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読書(2023/8/16):解像度を落として高速で読書要約するにはどうするか_0.動機等の説明


1.注意:これは何らかの本の読書感想文ではありません

注意:これは何らかの本の読書感想文ではありません。
むしろ、「解像度を落として高速で読書要約するにはどうするか」という、読書という行為そのものに対する一般的な話題になります。
丁度前回の記事で少し触れた内容の、ある意味清書となります。

2.題名が不愉快極まる。「解像度を落として」? 読書を何だと思ってるんだ

これを読んでいる方々の中には、まず、こう思った方も多いのではないでしょうか。

「題名が不愉快極まる。
「解像度を落として?」
読書を何だと思ってるんだ」

まあ、そうなのです。
じっくり腰を据えて読まないで、要点だけ掻い摘んで読もう。という態度が、理解を浅くする。
そんな浅さで理解しても、全体像がまるっきり間違っていることすらある。だとしたら大失敗するし、そうでなくても恥をかくだけです。
基本的にはじっくり読むのが一番です。

3.だが、ライフイベントを前にして、「限りある時間を溶かせ」とは言えない

ですが、実は恐ろしい事実が存在します。

たいていの人は、なんらかのライフイベントを控えています。
受験。不動産賃貸。就職。貯金。結婚。出産。育児。
(このうちのどこかで、車両購入とか不動産購入とか起業という方もいらっしゃるでしょう)
それらは、人によっては「なかったら人生を不満足に終えるもの」であったりします。

人によってはこれに加えて何らかの「人生においてやりたい夢や野望」もあることでしょう。
(ちなみに私の夢は青少年向けSF小説等を書くことですが、この記事全体にあまり関係がないので省略します)

そして、それ(ら)と読書を同時にやる場合、ライフイベントと(人生の夢と)読書を全部やることになり、かなり気合が要る事態になります。
これは、息抜きに娯楽本を読んで回復している時も、寸暇も惜しんで勉強本を読んで課題の達成に近づいている時も、どちらも概ね同じです。

もしその読書がレクリエーションなら、没入するのが一番です。
気が急くのはもちろんあることですが、たいていの娯楽は、休日の午後にのんびり楽しんで味わい尽くした方が、楽しいものです。

でも、勉強だったら?
何らかの課題の達成のために、知識と技能が必要であったら?
そして、関門となるイベント本番の日が固定されていたり、あるいはあまり先延ばしできない状況にあったとしたら?
その場合、
「その知識と技能で関門を突破できるかどうか」
「その後もその知識と技能が活きるか」

この二つが重要なのです。
逆に、ひどく殺伐としたことを言いますが、このどちらにも効いてこなかった知識や技能は、手に入れても時間と労力を損なっただけの厄ネタとなる。

そんな訳で、純然たる趣味ではない類いの勉強の場合は、「すぐに」または「いずれ」「役に立つ」知識や技能が求められる。
つまり?
重要度の高いものと低いものの取捨選択は避けられない。
重要度の高いものだけ拾う
ということと、「うまく」解像度を落とすということは、結果的には一致することとなる。

「うまく」解像度を落として高速で読書要約しようと言うのは、妥当な動機でしょう。

さて、次回はいよいよ本当に、「うまく」解像度を落として高速で読書要約する手法を、つらつらと書いて行きます。乞うご期待。

(続く)

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