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書籍レビュー「本気で稼ぐ株式投資の教科書」

さて、本日も書籍レビューやっていきます。

本日の本はこちら。

「本気で稼ぐ株式投資の教科書」になります。

Twitterで以前からたりたり社長さんのツイートを見ることがあり、わかりやすかったので手に取ってみました。
ではいつも通り総評からざっくりいきます。

総評・感想

内容としてはかな~り優しい。これから投資始めたい、興味があるという人にいいと思う。
これ以上嚙み砕いて丁寧に説明している書籍も中々ないかもと思った。

株式投資の仕組み、投資信託の仕組み、そしてインデックスの勧めとよくページを割いてしっかりと説明されている。
初心者の方でも十分参考になるかと。

ただ米国株を勧め、あまり日本株に触れていない所は引っ掛かりはする。
個人的には結局米国で流行っているものは日本にいると調べていても簡単にはリアルタイムで肌には感じられないし、投資信託・ETFならまだしも個別株は難しいという印象を持っているからだ。これは完全に自分個人の感想なのであまりアテにしなくていい。

また逆にすでに個別株取引をそれなりにやっている方には内容が初心者向けであまり得るものがないかもしれない。
ただ最後の章で個別株分析をしているが、そこの三菱商事をモデルにセクター分析を行っているのだけどそこは非常に勉強になった。
また著者も述べているが、その章だけ難易度が高めなので初心者の方は無理に理解しなくても大丈夫かなと思う。

以下、いつも通り自分用のメモとして印象的なところを書いていく。
なお全て三菱商事のセクター分析関係である。

総合商社のセグメント分析について:金属事業

石炭・銅が該当コモディティである。
メインは石炭、事業規模はオーストラリア(豪州)が最大。
そして世界での消費量は中国がダントツで1位、つまり中国景気の良し悪しが金属事業の業績に影響する。

エネルギー事業

原油、LNG、シェールガスの3つが該当するがが、認識はほぼ同じで問題ない。景気敏感セクター。
原油動向は需要と供給で決まる。消費量は世界1位がアメリカ、2位は中国。
景気がいい時ほど需要が増えるので、この2国の景気っは影響が大きい。

原油価格は在庫が少なくなるほど上昇し、原油量が多いほど下落する。

オイルショックは石油輸出停止が起きたことで、石油が少なくなる→高騰した。 という流れ。

OPECが減産、増産を決めて、それによって価格は動く。

モビリティ事業(旧:自動車)

自動車メーカーとほぼ同じと考えてよい。
よって景気による業績影響は大きい。

まとめると総合商社は食品を除き、業績を景気に左右されるセクターが多いということがわかる。

以上



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