橘いんでー@バーチャルライター

VR関係のメディアで記事を書くフリーのライターです。 自分の思いを文章に残したくてはじ…

橘いんでー@バーチャルライター

VR関係のメディアで記事を書くフリーのライターです。 自分の思いを文章に残したくてはじめました。 本人はADHDと片耳難聴のぐーたら主婦。聴覚過敏他、ACだったりと色々とマイノリティ。 文章を書くのっていいぞ。

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  • VR演劇劇評フォーラム

    • 9本

    VRChatやclusterといったバーチャル上で展開される演劇活動の劇評活動をしています。

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私がメタバースのライターを始めた理由

一般的に新しいことを始めるには年齢が若い方がいいとよく言われる。 でも私は全くそんな事なくて小学生の子供を持つ母親であり、その辺のどこにでもいるような主婦だ。普通の人よりはマイノリティ属性ではあるが。そして、文章を書くのが少し得意だと思っているくらいの一般人である。 そんな何もない人間が新しいことを始めるには、それなりに体力や精神力がいる。あと、ほんの少しの行動力。 ほとんど未経験からのスタートだったライター活動。 実を言うとリアルでも縁があって文章を教えてくれる師匠がいて

    • 話題の入浴剤について

      私の夫は新しいモノが好きである。 ネットで話題のものがあるとすぐ買って試してみたくなるタイプの人で、よく新しい趣味にも飛びついたりする。 そんな家庭なので我が家は一般家庭と比べて、多分結構モノが多い。おかげでなかなか片付けるのも一苦労だ。 そんな夫がある日ネット通販で注文をして、突然数日前に我が家に届いたのは、エプソムソルトという入浴剤であった。 私はそれがなにかもよく分からなかったので、最初はスルーを決め込んでた。夫が使うものだから、私には関係ないかな、と、こんなスタン

      • すごろく

        何となく生活していて、ふと、考える時がある。 自分が見ている世界は、どこまでが現実でどこまでがバーチャルなのか。 境界線はあるのだろうか。 今生きている世界は、ひょっとしたら誰かのすごろく盤の上なんじゃないだろうか。 サイコロを振った数で人生や行動が決まる。 運も実力のうち、悪運だって運のうち。 そんな壮大なゲームが気づかないうちに行われているとしたら。 そうするときっと宇宙も、この太陽系も、すごろくの中の世界なのだ。 プレイヤーは誰なのか。 もしかしたらそれは神と言わ

        • アバターが観る幸せな夜の夢

          はじめに ~テアトロ・ガッドネーロ~ ※この記事は、ただただ思いのままに書いたものでございますので 多少の乱文にはご容赦くださいますようお願いいたします 私という魂が震えた。 たとえどんな姿かたちが変わっても、魂は変わらない。 自分自身を表現するものとはなにか。 外見や印象だけで、私達は何もかも判断してはいないか。 大事なのは中身ではないのか。 それを強く思い知らされた一夜であった。 ヴァーチャルやネットの世界ではよく分身、として アバター(という名の自分のキャラクタ

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          ぼくもわたしもメタバース

          メタバースってなんぞや 最近なにかとネット界隈を騒がせているメタバースという言葉。なんだそれ?なんだかよくわからないと思っている人も多いと思うのだが、 やってみたいなと考えてる、興味津々な人たちにむけて書いてみることにした。 とりあえずでもネットで意味を検索してみると 「仮想空間自体やそこでコミュニケーションが行えるサービス・プロダクト全般を指す」 というものらしい。 ここ数年台頭してきたのは、ちょっと前までバーチャルリアリティとか言われてたもの、通称VRだ。 大きな

          ぼくもわたしもメタバース

          自由研究とは戦争である。(後編)

          ☆初めてこちらを読む方へ☆ 前編 中編 こちらから先にお読みくださいませ。 ⑤あと2日 次の日、いつものように起床してリビングへ行ってみると、 相変わらずうつむいてしょぼくれてる息子がいた。 昨日怒ったのがまだ尾を引いているのは一目瞭然だった。 彼は一度落ち込むと切り替えて立ち直るのに割と時間がかかる子なのだが、 あと2日で学校が始まってしまうことを考えると、あまりそっとしておくこともできない。 とにかく話を聞いてみないことには始まらないので、様子を見つつ聞き出していこう

          自由研究とは戦争である。(後編)

          自由研究とは戦争である。(中編)

          ☆初めてこちらを読む方へ。まず先に前編をお読みください。 ③テーマが決まっても油断はできない さて、我が息子、一生懸命インターネットを駆使して自由研究のテーマを探すものの、探す行為に満足してすぐゲームに走ることで2日過ぎる。 どうもまだ時間に余裕があると思っているらしい。私も自分の経験を元に息子に急ぐよう諭すが、右から左に筒抜けのようだ。 だんだんしつこく注意するのも疲れてきた、そんなとき。 「プラネタリウム作る!おれ星すきだし」 と、作り方が載っているサイトのページを笑

          自由研究とは戦争である。(中編)

