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2022年8月6日~13日 酒。読書。観劇。酒。酒。それだけ in 京都・大阪

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。

たとえば、2022年8月6日~13日にかけて……

2022年8月3日 (-2日目)

19:10 映画『GHOST BOOK おばけずかん』@TOHOシネマズ新宿

仕事帰りに映画を観た。


2022年8月5日 (0日目)

19:00 少年社中 舞台『クアンタム-TIMESLIP 黄金丸-』@紀伊國屋ホール

仕事が終われば夏休み!
紀伊國屋ホールで観劇。
ホールに入る前に、紀伊國屋書店で宮本直美著『ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか』(中公新書)と、川内有緒著『パリでメシを食う。』(幻冬舎文庫)を購入。

舞台をたっぷり楽しんだ後はまっすぐ帰宅し、缶ビールを飲みながら、簡単な記事を書く。
久しぶりに、『TIME SLIP黄金丸』(1993年)のパンフレットを観て、時の流れを感じる。この後、まさか永作博美(1970年生まれの同い年)が歌手じゃなくて、役者になるとは……


2022年8月6日 (1日目)

出掛ける前に思い出し、新聞の取り置きの電話をしておく。

12:00 映画『ゆめパのじかん』@ポレポレ東中野

14:00 映画『さとにきたらええやん』@ポレポレ東中野

2本立て続けに観て、頭を整理するために、ポレポレ東中野の近くの飲み屋さんでビールを飲む。

16:00 麺酒場 耀

名前からわかるとおり、ラーメンがメインのお店らしい。
生ビールと焼きチャーシューを注文。

2022年8月6日の1杯目のアルコール

30分ほどでお店を出て、東京駅へ向かう。

17:10 酒蔵レストラン宝

東京駅の京葉線側の改札を出て左折すれば、東京国際フォーラムの入り口。
ガラスの向こうのイベントスペースでは、何やら展示会をやっていて、それを眺めながら地下にある「酒蔵レストラン宝」へ。

いつも大勢の飲み客でにぎわっているが、開店時間直後はさすがに静か。
それで気がついたのだが、このお店はスタッフどうしの連絡にインカムを使っていて、普通は「御新規1名様」とか言われるはずが、私は名前で呼ばれている。嬉しいような、恥ずかしいような……

最初に生ビールを飲み、続いて日本酒を注文。

おつまみの天ぷら。何が「ついてる」のだろう?

「これ、よろしければ」

らっきょう

このお店に来るたびに何か一品サービスしていただくのだが、(自分で言うのも何だが)さすが名前で呼ばれるだけのことはある(いつも恐縮してしまい、いっぱいお酒を頼んでしまう。これもお店の作戦か?)

ふと顔を上げると正面のドリンクカウンターで「飲み比べセット」を準備している。お店の人に聞くと、9種類の日本酒の飲み比べで「全部で1合半くらいあります」とのこと。今呑んでいる「嘉美心」を入れても、2合ちょっと……試しに注文。

「すごいナミナミ」
店員さんが恐る恐る運んでくる。

勢い込んで呑み始めたものの、途中から「フードファイト」している気分になる。私は何と闘っているのだろう?(とはいえ、ちゃんと呑み切る!)

それにしても、本当に1合半なのか?
「いや、ナミナミ入れたから2合はあったと思いますよ」
……素敵なサービス、ありがとうございます……


2022年8月7日 (2日目)

家に引き籠る。
旅の支度(といっても大したことはないが)をし、いつもより入念に部屋の掃除をする(夏休みなど長期休暇の度に「部屋の片づけをしよう」と思うのだが、なかなか実行できない。結局今回も「入念に」という気持ちを込めただけの掃除になってしまう)。
「note」に『ゆめパのじかん』の感想文を書いて投稿。
明日からの旅に備えて早めに就寝。


2022年8月8日 (3日目) 予定は立てるものじゃなく、できるもの

10:00 東京駅

中央線に乗って東京駅に向かう。神田を出たあたりで、近くにいた小さな女の子が「次、ディズニーランド!」とはしゃいでいる。
微笑ましい光景で、本当に次がディズニーランドだったら楽しいだろうなぁと思いつつ、「それじゃあオジサンは新幹線に乗れないから困っちゃうんだよ」と心の中で呟く(神田の次は終点・東京!)。
のぞみ号の自由席は親子連れなどで賑わっている(とはいえ、コロナ禍だからか車内は意外と静か)。
北杜夫著『どくとるマンボウ航海記』(中公文庫、1973年)を読み始めたら止まらなくなり、ビールも飲まず読書に耽っているうちに京都に到着。

「京都に避暑に行く」と言うと、みんな「京都って暑いでしょ?」と驚くが、何のことはない、ホテルと飲み屋以外の場所に行かないだけだ。それらの場所は、間違いなく冷房が効いている。移動範囲も徒歩20分圏内に限られ、極力アーケードや地下通路を通る。
だから、私的には「避暑」で合っている。

