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カメラ大好き 哲学大好き そんな私です。

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X-E4 生産終了

目を疑う情報が入ってきた。 なんとX-E4が生産終了との記事。 まさかと思い公式オンラインストアでラインナップを確認した所、確かにX-E4がディスコンになっている...。 (トップの写真は現在の公式ラインナップ。4台しか無い...。) 突然の同時多発生産終了の背景に昨今の半導体不足による影響で生活に必要なセクターに部品が優先され、趣味性の高い分野は後回しにされたのではないかと個人的推測。 X-E4が発売して僅か1年半で生産終了するなんて...。 Canonからの乗

    • NOKTON 35mm F1.2の哲学

      『絶対性能』の先にある感覚的魅力。 『NOKTON 35mm F1.2』 現代に生まれた最新のレンズでありながら1958年当時のデザインと8枚玉レンズ構成で『歴史と官能』を追求したVoigtlander究極の一本。 もはや『工業製品』を超えて『工芸品』の域に到達したと言っても何の違和感も無い仕上がり。 NOKTONは『解放f値1.5以下』の選ばれし者だけに与えられる究極の称号。 この美しいデザインは1958年、ドイツで生まれた伝説の銘玉 『LEICA Summic

      • フィルムシミュレーション『Velvia』

        『風景写真を撮るなら俺に任せろ』 とカメラから聞こえてきたら迷わずVelviaを選ぼう。 空や森、お花や太陽に至るまで自然の風景を色鮮やかに映す『Velvia』 状況によって 『ちょっと色鮮やか過ぎるなぁ』 と感じる時はPROVIAと使い分けると良い。 寿司やデザート等、色とりどりの食べ物にも効果的。 『動物以外の生き物』 に非常に有効なフィルムシミュレーションと言える。 どちらかと言うとソフトな写りのオールドレンズより高解像な新しいレンズとの相性が良さそう

        • フィルムシミュレーション『PROVIA』

          私が主力として使っているPROVIA🎞 『富士フイルムのスタンダード』 初めてPROVIAを知った時は 『これは普通の色か。』 と単純に思っていたが、使い込むうちに富士スタンダードの真の意味を知る事となる。 アイスで例えるなら 『バニラは普通だからとチョコやバナナや変わり味を選んで散々食った挙げ句、一周回ってバニラ味が1番美味い!』 という理論と同じと考えている。 『富士フイルム機を使うならフィルムシミュレーションを楽しもう!』 と色んなフィルムを選んで撮り

        X-E4 生産終了

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          フィルムシミュレーションの哲学

          富士フイルムの武器と言えば筆頭に上がるのが『画質』『フィルムシミュレーション』。 『88年間、写真の色を研究し続けたフィルム屋の実績』 は他の何物にも代え難い圧倒的な価値と言える。 逆にフィルムカメラを使った事がない世代の方には凄く新鮮に映るかも知れない。 カメラの楽しみの要素として 『色を楽しむ要素』 があると思うが、これに関して富士が他のメーカーを圧倒している。 各社共に色を『ビビッド』や『レトロ風』や『ポップ』などに変える事は出来るが、昔からある伝統の味を

          フィルムシミュレーションの哲学

          X-E4の弱点

          以前、私が『過去最高のカメラ』と称したX-E4。 長く使ってデメリットと感じた事を『弱点』と言う表現で3点纏めた。 今後の発展に向けて期待を込めて。 ①アイセンサー感度問題 EVF横のボタン(DRIVEや再生等)を押そうとしたり液晶をチルトさせようとすると指が触れて誤作動してしまう。 原因は感度が良すぎる事とセンサー位置がEVFより右手側に配置されてる事。 誤作動後、元に戻すのにタイムラグがあるのでストレスに感じた。 センサーの大きさも小型化出来れば誤作動の確率

          X-E4の弱点

          50mmという画角

          私が最も得意な画角『50mm』。 主に街のスナップを中心に撮る中で丁度良いと感じる焦点距離。 『おっ!』と思って人間が注目してモノを見る画角が50mmと言われてる。 私はスナップ撮影をする時は 『無駄な情報を入れずシンプルに』 をテーマに撮っている。 最初にスナップを始めた頃は 『画角が広い方が背景も映せるから良いな』 と思って35mmで撮り歩いていたが、家に帰って写真を見返すと主役が何だかよく分からない 『中途半端な風景写真感』 が出てしまい撮っては消し

          50mmという画角

          X-Pro3というカメラ

          近代の日本が生んだ『変態カメラ』と言えば筆頭に上がるのがX-Pro3だ。 リアルレンジファインダー機でありながらEVFと切り替えが出来て、更に光学ファインダー使用時には右下にピント調整用の小型液晶モニター(ERF)が出るというガンダムもビックリの変態仕様だ。 『とんでもねぇカメラが出たな』 と思いカメラ屋で触って確認した所、背面液晶がチルトの内側に隠れている上、背面にフィルムシミュレーションのロゴマークが表示されるという変態仕様。 スズキのバイクが好きな私には 『こ

