところに砂漠があり その果てに偉大な扉があった。 まだ誰にも開けられたことのない扉。 鍵穴はなく、わずかな隙間さえない。 だから、扉の向こう側を知る者は どこにもいないのだった。 「黄金の宮殿がそびえているのだ」 「いや。世界を征服できる剣があるのだ」 「いやいや。きっと、どんな望みでも叶う  魔法の泉が湧いているに違いない」 そんなふうに ただ己の欲望を投影するばかり。 この扉はカでは開かない。 呪文でも開か

          【SS】砂の扉

          【琴】朝日の外で

          同名の読物 https://tomekantyou.hateblo.jp/entry/2013/12/05/134700

          【琴】朝日の外で

          【琴】朝日の外で

          【独白】ポリ袋

          僕は そっちへなんか 行きたく ないんだけど 風小僧が手招きしたり 風娘が背中を押したり あれこれ 翻弄するものだから 仕方なく 突風に 舞い上がったり つむじ風に クルクル回ったり そっちの方へ そっちの方へと 吹き流され 引き寄せられて もう 地に足着かないまま どうにも こうにも 戻れなくなってしまって なんとも かんとも やるせない気持ちに なってしまいながらも なんにもならない なんにもなれない なにをしているのかも よくわかんない

          【独白】ポリ袋

          【緑の背景】それはともかく

          【緑の背景】それはともかく

          【SS】犀の角

          未開の土地に小さな部族があった。 貧しい部族ではあったが 唯一、古くから伝わる宝があった。 「犀さいの角つの」という名の笛である。 犀の角の形をした縦笛。 大昔、天から降りたと伝えられている。 これを吹くことを許されているのは 部族の中でも選ばれた者。 長おさとなるよう定められた男だけである。 しかも、この笛を一度吹いたら もう二度と吹いてはならないのだ。 正しくは、一度吹いたら もう二度と吹けなくなるらしい。 その理由は謎とされている。 満月の晩、老いた長

          【SS】犀の角

          【オーボエ】地鎮祭の夜

          地震の国だから

          【オーボエ】地鎮祭の夜

          【オーボエ】地鎮祭の夜

          【SS】転がり岩の秘密

          荒れ果てた岩だらけの大峡谷。 たまに大小の岩が転がり落ちてくる。 一列に並んで転がってきた岩の集団が  まるで人が運転する乗り物のように  落ちる寸前、断崖の縁に躊躇して止まり  やがて決心がついたらしく飛び出し  放物線を描いて落下する光景も見られた。 もし岩の中に運転手がいたとすれば  もう二度と彼は運転できないだろう。 いかに荒れ果てようとも  岩の行動としては奇怪すぎるように思えた。 落ちたくないのに落ちなければならない。 そのような理由でもあるのだろうか

          【SS】転がり岩の秘密

          【かすみ絵】見るまでもない

          【かすみ絵】見るまでもない

          【SS】ゴムの沼地

          月夜なのに、どこにも月は見えない。 今晩、どこやら秘密の場所で  なにやら秘密の集会があるという。 それに出席することになっているのに  期待どころか不安で仕方がない。 さような個人的心情はともかく  道端に古いロッカーが置かれてある。 扉をはずして中に入り、元通り扉をはめる。 そのロッカーの中はちゃんと  エレベーターになっているのだった。 いつも利用しているロッカーなのに  こんな仕掛けがあるとは、ついぞ知らなんた。 知らないうちに動き始めているし。 到着

          【SS】ゴムの沼地