「No Plan&No Idea」は毎度のことで、予定を立てたとて、1滴でもアルコールが体内に入れば、もうそこから動きたくなくなるし、次の予定のことを考えてセーブしたり時間を気にしたりするのが億劫になる。
だから予定は立てない。
だが、予定なんか立てなくても、何とかなってしまうのが旅の醍醐味だ。

12:45 カプリ食堂

京都駅の地下通路を通ると、東本願寺の前に出る。

ご挨拶だけして、烏丸通を北上する。
着いたのは、烏丸五条の「カプリ食堂」。
ランチタイムということもあり、混んでいる。カウンター席もいっぱいで、ちょうどお客さんと入れ替わりとなって空いたテーブル席に案内される。

「生ビール、大至急」
新幹線の中では読書に夢中で何も飲んでいないし、ここに来るまでもめちゃくちゃ暑かったので、身体がビールを欲しているのである。

2022年8月8日の1杯目のアルコール

「お久しぶりです」
私が「できる子」と呼んでいる男性店員が挨拶してくれるが、この前訪れたのがGW。3カ月前は果たして「お久しぶり」なのか?
「昨日たまたま"神様"の話をしてたんですよ」
……だから、人前で私を"神様"と呼ぶのはやめてほしい……
何でも、私を"神様"と呼び始めた別の男性店員が今月いっぱいで辞めるそうで、その前に一度会いたい、と言っていたそうな。
何ともありがたい話である。聞けば、翌日は彼の担当だそう。とりあえず、明日のランチはこのお店に決定。

お店を出て、烏丸通をさらに北上。錦通りを超えたところにある「チェックインホテル四条烏丸」に到着。まだ15時前だから荷物だけ預けるつもりが、準備はできているから部屋に入れる、とのことでチェックイン。

とりあえず荷物だけ置き、そのまま外出。

寺町二条あたりにある「ひっとぽいんと」に到着。

15:30 ひっとぽいんと

(毎度の使い回し写真)

「久しぶりやな」とマスターの安原氏。
だから、3カ月は「久しぶり」なのか?

とりあえずビールを注文し、いつものように世間話。

「今回の目標は、日付が変わるまでにホテルに帰って寝ること!」
「……また、そんなできへんことを……」
などと話しているうちに、安原氏が唐突に言う。
「俺、同棲すんねん」
??話が見えない??
たしか、GWに来た時、「同棲目的で物件探しをしているさなかに、その彼女に振られた(しかも安原氏の誕生日当日に)」と聞いたのだが……
「??同じ人??違う人??」
「もちろん同じ人」
つまりヨリを戻したということで、中断していた同棲話が前に進んだ、、と。
まぁ、とりあえずめでたいので、ビールをご馳走し乾杯。

1時間ほど滞在してお店を出る。

ホテルへの帰り道、「和鉄板ぞろんぱ」の前を通る。
窓から中を覗くと、仕込み中の店員さんが気付いてくれる。
「今日、忙しい?」
「暇です」
「じゃあ、19時に来る」
「わかりました」
というわけで、本日のお店が決定。
19時まで約2時間、ゆっくり休憩できる。
ホテルで少し寝て、最上階にある大浴場へ。
ビールが欲しくなるほど温まり、ホテルを出る。

19:00 和鉄板ぞろんぱ

お店に入ると、普段は系列店「串鉄板ぞろんぱ」にいるオーナーの東氏がいて、張り切って働いている。
そんな東氏が、「この店、寿司始めたんですよ」と言う。
「誰が握るの?」
「みんな握ります」
「当たり外れ、ある?」
「みんな"当たり"に決まってるじゃないですか(怒)」
……失言ゴメン……
お詫びにお寿司を注文。

このお店の1杯目の日本酒は、大抵、「白龍」。

次のお酒を思案していると、お店の人が「この「城陽」が美味いんですよ」と勧めてくれる。

アテは、ハラス。

ところで、何故、オーナーの東氏がこのお店にいるのか?
店員さん曰く、「"ちょんまげイタリアン侍"に店乗っ取られたんですよ」。
??話が見えない??
何でも、ちょんまげの男が一心にパスタを作るのだそう……
「パスタは食べられないから、焼きそばでも焼いてもらおうかな」
「あっ、ダメです。侍は焼きそばは焼きません。パスタの時だけ登場するんですよ。何でパスタ食べられへんのですか?」
「(フォークが上手く扱えなくて)クルクルできないから」
「あ、あんなもん、箸で食べたらええんですよ。僕ら、いっつも箸で食べてます」
それから彼らが侍の話ばかりするので、がぜん興味が湧いて来る。
よし、侍に会いに行こう!
会計を済ませてお店を出る。
見送りに出てくれた若い男性店員に侍のことを聞くと、一瞬戸惑ったような表情を浮かべ、「ああ、"パスタ魔人"のことですか?」。
"侍"?
"魔人"?

