#182 身を守る術を学ぶことの大切さ

私たちは一人ひとりが幸せに生きていく権利があります。

一方、「幸せな人生」を妨げる要素、例えば犯罪や交通事故、予防できいうる病など世の中には多く存在します。

私たちが日々「学び」を進めるのは

もちろん、自分自身のより良い未来を切り開くためであるわけですが

ある意味では未来を守る「護身術」を身につけることをにも繋がります。

健康維持のために必要な食生活や、ドラッグの危険性の知識や理解は

結局は私たち自身を「守る術」として機能をします。

そんな中、今の世の中で身につけるべきは
「メディア・リテラシー(​​メディアから得た情報を見極めるスキル及びメディアにアクセスし、活用するスキル)」だと言えるでしょう。

ニュージャージー州は1月に全米で初めて、幼稚園から高校3年までの必修科目として「情報リテラシー」を新規導入すると発表した。フィル・マーフィー州知事は、これを「政治や市民の言論における真実の役割をむしばむ虚偽情報の蔓延」への対応策と位置付けた。

とあります。

高度情報社会の中で、私たちは様々なトラブルに巻き込まれます。犯罪に無意識に加担する場合や、逆に被害者になってしまうことも。記事の中にもあるように、客観的情報ソースがない陰謀論の虜になった結果、今まで築いてきた人間関係に亀裂が走り、最悪の場合家庭を崩壊させる事態もあるようです。

人は自分の怒りや葛藤、満たされない気持ちが高まる時に、誰かの救いを求めます。
そんな精神状態に適切に寄り添ってくれる人もいれば、悪意を持って接する人もいます。今はその悪意あるものが「情報」であったりするのです。

学校教育の「学び」が、自らを守る「護身術」として機能することを、児童・生徒自身が認識できるよう努力する必要があるでしょう。


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