子どもを持つことは女性にとってキャリア上のハンデなのか
そもそも論として、「子どもを産み育てる」という、人類が存続するための根源的な行為を、キャリアという、人間の生の営みからしたら副次的とも言える一つの価値判断あるいは行為の過程と対比して捉えること自体、大きく間違えているとの思いもあるものの、それでも私を含め多くの女性は、一度はこの問いにぶつかったことがあるのではと思います。
生命が日常的に脅かされることはなく、物質的な豊かさも満たされている現代の日本において、「キャリア」が人々の幸せを構成する一つの大きな要素になっている面も、