村人A

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  • ショートショート

    短い自作小説

最近の記事

頭がうるさい

日々考えている事の量は女性の方が多いと誰かに聞いたことがある。私もそれに当てはまる方で日々頭の中がうるさい。それも論理的では無く妄想に近い。 自分の考えていることと他人の考えていることは違うのでは無いかと思い、男性の友人に 「何を考えているの?」と聞いてみたことがある。 そしたら「今横を通った人が身長高かったなぁとか考えてた。言語化するまでも無い感覚的な『暑いなぁ』とかそんな感じかな」と思ったよりも何も考えていないことが分かった。 私と他人の見ている世界は違う、目の前

    • 亡き父を探す、没作ゥ

      物心着く頃には父親という存在が居なかったし特に気にもしていなかった。 成長していくうちに周りの友人たちが父親の話をしていたので気になった。 「ねぇ、お母さん 僕のお父さんはどこにいるの?」 そう聞くと母は困ったような哀しいような何とも言えない表情をして 「あなたのお父さんはね、星になったのよ」 星になんてならない事ぐらい成長していくに連れて分かった。どうやらうちの父親は亡くなっているようだ。それも離婚した後に亡くなっていたみたいだ。 実はそれも良くない亡くなり方を

      • 空白

        空白、日常生活の中で何かが足りないという空白を感じる。 充分に満たされているはずなのに何だかまだ足りない、もっと何かあるはず、私はもっと幸せになれる。 幸せを欲しているのだろうか、これは寂しさだろうか、充分に人と接しているのにまだ寂しいのだろうか 空白を埋めれば何かが変わるのだろうか、また新たな空白が生まれるだけなのでは無いだろうか 意味をもたらすものを増やす、それも責任の伴うものを増やす、そうすることで意味が増える。 それをずっと繰り返していけばいつか完全になれる

        • うつな母

          私には今、3歳になる娘が居る。結婚はしておらず実家で養育している。 パパは現在アメリカで仕事をしていて日本に帰ってくることは難しい。時々帰ってきても東京で仕事が待っている。医師として研究者としての使命を果たしている。 それはさておき、娘の話に戻る。私の母、娘にとっては、ばあばは中々の過保護で私が小学校六年生の頃に「しにたい」「将来がまっくらだ」「幻聴が聞こえる」と訴えたところ精神科へと連れて行った。 中学生の頃も何が何だか分からない、というより自分でもよく分からない眠れ

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          17本

        記事

          いい親なのだけれど

          親との共依存がキツい 親との共依存がキツい、実家暮らしなのでなおキツい。 だけど実家はサポートしてくれているので私にとって安心出来る環境ではある。 だが良し悪しというものがある。時には過干渉に感じてしまう。 過干渉過ぎると離れたくなるし無関心で居てくれるぐらいが丁度いい 私の調子が常にほどほどに良ければいい話なのだ。 いい話なのだが、よくは無い、これがうつ病のネックだ。波がずーっとある。それは大きい波だったり小さい波だったりさざなみで凪の状態の時もある。 そして

          いい親なのだけれど

          千年後の海

          海水が地球を覆う様になって何千年経つんだろう、そんな事を考えていても仕方ない。 「今日も木材集めと釣りの日々か」 海へ潜り、破片を拾い集める。 「これは、コンクリート、こっちもコンクリートまぁこんなものか」 海の中は落ち着くけれどずっとは居られない、人とすれ違っても素通りするだけだ。アイツらは喰っても不味い。あとは、今日の収穫は…あれ今日は何日だっけ。暑いということは分かるが、石を動かさないと忘れてしまう。 「あっ、いけね。昨日石を動かしていないんだった」 水のタ

          千年後の海

          食パンとご飯

          「あなたの目の前にいる私を信じて」 信じられるかよ、このくそビッチが 目の前にいるクソ女を追い出すか、犯すか迷って後者を選んだ。 クソクソクソクソ、性欲に逆らえない俺もクソ 自分の思う通りにいかない女を目の前に自分の加虐欲を満たす。気持ち良さそうな声さえムカついて口を枕で塞いで髪を掴んで乱暴にした。 それさえも向こうの思うツボでどうせまた他の男の所へ行くのは分かっている 「なんで一人に決められないの?」 「みんな好きだからだよ、そこに差は無いよ。パンの気分の日も

          食パンとご飯

          終着駅

          新幹線に乗る度に顔も名前も知らない中学生の女の子を思い出す。 当時の私にはとてもセンセーショナルなニュースだったけど、どこか他人事だった。同じ部活の子とお菓子を食べながら「弁償するお金幾らするんだろう、自己破産するのかな」「他に方法は無かったのかな」と死を悼むというよりも容赦の無い現実の話をらしていた。 その女の子はイジメを苦に新幹線の線路に飛び込んだのだ。 高いフェンスを登って横たわったのだろうか、即死だろうか 祈る事もせずただ座席に座って思い返していた。新聞の一面

