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頭をめぐる、想いなど

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西澤伊織の今日、考えたこと
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2021年1月の記事一覧

noteって、相手に直接話しかけたい時どうすればいいの?

僕はブログ歴でいうとmixi上がりの人間です。ほぼ同時期にfacebookが当時アメリカの大学支給のメールアドレスを持つ学生だけ登録できるようになり、僕は当時学生でアメリカにいたのでmixiを日本語で、facebookを英語でやってました。やがてfacebookは教員、そのあと一般に開放され、アメリカではそれまで主流だった"myspace"なるものがオワコン化してきて、やがて日本でもmixiがオワコン化して、僕もfacebookだけにしばらくしていましたが、その当時「フォロワ

雨×Uberいない、は豊かな国の証拠では(笑)

今年になって車のコーティングをしまして、非常に気持ちがいいです。僕のシティーコミューターもスポーツカーもコーティングをする上での車体のクラスはSサイズ。旧車の小さなミニクーパーなんかはSSサイズらしいですが、それの1つ上のサイズです。 愛車のコーティングをする方、きっと結構いらっしゃると思うんですがやってないという方のために触れますと、まずコーティングをすると雨の日に雨がボディの上で球になるんですね。で、走ると風で後ろにコロコロと転がっていってくれます。車庫の中に入れた後も

僕は箱の愛好家

先ほど会社の倉庫にいた時、会社のすべての持ち物が倉庫という箱の中に入っているなと思いました。今はスペースの関係上、外の駐車場に停めてある僕の所有する年代物の車もかつては同じ倉庫の中に長年保管されていました。 箱というのはおそらくもう、うんと昔に発明されたのだと思いますが、今に至るまであまり形を変えていません。デザインでたまに(バレンタインの時期など)ハート形とかの箱もありますが、基本的に箱といえば長方形です。ものを収納するにおいて、長方形の箱はおそらく合理性の究極を具現化し

listen vs listening (聞くことと聞いていること)

今週免許の更新で2時間の講習を受けに行ってきました。恐ろしくグッタリとした教室の空気の中で担当の方があおり運転など比較的最近の問題を刑罰の観点から解説していってくれるものなんですが、後ろの方の席で聴きながら、大勢の人が随分と時間を無駄にしていることに気がつきました。大体の人が2時間を長いと感じ、面倒と感じ、早く終わって欲しいと望んでいるんだろうなと。でも本当はそれってすごく勿体無いんですね。 僕は終始ノートを取ってみることにしました。講習が終わった頃、色々書き込んだノートは

する話、しない話

とっておきの話って、あるでしょうか。 僕は最近もう一度ネット上で視聴できるようになったとっても好きな、話し始めるとマニアックな話になってしまうようなドラマがあるんですが、その話はごくごく少数の周りの人とむちゃくちゃ話しています。で、そんなに好きならここにも書けばいいかというと...、そうでもない気がしました。打ち切りになってしまったドラマです。 やはり、不特定多数の人と話すことと、限られた人たちと話すことって、違ってていいし、違っている方がいいと思います。やっぱり「あの人

手に職、頭に豊かさを

時々ふと、未来の社会はどうなっているだろうなと思いを馳せます。 うちの会社の二本柱の一つである建設業。2015年からかなり本格的に営んできましたが(始めた経緯はまた書いてみたいと思います)、思い出せる限り初期の段階から、既にあまり若い人が業界にいないと言われていました。「職人がいないんだ」。あらゆる業種の人たちから随分とそんな声を聞いてきたなと思います。 日本人はもともと教育水準も高い上に、ものづくりが得意な国民だと言われているので、知的労働と併せてどんどんやっていけばい

ネットの世界の動画の危険

ネットが今ほど生活に浸透していなかった頃、人々は何に憧れていたかというと、映画の中の世界や、雑誌の中の世界でした。映画と雑誌に共通することはそれらを「被写体をキャスティングして撮影する」ことです。俳優やモデルを撮影するということはそこに撮影中だけ架空の世界を作り上げるということで、それらは必ずしも観客や読者の生活や現実とは結びついていませんでした。 例えば映画の世界の中に出てこないのは(そして雑誌に絶対出てこない)、「登場人物の自宅のトイレ」です。前述した通り映画の世界は架