22:30 串鉄板ぞろんぱ

お店に入り、「こちらに侍がいると伺ったのだが」とちょっと時代劇がかった声色で言ってみる(いかにも酔っぱらいがやりそうなことだ……)。
「六角(和鉄板ぞろんぱのこと。ちなみに、串鉄板ぞろんぱは"室町"と呼ばれる)で聞いたんですか?」
と女性店員が言う後ろから、侍が登場!
「タオル取りました」
たしかに、以前からいる店員さんで、その時はずっと頭にタオルを巻いていた。タオルの下には、ちょんまげが隠されていたのか!
さっそくパスタを頼み、日本酒を飲みながら出来上がりを待つ。

夏にぴったり「Hi Summer」
真剣にパスタをつくる侍(ちょんまげ撮れず)
その真剣さに他の店員は近づくことすらできない

パスタは美味しかった……はずだが、あまり覚えていない。
写真を撮ることも忘れていた。

帰り道、しみじみ、「予定は立てるものじゃなく、できるものだなぁ」と思う。


2022年8月9日 (4日目)

5時半に起床し、大浴場に浸かる。
ホテルのロビーで新聞をパラパラと捲り、無料ドリンクコーナーでコーヒーを持って部屋に戻り、『どくとるマンボウ航海記』の続きをひたすら読む。
9時50分、毎度楽しみにしている関西テレビの「よ~いドン!」を見る。
合間にあとがきと解説を読み、読了。
満足して、部屋を出る。

11:30 カプリ食堂

昨日聞いていたとおり馴染みの店員さんがいて、私を見るなり、勢い込んで……
「聞いて下さい。僕、プロポーズしたんですよ!」
??話が見えない??
この1~2年の間、遅々として進まない彼の結婚話にやきもきしていたのだが、たしか、1年ほど前に彼女を両親に会わせ、それをきっかけに結婚話が進んだのではなかったか?
彼曰く……
プロのミュージシャンを夢見て結婚に消極的な彼のことを一途に待ち続けた彼女(お会いしたことはないが、本当に良く出来た人だと思う。普通なら、さっさと見切りをつけてもおかしくないはずだ)、結婚話が進んではいても、やはり女性として、夫となる人からプロポーズして欲しいと言ったのだそう。
「プロポーズしてなかったの?」
「いや、なんか、そういうことする前に、結婚するってなったから……」
まぁ、めでたいことではある。
そんな話をしながら、結局15時のランチ営業終了まで居続ける。
その間に、ビール1杯とハイボール4杯を飲む。

2022年8月9日の1杯目のアルコール

15:30 五黄の寅

ひっとぽいんとは火曜日定休。
結構飲んだので、部屋で寝ようと思ったのだが、その前にと、少し遠回りして「五黄の寅」へ行ってみる。
たしか15時開店だったはずだが、店内に客はいない。
恐る恐るドアを開けると店員さんが気付いてくれる。
「やってる?」
「やってます。やってます」
ということで入店し、ビールを注文(まだ飲むのか!)。
まぁ、(私は夏休み中だが)平日の15時過ぎに呑んでいる人も少ないだろう(その考えが甘かったことが翌日判明する)。
仕込みの続きをやっている店員さんと世間話をして、1時間程度でお店を後にする。
ホテルで19時過ぎまで爆睡し、大浴場に浸かって、夜の街に繰り出す。

19:50 雑魚や

ホテルを出て烏丸通を上がり、六角通を西に向かえば、人気店「雑魚や」がある。

(2020年12月撮影)

このお店は本当に人気で、2人以上だと予約しないとほぼ入れない。
1人客の私でさえ、ほぼ満席で断られる。
今日もダメ元でお店に行く。
入口のボタンを押すと、店員さんが来てくれる。
「カウンターの端でよろしければ」というのを了承し、店内へ……
と思いきや、大きな冷蔵庫の前に案内される。冷蔵庫には様々な新鮮な魚たち。
「ここで、1品目を選んでいただきます」
あまりの魚たちに圧倒され、結局「刺身の盛り合わせ」を頼む(慣れたお客さんたちは、きっと魚たちを吟味し、その料理法まで指示するのだろう。羨ましい)。

このお店の突き出しは、ちょっとした名物だ。

このマグロの中落ちをスプーンでこそいで食べる。
お酒を飲むのも忘れ、一心不乱にこそぐ。本当に美味しい。
食べ尽くした!と思っていると、店員さんが言う。
「裏もありますから、ひっくり返してお召し上がりください」

