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完璧主義者は不安症を引き起こしやすい


世の中には何事も完璧にこなさなければ気がすまない、いわゆる「完璧主義者」と呼ばれる人達がいます。

このタイプの人は真面目で勉強も仕事もできる人が多いのですが、 一歩間違うと不安障害になりやすいタイプでもあります。

 

なにしろ完璧主義ですから、自分のちょっとしたミスも許せません。
 

例えば、大勢の人の前で話をした時に、内容を度忘れしてしまい自分が満足のいくトークができなかったとしましょう。

 人間なのでそんなこともありますね。


しかし完璧主義者の人はその時の屈辱感、嫌悪感がいつまでも尾を引き、忘れることができません。

自分を責めます。

それでも自分を許すことのできない人は、それを「トラウマ認定」してしまいます。

するとどうなるかというと
それ以降、人前で話そうとすると動悸、震え、発汗など不安障害の症状が現れ、やがては人前に出るのさえ怖くなります。

 

完璧主義者はこのようなパターンに陥ることが多々あるようです。

良く言えば「自分に厳しい人」
悪く言えば「自分に期待しすぎな人」です。

理想を高く持ち、その理想実現のために自分磨きに勤しむ姿勢は、大変素晴らしいことです。

しかし、完璧を目指すがゆえに失敗を許せなくなってしまうのです。
これは大いに問題があります。


実は「対人恐怖症患者には完璧主義者が多い」と言われています。 

自分のミスを責めて、必要以上に追い詰めてしまい「自信喪失」という結果を招いてしまうことがあるようです。

 

なので、けっきょく何が言いたいかというと
自分に厳しすぎる人は、もっと自分に優しくしてあげましょう。

 

 

人間、誰しも不完全で失敗を犯します。

いや、そもそもの話
何が失敗で、何が成功かなんて分かりません。

個人個人が勝手に判断しているだけです。


そして何より「失敗を失敗と捉えるか」「失敗を経験として捉えるか」という価値観の違いもあります。

 

個人的には「大勢の前で上手く喋れなかった」という経験を1回した人と、10回した人とでは、後者の方が経験豊富だなぁと感じます。

そして、両者とも「上手く喋れるようになりたい!」と思っているのなら、後者を全力で応援したくなります。

だって、経験豊富で素晴らしいじゃないですか。

何回恥をかいてもメンタルをやられない、心の強さと向上心が魅力的です。

 


ビジネスで成功している人が口をそろえて言う言葉があるので、これもついでに紹介します。

小さな失敗はすべて人生の糧になる」

 です。

言葉のニュアンスは違えど、みなさん同じことを言っています。


「小さな失敗をどれだけ多く経験しておくか」で将来どうなれるかが決まってきます。

  • 自分の苦手なこと

  • 未経験なこと

  • 伸ばしていきたいこと

これらに挑戦するから、失敗する確率が生まれます。

では、挑戦を一切せずに安全ルートだけを歩くとどうなるでしょうか?

自分に負荷をかけなくて済むのでラクですね。

でもその代わり、経験値は上がらない、人に教えられるスキルもない、つまらない人間になってしまいませんか・・?


 

偉大な発明家エジソンの
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ」という言葉も有名ですね。

 

完璧主義はほどほどにして、失敗を経験としてポジティブに捉えていけるといいですね。

そうすれば、 不安障害を引き起こすリスクも下げることができます。



今日はそんな感じです(^^)
最後まで読んでくれてありがとうございました。

また明日執筆します。
ではでは!!

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