          X-Pro3というカメラ

          ズームレンズか単焦点か。

          結論から言うと 『記録写真はズームレンズ』 『作品を撮る時は単焦点レンズ』 と言うのが私の答え。 私の原点はCanon『EOS kiss M』 最初はレンズの種類も何も知らなかったので全種類買っては試行錯誤した。 『標準ズーム』『望遠』『高倍率』『広角』 『マクロ』『単焦点』 以上の中で自分に必要なレンズは『高倍率』という事が分かった。 『人生の記録写真として一本でどれだけカバー出来るか』 をテーマにしていたので他のレンズの出番は少なかった。 この時点で単

          ズームレンズか単焦点か。

          X-E4の性能

          シンプルなデザインに目が行きがちだが実は撮影に必要な部分はしっかりと正常進化している。 先代比較で主な進化点をまとめてみた。 ①背面液晶が高精細化 X-E3(104万ドット)からX-E4(162万ドット)へと進化。 数値ではピンと来ないがメニューや撮影後の写真を見てみると明らかに高精細に写るのが分かる。 特に写真拡大時に威力を発揮。 ②フィルムシミュレーション みんな大好き『クラシックネガ』が実装された。 オールドレンズとの組み合わせで脳汁放出確定。 フィル

          X-E4の性能

          X-E4の美しさ

          私が過去に出会った中で最も美しいカメラ。 『削ぎ落とすという美学』を具現化した現代では非常に珍しいコンセプトで作られている。 見た目がカッコいいから美しいと感じるのか。 私は 『削ぎ落とした結果、美しくなった』 と考えている。 『足すのでは無く引いて造る』 通常、道具は進化して行くので性能、機能、操作性も進化して行く傾向にあるがX-E4は『操作性』の部分を極限まで削ぎ落とす事でシンプルな操作性を追求した。 最新のX-E4から『上級者向けモデル』にシフト背景に

          X-E4の美しさ

          良い画質とは何か。

          高画質と良い画質は同義語か。 個人的に非常に興味がある。 結論から言うと高精細、高画質は人間の魅力として欲求割合が低いと思っている。 なぜなら、その究極が肉眼で見た世界でありながら人は素晴らしいモノを見ても長い事と見続けようとしない。 アナログ放送から地上波に変わった時の劇的な画質向上の感動も一時的なモノだった。 小さな子供が時間を忘れてテレビアニメを見るような事が続かない事が根拠になっている。 では良い画質とは? 文字通り『良いなと思う画質』と考えると『懐かし

          良い画質とは何か。

          X-E4の機動性

          カメラの機動性は私の中での優先度として最上位に来る程大切な部分。 散歩中に見せてくれる愛犬の表情を撮る時は機動性が命。 デカいカメラだと 『あっ!良いなコレ!でもカメラ準備するまで間に合わないから諦めよう...。』 カメラ好きなら一度は経験してるであろう『一瞬の妥協』。 私はコレが積み重なりカメラから距離を置くようになった。 しかしX-E4と出会い状況は一変。 息を吹き返した様に進んで『良い瞬間』を撮る様になった。 『ピントやブレなんでどうでもいい』 『あっ

          X-E4の機動性

          富士フイルムの魅力

          元々Canon使いだった私はX-E4と出会い富士フイルムへと乗り換えを決断した。 『軽量コンパクトである事』 『素直にイイ!と思える描写である事』 『デザインが美しい事』 これを見事に体現しているのが富士フイルムだった。 私はX-E4を使い始めて 『これはかなりの変態ブランドだな』 とすぐに気付いた。 私の好きな『スズキのバイク』に非常によく似た哲学を感じたからだ。 通常、会社は『たくさん売れるモノ』を作ろうとする。 しかし富士フイルムは『作りたいモノを作

          富士フイルムの魅力

          Voigtlanderの魅力

          『Voigtlanderの魅力を教えて下さい』と言われたら何と答えるだろうか。 私は一言で表すなら 『言葉で説明出来ない』 かも知れない。 どの分野も同じだと思うが感覚的な事で本当に良いと感じるモノは、それが何故良いと思うのかが言語化出来なかったりする。 例えば私の世界一好きな食べ物は『ケンタッキーのフライドチキン』だが、何故これが世界一好きな食べ物なのか説明しろと言われても上手く言えないのと同じだと思っている。 そう言った前提の元、Voigtlanderの魅力3

          Voigtlanderの魅力

          NOKTON 35mm F1.2こそ夜間最強

          『APS-Cは夜間に弱い』 こんな思い込みを完全に破壊したNOKTON 35mm F1.2。 以前は『三脚にしっかり固定してブレないようにタイマー設定して露出を適正にして...。』 みたいな事にエネルギーを使っていた。 今考えると楽しんでるというか、いかにノイズレスで綺麗な写真が撮れるかコンテストだった気がする。 前回のNOKTON 35mm F1.2についても語った様に、楽しむハズがいつの間にか『作業』となっていた。 そんな私の間違った思い込みを完全に破壊したレンズ

          NOKTON 35mm F1.2こそ夜間最強