そのうち注文していた盛り合わせが届く。

日本酒は、「奥播磨のおすすめ」「城陽のおすすめ」「みむろ杉のおすすめ」「鳳凰美田のおすすめ」とお店のおすすめで統一。

私にとって雑魚やさんといえば「奥播磨」
「城陽」はやぱりこれ!
「みもろ」ではなく「みむろ」

そうこうするうち、忙しく働いていた料理人の方が、「よろしければ」と何かを差し出してくれる。

鱧(だと思う)の骨を揚げたもの

聞けば、この料理人の方、東京の北区出身とのこと。
「といっても、もう30年以上帰ってないんですけどね」
アルバイトの若い女性店員はまだ未成年で、お酒が飲めるようになるのを楽しみにしているそう。このお店は家族で来たことがあり、その後アルバイト募集を知って応募したという。
そんなこんな話しているうちに閉店時間となり、気分良くホテルへ帰る。
いまのところ、2日間、日付を超えずにホテルへ帰っている。


2022年8月10日 (5日目) 誕生日

本日、めでたく52歳になった。
とはいえ、毎年のことだが、二日酔いで誕生日の感慨に浸る余裕すらない。
大浴場に浸かり、室内に設置されている全自動洗濯機で洗濯する。

待っている間、先日購入した『パリでメシを食う。』を読み始めるが、二日酔いで頭が回らず、すぐに本を閉じてしまう。

昨日と同じように、ロビーで新聞をパラパラと捲り、ドリンクコーナーでコーヒーを淹れ、部屋で「よ~いドン!」を見る。
その間に、洗濯物を浴室に干し、浴室乾燥機をセットする。

12時過ぎまでグズグズし、部屋を出る。
どこに行こうか迷い、新京極辺りまで歩く。
有名な「京極スタンド」に入ろうかとも思ったが、まだ気分がスッキリせず、飲みたい気持ちが起こらないため、しばらく辺りをぶらつくことにする。
OPAの上のBOOK OFFに入るが、めぼしいものが見当たらず、すぐに出る。
裏寺町の、これまた有名な「たつみ」も営業しているが、まだ気分が乗らない。
仕方がないので、木屋町辺りまで足を延ばしてみる。
歩いて少し小腹が空いてきたのと、暑さでビールが欲しくなったころ、木屋町通の三条通を上がった1筋目の細い路地に「昼からやってる居酒屋です」と書かれた看板を発見。

12:45 屋台居酒屋やたいや 木屋町三条店

ここは数年前まで個人経営の居酒屋(たしか、15時くらいから呑めたはず)で、閉店したなぁと思っていたらチェーン店の居酒屋になっていた(「3周年記念」の予告チラシが貼ってあるから、少なくとも3年以上前に前のお店は閉店したのだろう)。
とにかく生ビールを注文する。

52歳初のアルコール

店内のテレビでは、高校野球が流れている。
私は積極的に高校野球を見る方ではないが、昼間に高校野球を見ながらビールを飲む父親の姿が思い出され、何となく「あゝ、お盆の風景だなぁ」と感慨に耽る。
そうこうするうちに、近所の年配客がボチボチと訪れる。
私は、「平日の15時に酒を呑んでる人は少ない」という昨日の考えを撤回せざるを得なくなった。
ビールからレモン酎ハイに切り替え、ぼんやりとテレビを眺めていたら、速報が「大谷翔平が104年ぶりの記録達成」と伝えた。
テレビを背にして店長と話をしていた年配の常連客がタイミングよく「そういえば、大谷はどうしたやろ?」と言い出した。
テレビを見ていなかった店長も「あ、まだですね」みたいな返答をしているので、お節介かとは思いつつ、「今速報が出て、記録達成したらしいですよ」と教えてあげる。
そこから、喜んだ常連客の野球談議が始まり、私もそれに付き合うことになってしまう(といっても、決して嫌ではなく、むしろ楽しい体験である)。

14時になったので、ひっとぽいんとに行くべく、お店を出る。
道中、常連客の話にうんざりして店を出たと勘違いされてしまったかもと心配になり、同時に申し訳なくなる。

14:30 ひっとぽいんと

席に着くなり、誕生日の洗礼が……

誕生日祝い

2人でテキーラを一気飲み(良い子はマネしないように!)。
その後はビールを飲みながら、いつものとおり2人で馬鹿話をし、気がつけば17時になっている。

一旦ホテルに帰ろうかと迷うが、部屋に帰ると寝てしまいそうなので、そのまま次のお店へ向かうことにする。
といっても、お店を決めているわけではないので、適当にブラブラし、結局一昨日行った「串鉄板ぞろんぱ」に行く。

当然、侍が出迎えてくれる。
「何だか酔っ払って冷やかしに行って申し訳なかったな、、と」
「記憶あるんですね?」
そう言いながら心優しき侍は、笑って許してくれる。
さんざんビールを飲んで来たので、日本酒からスタート。
「軽い日本酒を」

「串からのスタートでいいんですか?」
いつもつまみを頼むからだろうか、店員さんに確認される。
つまみしか食べていないので、この辺で、お腹にたまるものを入れておかねば。

あれやこれや呑み食いした後、最終的に侍にパスタをお願いする。
先日は酔っ払ってちゃんと味わってなかったが、とても美味しい!
さすが"パスタ魔人"、いや、"ちょんまげイタリアン侍"

