見出し画像

渋沢栄一に浸る10日間 Vol.1📖「争いを恐れるな?」

弊社インソースでは、現在、 “偉人の金言” を基にした研修を開発しております。 その開発過程で心に残った偉人の金言を特選し、本日からこちらのnoteで定期的に配信していきます。

記念すべき第1回目に取り上げる人物は、2021年の大河ドラマの主人公であり、円・銭・厘の貨幣制度の構築、第一国立銀行の設立など、近代日本成立の礎ともなった「渋沢栄一」です。

今回の金言に関するテキストは、渋沢栄一『論語と算盤(角川文庫、2008年)』を使用いたします。

全10回ほどの配信を予定しておりますので、是非お楽しみに。


渋沢栄一に浸る10日間 Vol.1 「争いを恐れるな?」

「正しきを曲げんとするもの、信ずる所を屈せしめんとする者あらば、断じてこれと争わねばならぬ」(渋沢栄一『論語と算盤』角川文庫p35) 

この言葉は、「正しいことを曲げようとする人、信じて進もうとするところを邪魔する人がいたら、どうあっても必ず戦わなければならない」という意味の力強い言葉ですが、実はこの言葉の後に、「青年諸君にはそのように言っているが、時期が来るまで気長に待つことも世の中を渡っていく上で重要であることも青年諸君に是非知っておいてもらいたい」(『論語と算盤』35p)とも述べています。

また渋沢は、自分も年月を経て、「いささか悟った所があるので、若い時におけるがごとくに、争うことをあまり多く致さぬようになったかのごとくに、自分ながら思われる」(『論語と算盤』35p)とも述べています。

『論語と算盤』は1916年 渋沢が77歳の時に刊行されましたが、まさに、経済・教育・医療など様々な分野で新しいことを成し遂げた後、自分の人生を振り返り、「あの時、ちょっとやりすぎたな。喧嘩しなくても良かったな」と思うことも多かったのではないでしょうか。


----------------------------------------------------------------------------------

以上、日本古代史の研究を14年経験され、現在はメディア事業部の責任者である「小林さん」が探る、「渋沢栄一」の金言と人物像でした。

1~3分ほどでさくっと読める本シリーズ。ぜひ、次回もお気軽に覗いてみてください🍵🍡


\渋沢栄一の金言に学ぶ研修もできました!/
「渋沢栄一に学ぶ仕事の向き合い方~志を立て、先の見えない時代を突破する(1日間)」

\「小林さん」が語る、他のnoteはこちら/

\「渋沢栄一に浸る10日間」他の回はこちら/

📖Vol.2 「大きな仕事は細かい仕事の積み上げ」

📖Vol.3 「目先のことばかりにこだわらないで」

📖Vol.4 「智恵・情愛・意思」

📖Vol.5 「趣味をもって仕事をする」

📖Vol.6 「完全な成功とは」

📖Vol.7 「目の前の成功や失敗に囚われるな」

📖Vol.8 「親が子に孝行をさせる」

📖Vol.9 「立志の要」

📖Vol.10 「《最終回》溌剌たれ!」

この記事が参加している募集

オープン社内報