          自由研究とは戦争である。(前編)

          世間はコロナ禍で色々心配事や不安はまだまだ続くけれども、長い夏休みが終わってとりあえずホッとしている親御さんも多いのではないだろうか。 毎年のことだが、夏休みの間の主婦は家事に加え子供の面倒、宿題の手伝いなど忙しさが倍増し、大抵はワンオペになるため孤独な戦いとなる。 今年は夫がリモートワークで在宅勤務をしていて、私のメンタル的にはとても心強かった。 しかし相手は一筋縄ではいかない小学生男児である。しかもADHD持ちで とてもコミュニケーションが苦手で。 実は私もADHDで、子

          自由研究とは戦争である。(前編)

          コロナ禍生活日記①

          どうしてこのタイトルなのか あけましておめでとうございます。 世間はふたたび緊急事態宣言が出るような状況になってしまいました。 ここまでの状況になると、もう個人個人での感染対策は限界なんでしょう。 が、しかし国民と政府のおえらいさんたちの感覚のズレが大きすぎて、生活に不安しかありませんが、自分でできる限り最良の選択を取っていきたいですね。 マスクと消毒液が普通に手に入るようになっただけでも以前と比べればだいぶましだと思うようにしてます。 前回はVRで自粛生活を楽しむ、とい

          自粛生活から始まったVRの話。

          コロナウイルスが世界を激変させてからはや半年が過ぎた。 以前のように思いのまま外出したりできなくなって久しい。 我が家にも今年は家族で旅行に行く予定をなんとなく立てていたところに このコロナ禍が襲来した。生活は一変したのであった。 緊急事態宣言が。子供は学校が休校になり、夫も仕事がテレワークに。 外出自粛要請がでて外に出る事も叶わなくなり、それまで自由にお出かけしたり、外食に行ったりできなくなって出来ることが減って次第にストレスがたまっていく。 家の中の過ごし方を模索した結

          自粛生活から始まったVRの話。

          口下手な人の手紙

          色々あって、休校に。  学校が休校になった。ご存知の通り、コロナウイルスの対策で人の集まる場所があちこち休みになって、世間はお出かけ自粛モードである。    私の息子の学校も、当然のように休校になった。息子は学校が大好きなのでものすごく残念がっているのだが、病気には絶対なりたくないという気持ちの方が勝っているようだ。テレビのワイドショーがやたらと恐ろしさを煽るのを見た彼は、余計にその決心が強くなったようだ。息子はもともと少し怖がりなのである。いい言い方をすれば慎重といったと

          真実と虚構の谷の合間

           世間は新型コロナウイルスで混乱の最中だ。  感染者が出れば周囲は大騒ぎしてしまうが、マスコミも取材にやってくる。ワイドショーは悲惨な状況を映し、混乱を煽るだけの構成をひたすら流す。  そして街からマスクや消毒薬が店頭から消えた。マスクを買い占めて高値で転売する人の多さには驚くばかりである。逆に自分の分が減るのを覚悟で、無料で分けてくれる優しい人もいる。  こういう非常事態の時こそ、人間の本性が現れると、実によく言われる。自分が助かるためなら周囲はどうでもいいと思う人間、

          我が家の料理革命。

          数年前からアメリカで大人気だというこのインスタントポット。(ものすごく簡単に説明すると、電気圧力鍋にいろんな調理モードがついてるものです) 夫が以前から気になっていたらしいのだが、この年末ついに購入を決意したらしく、思い立ったら止まらない夫はすぐに注文。年が明けて私がぼーっとしてたらいつの間にか家にやってきたのであった。 私はどちらかというと新しい物事に慣れるのに多少時間がかかる人で、環境の変化に弱い。今回の場合もかなり戸惑いながらレシピや説明書をなんとなく読んでいる

          感情は爆弾のように

          衝動的に怒るということ 怒るってなんだろう。 私は小学生の頃、いじめに耐えかねて怒りを表して反撃したことがある。いじめてくる男子たちにむけて、椅子をぶん投げて食って掛かった。 私はADHDだ。不注意型だが衝動性ももっていて、それにかられて突飛な行動をしてしまう。それが周囲の同級生たちにとってはおかしな行動に映ったのだろう。それがきっかけで学年全員からバイキン扱い。これが5年間。ずっと続いた。自分にとっては理不尽に近かった。 クラスメートの男子からは暴力を振るわれたりし

          ひとりぐらしのおもいで。

          家を出るきっかけはよくあるパターンのひとつで。 当時28歳で初めて彼氏ができたからだった。 彼氏の行動力はとてもすごいもので、自分が住む部屋まであっという間に見つけてくれた。そこまでしてもらった嬉しさと申し訳無さ、そして人生はじめて自立できたうれしさと不安がごちゃまぜになりつつ、私は神奈川から四国へと旅立った。 早速部屋についてみると。 1LDK、南向きの部屋。おお!結構広い!と思ったのが最初の第一印象。 実家の自室が4畳半で、このスペースにベッドとタンスと机が置いて

          ひとりぐらしのおもいで。