少なめにしてもらった

21:00 カプリ食堂

先日誕生日だと伝えていたので何かあるかと(図々しく)期待したが、お客さんが数組いて、アルバイトの女性もバイト時間が終わって(カウンター席でまかないを食べている)、彼だけのワンオペ状態で忙しそう。
ビールを飲んでお客さんが引けるのを待っているうちに眠くなり、他のお客さんより先に退店。
ホテルに帰り、早々に寝る。


2022年8月11日 (6日目)

どうやら祝日らしい。
ランチ時は混むだろうと思い、いつもの通り大浴場に浸かり、「よ~いドン!」を見ながら12時くらいまで本稿を書いて過ごす。
木曜日に「note」に本についての記事を投稿することにしている自身の決め事に従い、書き置いてあったのを投稿。

ホテルを出発。
やはり、錦市場は昨日とは比べ物にならないほどの混雑。
思いついて先斗町を歩いてみる。人通りは少ないが、鴨川側のお店には「川床は予約で満席」の張り紙をしているところも見受けられる。
先斗町を上がり辿り着いたのは、街中華の老舗「珉珉」。

12:40 珉珉

「ビールセット」を注文。

2022年8月11日の1杯目のアルコール
メインは「海鮮焼きそば」をセレクト
セットには餃子もつく

窓から三条京阪の駅が見える。
お店を出て、そのビルにあるBOOK OFFに行ってみる。
Queenの『オペラ座の夜』のCDを見つけ購入(少し傷があるということで10%引きになった)。

Queenは熱心に聞いた方ではなく、NODA・MAPの『Q : A Night At The Kabuki』初演(2019年)がちゃんと楽しめなかったような心残りがあった。
だが、これで再演の観劇が楽しめそうな気がする。
一旦ホテルに戻り、PCでCDを再生しながら、本稿を少し書き進める。
気がつくと、14時半になっている。
少し曲を飛ばし有名な「BOHEMIAN RHAPSODY」を聞いて部屋を出発。

15:00 ひっとぽいんと

本日、京都最終日なので、この旅を楽しくしてくれたお礼と、次の再会を誓って、安原氏にビールをご馳走する。
それにしても、よくこんなに話すこと(しかも、書く価値のないほど下らない話ばかり)があるなぁというくらい、話す。

16:15 京家きよみず木屋町店

京家きよみず木屋町店」に行く。
GWの時に連日満席で入れなかったリベンジ。
今日も祝日なので心配したが、「満席」の札が掛かってなかったので、ドアを開けてみる。
お客さんは1人もいないが、店員さん曰く「19時までなら」とのこと。
やはり夜は予約で満席なのだろう。

ビールを注文

このお店は名前が示すとおり「おばんざい」を中心とした京料理がメインで、カジュアルではあるが、若者グループが訪れるところではない。

結構な飲み疲れで、ビールが入らない……と思っていたら、おばんざいを食べると一気にビールが喉を通るようになる。

おばんざいは日替わり
(写真、名前は失念したが、確か「夏野菜とベーコンのたいたん」だと思う)
このお店のポテトサラダは「赤」「黄」「白」の三種類
(私が注文したのは「赤」。紫蘇入り)

店内は予約客のコース料理の仕込みで大わらわ。それでも、ピリピリした雰囲気ではなく、和気あいあいの様子。
17時を前にアルバイトの若者たちが次々出勤してくる。
女性アルバイトが着替えに入った部屋に、それと知らず入ろうとした男性店員が「前に1回ヤバかったんスよ。その時はギリギリセーフでした」。「お前、今度やったら"お縄"になるで!」
そんな会話を続けながらも料理人の手はしっかり働き、みるみる間に奇麗な小鉢が作られていく。

日本酒を注文。
「佐々木酒造さん……俳優の佐々木蔵之介さんの御実家なんですけど、そこの酒蔵さんで作ってるお酒で、うちの店が取引している酒屋さん限定で卸してるお酒なんですよ。だから、ほとんど見かけないと思いますよ」
店員さんが説明してくれる。

お酒をちびりちびりとやっている間に17時半近くになる。
お店は2人連れが1組来ただけで、まだノンビリした空気が流れているが、アルバイト店員も揃い、スタンバイ完了の状態。
忙しくなる前にお店を出て、もう1軒。
四条大橋を渡る。この暑さでは、鴨川沿いに座る人々も少ない。
川端通を少しだけ上がる。

17:50 JAM

酒好きのご夫婦が営む日本酒バー。
旦那さんはおらず、奥さんは先客の年配ご夫婦と話しこんでいる。
中国からの留学生というアルバイト男性がメニュー(が表示されたタブレット)を差し出す。
彼は、現在、京都産業大学に通っているが、その前は、東京・八王子の日本語学校に通っていたという。
そこでできた友人と来週(8月15日の週)に四国一周のツーリングに行くのを楽しみにしていて、自身のスマホを見せながら計画を説明してくれる。
彼がキラキラした目で説明してくれるのを私もワクワクして聞いているうちに、気づくと2時間近く経っている。