医者の選び方

皆、何かしらの職業に従事する中で「その仕事をしていそうな人」になっていきます。 アメリカンエキスプレスのビジネスゴールド営業の人たちは空港の出発ロビーで経営者や個人事業主を見抜くスキルを持っています。このスキルの面白さは「経営者や個人事業主」であることを見抜くスキルに加え、「その人がまだアメリカンエキスプレスの会員でない」であろうことも見事に当てられるということで、彼女たちは(魅力的な女性が多い)人混みからダブルでスクリーニングして高確率でターゲットを当てていることになりま

首都高

うちの事務所は三鷹市井の頭にある。 高井戸インターへのアクセスが改善される東八道路の拡張は緑を削る大規模な開発だったため、随分と反対意見があった。実際工事は何年もかかっており、近隣の住民も「通り抜けの車が増えると困るな」とよく言っていたが蓋を開けてみると、今現在、実感としてはそんなこともないような気がする。 結果的に自分の身に何が起きたかというと、井の頭通りを越え、方南通りを中野に抜け新宿に出るよりも、高井戸インターから首都高に乗って都心に出る方がアクセスが良くなった。結

「好かれる」は「ただの収入」、「愛する」は「資産」。「支出」じゃない。

人に愛されることよりも、自分が愛しているものに注目するほうが幸福感は高い気がします。少しこんな感じに置き換えてみます。 「夜眠る前に思い出してよりよく眠れるのは、自分の稼ぎの多さではなく、自分の財産の多さではないか と。 愛情ってこれと結構似てるなと思います。 例えば素敵な恋人がいて、結婚を考えているとします。 その時に「そういう相手が自分の人生の中にいてくれること」に集中するのと 「その人に20年後も愛されるだろうか」と考えるのでは、幸福感は前者の方が高いはずで

読書は自分のためでもあるけれど

今日の午後、西荻窪の駅前で長年文房具店を営んでいらっしゃる奥様とお話ができました。その奥様は元々鎌倉出身だったので、 「そういえば、小川糸さんのツバキ文具店という小説をお読みになったことはありますか」 と伺いました。小説・「ツバキ文具店」は鎌倉で文房具店を継いだ若い女性の物語だからです。 「いいえ、まだ読んでいません。でもきっと読みますからもう一度本の名前をおっしゃって」とメモ用紙を渡してくださいました。 可愛らしい木の年輪のプリントが施されたブロックメモに本の名前を

お客様がいらっしゃる家

現代の日本の住宅から消えたのは客間だと言われています。スペースが自ずと限られる都会生活では致し方ないという実状もあるかも知れません。 ちなみに「百科事典が最も売れたのは日本に客間があった時代まで」と言われています。読むかどうかは別として、ドカッと立派な本を客間に飾る人たちが昔はいたわけです。どうしていたのか?それは当時の住宅の間取りに関係があると推察してゆくことが出来ます。 これまで近代日本の住宅のデザインは居住スペースである複数の和室に対し、洋室の客間一部屋でした。しか

自分の三つの郵便箱

思うに人間は基本的に何かを見たり聞いたり知ったりすると、 A. そうあるべきだよね B. そういうもんだよね C. そうじゃないよね という三つのカテゴリーに、自分の感想を落とし込みます。「理想」、「賛同」、「反対」、とも言い換えることができそうです。 「ビフォア・サンセット」という映画が僕は高校生の頃から好きでした。ビフォアサンセットはその9年前に作られた「ビフォア・サンライズ」の続編です。そしてサンセットのさらに9年後、「ビフォア・ミッドナイト」が公開され、「ビ

コーチング進化論

自分がすでに始めていることをこれから始める人のために解説すると、その人はその分野のコーチになる。長年投資をしている人が投資を始めたばかりの人に投資を教えればその人は投資のコーチということだ。 コーヒーの知識や技術を教えようとすると、基本的にはコーヒーの知識や技術がまだ十分にない人たちがやって来なくてはいけない。マナー講師も「そんなことは存じてます」と生徒が思っては生業にならない。ということは「ある程度マナーのない人」がたくさん来なければならないだろう。自動車教習所の営業は基