          インタビュー

          「後悔していますか?」 「していません、私に出来ることはしました」 「本当ですか?」 「はい、彼の周りの同僚にその願望があることを伝えました」 「それだけですか?」 「それがその時の私に出来る精一杯の事でした」 「何故そうなったと思いますか?」 「金銭的不安やパンデミックに襲われて仕事も上手く行かなかったことや私が他の男の子を妊娠したショックもあるでしょうが分かりません」 「他の男性の子どもを身篭ったんですか」 「はい」 「彼に悪いとは思わなかったのですか

          インタビュー

          答え

          みんな正しいとみんな正しくないは両立する。私の正しさを求めて旅路に出る。私が正しいというものを信じて信じて打ち砕かれて、粉々になって私は正しくなくなる。 貴方が正しいんですか?私が正しいんですか?正しいとは一体何なのですか? ただ善良で在りたい。善悪でも良い、誰かにとっての善良で居たいがそれはどのように証明されるのでしょうか。 損得で考えれば楽ですか?私の得を追求すれば良いですか?徳を積めば幸せになるのでしょうか 私の得を積んで行きましょう、私にとっての得を積みましょ

          べろべろのちいかわw

          「ンショ…」 あれ?この天井は? ぼやーっと青い耳が見える、ハチワレ? 動こうにも手が拘束されていて動けない なんでこんなことになったんだっけ? 「ステキなー!!姫さまからテキーラタワー入りました!」 「わ、わぁ」 お酒検定に受かってないの説明したのになんで?! 誘った人をチラリと見ても知らんぷり、ハチワレは他の卓で姫さま?と楽しそうにしている これ、飲まなきゃいけないのか 「んっんっ」 「かわいい〜♡♡」 「んんっ」 お酒ってこんな味なんだ、からい

          べろべろのちいかわw

          毒親ガチャガチャ

          長年の友人と久々に温泉に行った。大人になってからというものの私は子育て、友人は仕事と中々会えずにいた。近況報告、周りの友人の話を一通り済ませた後、ふと友人が 「最近さ、うちの親と距離おいてるんだよね。前から愚痴とか多かったんだけどさ…」 友人の親は幼い頃に両親が離婚している。真面目で私からみても良い子な友人が距離を置く位だから相当なことがあったに違いない 「お金を貸したんだけど返してって言っても中々返してくれなかったり、私の老後は貴方に頼むわねってそんなこと言われても私

          毒親ガチャガチャ

          何気無い日常

          「夏はやっぱりコーラだよなー」 「いや俺はスプライト派」 僕は冷水機の水をジャブジャブ飲む 「いや、走ったあとは冷たい麦茶、冷たい水にポカリだろ!」 夏の醍醐味といえばこれだ。というより走った後に飲む冷たいものなら何でもウマい。 「お前、1つに決められないのかよ」 「うわー、それは究極の質問すぎん?」 しょうもないバカ話をしながら部活に戻る。あちぃしダルい。でも今は昔みたいに「水を飲んだらダメ」とか「ウサギ跳び」は無い。そんな時代があった意味が僕には分からない。体育

          何気無い日常

          自分探しの旅

          どこまでもどこまでも歩いてみたい。歩いて歩いた終わりにしたい。職を失い面接にも何回も落ちてとにかく自信が無くなっている。誰にでも大なり小なりそうゆう事はあるだろう。家の布団の中で悶々としているのにも飽きた。ただ悶々としている位なら歩いた方がマシだ。そう思って家から飛び出した。 歩いても悶々としてるのは変わらない。歩き続けて人目のつかない所で行き倒れてしまえばその考えも終わる。 空が青くてキレイだ。鳥の声が聞こえる。なんの鳥だろうか、そんな事も分からない。 人目のない所に

          自分探しの旅

          私と仕事どっちが大事なの?

          「私と仕事どっちが大事なの?」と聞かれ黙っていたら彼女は「もういい!」と言って出て行ってしまった。おそらく、私のことをもっと大事にして欲しい、優先して欲しい、ということなのだろうが仕事も大事だし無いと生活していくのが難しい。どっちも大事だと伝えれば良かったのだろうか、連絡を入れてみたが返事は無い。お手上げだ。すぐに追いかければ良かった。 僕は彼女を失いたくない。この感情に嘘は無い。日頃の愛情表現が足りなかったのだろうか。 女はよく「口に出して言ってくれないと分からない」と

          私と仕事どっちが大事なの?

          脱走する動物

          「早くここから出たいなあ」よく分からない漢字だらけの病気にかかってしまい入院してから三週間ほど経った。 「退屈…」 学校に通ってた時は今日は学校に行きたくないな、と思う日もあったけれど今は学校に行って友だちと話したり、昼休みにドッジボールで遊んだりしたい。 病院で出来ることといえば絵を描いたりテレビを見たり学校の勉強をする位、あとは病院の中を散歩すること、コロナがあるから外には出れない。 幸いなことに一ヶ月ほどすれば退院は出来るらしい。でもやっぱり早く出たいなぁ。点滴

          脱走する動物