四条通を歩き、河原町通、烏丸通を抜け、「和ダイニング 一政」へ。

20:00 和ダイニング 一政

カウンター席は1組のカップルだけ。
お店も、ホール担当の男性と若い料理人だけ。
やはり、飛び石の休みだと、お客さんは少ないのだろうか。
日本酒を注文。

「今日、2人?」
「いや、います、います」
若い料理人が「います」と言うのは、彼の父親でありこのお店のオーナーシェフ篠さん。
〆鯖を注文すると、奥から篠さんが出て来て「漬けたばっかりッスけど、いいッスか?」と聞く。
「漬かり過ぎは好きじゃないから、むしろOK」

日本酒をお代り。

このお酒は、一政を含めた何店かの居酒屋が合同で、月の桂のオリジナル酒を造ったらしい。今回の旅で行った「ぞろんぱ」「五黄の寅」も含まれている。

21:30 カプリ食堂

京都の始まりと終わりは、このお店。
今日はいつもの彼と「できる子」の2人態勢。
このお店もすでに落ち着いている。
2人にビールをご馳走し、私は水で乾杯(後にハイボールを注文)。
聞くと「できる子」も今年いっぱいでの退社が決まっているそうで、そうなると私を知っている人がいなくなる(オーナーは最近お店に立っていないし……)。
2人の将来にエールを送り、お店を出る。


2022年8月12日 (7日目) 大阪で観劇&なめろうあれこれ

いつものとおり大浴場に浸かった後、チェックアウト。
このホテルは、部屋の清掃を断ると1回につき300円返金される(タオルとサービスのお水は、袋に入れてドアノブに掛けられている)。
全ての清掃を断ったので、3回で900円返金され、少し嬉しくなる。

阪急烏丸駅から大阪梅田駅に向かう。車中で『パリでメシを食う。』の続きを読み始めるが、連日の飲み疲れもあり、ウトウトしてしまう。

11:00 ミュージカル『アニー』@大阪芸術劇場シアター・ドラマシティ

大阪梅田駅から徒歩数分のところにある梅田芸術劇場の地下、シアター・ドラマシティでミュージカル『アニー』を観る。実に、30年ぶりに観る『アニー』。ロビーで流れる「トゥモロー」を聞いた瞬間にジーンとしてしまう。

「トゥモロー」を口ずさみながら劇場を出て、徒歩数分、阪急線の高架下にある「茶屋町Marry」に入る。

12:50 鮨とSAKE 茶屋町Marry

(2022年3月撮影)
2022年8月12日の1杯目のアルコール

店名にもあるとおり、お鮨メイン。

店名にもあるとおり、日本酒もメイン。

「竹の園」というお酒。パンダのラベルがカワイイ

メニューに「なめろう」を見つけ、注文。

「なめろう」や「さつま揚げ」は、お店によって本当に違う。
この旅でも「なめろう」を、食べた。

雑魚やのなめろう
串鉄板ぞろんぱのなめろう

ランチタイム終了の15時近くにお店を出る。

当初の計画では、ここで帰京するはずだったが、訳あって急遽大阪宿泊を追加することとなった。
旅の予算の都合上なるべく安く泊まりたい、ということで、「18時チェックイン・9時チェックアウト」限定の格安プランのあるホテルに宿泊することになっている。

まだチェックインまで時間に余裕があるので、梅田の地下街「Whityうめだ」にある「大ざわ」という大衆居酒屋に向かう。

15:30 大ざわ

お盆時期とはいえ、平日の昼間にも拘わらず、お店は相変わらずの大賑わい。
外から覗くとカウンター席が空いているようなので、中に入りお店の方の応対を待つ……その間に、横をすり抜けた中年男性が無言で空いている席に座ってしまう……やられた!(今考えると、単純にトイレから戻って来ただけかも)
入り口近くの小さなテーブル席に案内される。
麦焼酎のロックを注文。
地下街を忙しく行き交う人々をぼーっと眺めながら優越感に浸って呑む。

アテは大衆居酒屋ならではのもの。

冷奴
赤ウインナー

カウンター席は先客が帰っても、すぐに老若男女問わず誰かが入って来て埋まる。若い女性だって一人で入って来る。
客たちはテレビで流れている高校野球を見るともなしに見ていたり、スマホを見ていたり、何もせずぼんやりしていたりと様々。

テーブル席のグループたちは、今何時だろう?と思うくらいに盛り上がっている。

先ほど入って来た女性の一人客の隣が空いたと思っていたら、すぐに中年(背が高くイケメン風)の男性客が座る。
2人に面識はないようで、それぞれ独りの世界を楽しんでいる。

「何時に行けばいいですか?」
Yちゃんからメールが入る。
長堀橋のホテルに18時にチェックインすれば、道頓堀あたりには30分もあれば着くだろうと考え、「18時半に、"グリコ"の看板が見える橋で」と返信。

「了解」の返信を見て顔を上げると、先ほどの男性と先客の女性が、いつの間にか楽しそうに話し込んでいる。
こういう居酒屋が持つ独特の雰囲気を目の当たりにしたようで、何だか嬉しくなる。
17時が近くなり、お店を出る。
その後、あの2人がどうなったのか、知る由もない。

御堂筋線で心斎橋駅まで行く。
ホテルは長堀橋にあるので長堀鶴見緑地線に乗り換えればすぐなのだが、時間もあるので心斎橋辺りを少しぶらつく。
大賑わいということもないが、やはり、心斎橋筋は人が多い。
18時にホテルに到着するように考えながら歩く。
……が「エキチカ」という名前にもあるとおり、駅に近いので安心していたがなかなか見つからない。
そのうち、雨がポツリポツリと降り出す。
ようやく見つけたホテルは、本当に駅近ではあるが、入り口がホテルっぽくなく看板も見つけられない建物の中にあった。
慌ててチェックインを済ませ、荷物を部屋に置き、ダッシュでホテルを出る。

……完全に、土砂降り。すぐそこにある地下鉄の入り口に到達するまでに結構濡れる。
長堀橋から御堂筋線心斎橋駅(さらに四ツ橋線四ツ橋駅)まで抜けられる地下道(クレスタ長堀橋)を通って行こうと思いつくが、この辺りの地理を良く知らないうえに焦っているので、どう行けばいいか迷ってしまう。
仕方がないので、長堀鶴見緑地線に乗ることにする。
運良く電車が来て、車内で「雨降ってるから、橋の上じゃなくてアーケードで待っていてください」とメールすると、「H&M側のアーケードで待ってます」と返信。
心斎橋駅に着くが長堀鶴見緑地線から出たことがなく、出口に迷う。
早足で心斎橋筋を歩き、H&Mに到着。「アーケードじゃないじゃん」と戸惑いながら、H&Mに半歩入るがYちゃんは見当たらない。
踵を返してアーケードの方を見ると、そこにYちゃんが立っている。
「だから、アーケードって書いたじゃないですか!」
……ゴメン。

18:45 鉄板神社宗右衛門町店

雨はほとんど上がっている。
「久しぶりに"夕立ち"に遭った」
近くの「鉄板神社宗右衛門町店」に入る。
大阪で有名な鉄板焼きのチェーン店で、「おまかせコース」にするとストップをかけるまで次から次へと鉄板焼きが出て来る。

「お久しぶりです」とYちゃん。
たしかにYちゃんとはGWに会わず4カ月ぶりだが、では3カ月とどれだけ違うのか。
「常連さんなら3カ月くらいで『お久しぶり』かも」とYちゃん。
「いや、俺、常連じゃなくて『旅の者』なんだけど……」
「こんだけ通ってんのに、頑なに『旅の者』って言い張るよねぇ」
Yちゃんが呆れる。
安原氏に以前言われたことを思い出す。
「普通の観光客は、1回行ったお店を再訪して『おかえり』って言われたら嬉しがらはるのに、あんただけは怒る」
たしかに最近は行きつけのお店ばかりで、「旅の者」を効果的に使えるお店に行っていない……コロナ禍が完全に明けたら、新しいお店を開拓しようと誓う。

「今回の京都は、北が二条通、南が五条通、東が川端通、西が西洞院」
「めっちゃ狭っ!」
またもYちゃんが呆れる。
「じゃぁ、祇園は行かへんかったん? Jちゃん、いるのに」
Yちゃんの友人のJちゃんは、祇園のラウンジで働いている。
「Jちゃんの話が出る度に、SMS(私はLINEなどのSNSをしない)してるけど返事がないから、お店辞めたと思ってた」
「あの子、よく携帯無くすから、電話番号変わったかも」

Yちゃんは13日~16日がお盆休み。
今日は大阪で1泊し、明日の朝7時過ぎの新幹線で川崎に住む友人宅を訪ねるとのこと。
私は明日の午後の便なので時間は合わないが、ともに心配なのは台風で新幹線がどうなるかだ。

このカウンター席、目の前で鉄板焼きが作られるという特等席だが、焼かれるもの焼かれるもの、全てが美味しそうに見えて困る。
今回は焼き飯が美味しそうで、「おまかせコース」をストップして、追加で焼き飯を注文してしまう。

ここ最近は、2軒目にYちゃん行きつけのバーに行くことが多い。
1人でやっているマスターは、私と名前が漢字まで同じという奇遇さ。お互い名前で呼び合っているが、何だか自分の名前を言うのが気恥ずかしくもある。
Yちゃんが電話すると「これから店を開ける」とのこと。
ついでに、私が先日誕生日を迎えたことも伝えてもらう。

21:00 道頓堀のバー(ここでは名前は明かさない)

外はすでに雨が上がっている。
お店のあるビルに着き、エレベーターに乗り込むと、後から男性が駆け込んでくる。
奇遇にもそのお店のマスターで、エレベータの中で誕生日プレゼントをいただく(今回の旅で初めていただいたプレゼント)。

「急だったんでスタバしかなくて」と恐縮するが、その気持ちがとても嬉しい。
飲みながらウダウダ話していると、Yちゃんが眠そう。
彼女は明日も早いので、23時頃に2人でお店を出る。

道頓堀を歩き、堺町筋まで出たところで別れ、日本橋にっぽんばしのホテルに泊まる彼女は右へ、長堀橋に泊まる私は左へ歩き出す。
大阪の街は、夕立ちこそあったが、台風が来ていることが信じられないくらい穏かで暑い。


2022年8月13日 (8日目) 旅最終日……心配は台風

ホテルのテレビでは台風情報が流れている。
昼過ぎから静岡から関東を通過するようで心配。
早朝の便で東京に向かうYちゃんから「すでに新幹線は止まってます」とメールが来る。
ホテルの格安プランのために9時前にチェックアウト。

時間があるので、地下鉄ではなく、大阪駅まで歩いてみることにする。
暑いので日陰を選び、水を飲みながら歩き、どこまで行けるかと思っていたら、結局大阪駅に着いてしまう。
10時直前で、阪神百貨店やその他お店の前には開店を待つ人たちが並んでいる。

10:20 うちのたまご

卵かけごはんが朝の人気メニューのようだが、お店の前に掲げられていたオムライスの写真が美味しそうだったので、それを注文する。

ふわふわの卵が美味しい

11:00 ミュージカル『ピーターパン』@梅田芸術劇場メインホール

昨日と同じ梅田芸術劇場でも、今日はメインホール。

東京で観る予定だったのだが、開幕直後にコロナの理由で以降の東京公演が中止になってしまったため、急遽旅程を延長した。
とにかく幕が開けられて良かった。
東京公演中止と吉柳咲良のラストピーターパンということもあり、特別な公演となったのではないか。
旅程を延長して良かったと心から思う。
幕間に新幹線の運行状況をチェックする。
今のところ、遅れはあるようだが運転休止にはなっていない様子。

劇場を出ると真夏の日差し……台風で新幹線のダイヤが乱れているなんて現実とは思えない。
昨日と同じように「茶屋町Marry」の前を通る。
時間に若干の余裕はあるが、新幹線のダイヤが心配でお店には入らず、新大阪駅に向かう。
駅の電光掲示板を見ると、数十分の遅れはあるものの、運転休止には至っていない。
在来線改札内にある新幹線きっぷ売り場にはそれなりの列ができているが、座席状況を知らせるモニターには✕どころか△のマークもなく余裕があるようだ。

安心して在来線改札内の「逢酒場 ちろり」に入る。

14:20 逢酒場 ちろり

2022年8月13日 唯一のアルコール

店内では昔(松浦亜弥の「Yeah!めっちゃホリディ」(2002年)が流れているので「昭和」でも「20世紀」でもなく、とにかく今の大人たちが「懐かしい!」と思うような……)の歌謡曲が流れている。
「銀河鉄道999」(ゴダイゴ)、「ハートのエースが出てこない」(キャンディーズ)はまだ良いとして、「昔の名前で出ています」(小林旭)がほとんど歌えてしまったことに驚く。やっぱり私は52歳のオヤジなのだと改めて感じる。

ビール1杯で退店。
15時ちょうどに出る予定だったのぞみ号は、約2分遅れで出発。
途中、数分間停車したり減速したりを繰り返すが、深刻な状況ではなさそう。
まったく混雑もしておらず、隣の席に誰かが座ることもなく、ゆったりした気持ちで『パリでメシを食う。』の続きを読む(帰宅するまでに読了)。
結局のところ15分弱の遅れの17時半過ぎに品川駅に到着。
新幹線改札内は、ビックリするほど人気ひとけがない。
在来線改札内も土曜日の夕方とは思えないほどの閑散ぶり。まぁ、台風が接近している時に、わざわざ(まさに不要不急)出歩く人も多くはないのだろう。

品川駅から最寄り駅まで台風の影響を感じず、最寄り駅のコンビニで買った傘を差して無事帰宅。

「日付が変わるまでに帰る」目標達成!


2022年8月14日 (おまけ。夏休み最終日)

夜の間に台風は通過し、よく晴れている。
自宅で旅の後始末をし、本稿をまとめる。

それにしても、よく呑み、よく読み、よく観た。
まさに『酒。読書。観劇。それだけ』の夏休みだった。


参考:京都・大阪 旅シリーズ

参考:酒。読書。観劇。それだけ シリーズ


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