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RICOH GR3『プレッシャーからの解放』

最近GRが気になってる方へ向けて新たな視点から魅力を発信したい。

今回は全てのカメラ好きが一度は経験すると思われる

『なにかスゴイものを撮らなきゃいけない』感

について。

こうゆうのです。

一眼カメラを買ったばかりの頃は

『うおー!写真スポットで撮りまくるぞー!』

と意気込み色々な所へ出掛けては納得の一枚を目指し日々奮闘していたあの頃。

撮影に行く度に段々とカメラを使いこなし成長している実感に喜びを感じたあの日々。

長時間露光も覚えました。

いつの日かネタが切れてしまい

『もうあんまり撮りたい所とか無いな...。』

『売却』の2文字が脳裏をよぎる。

『色々撮り歩いてた日々が懐かしい。あの新鮮なワクワク感は何処へ...?』

もう今後はあまりカメラを使う事も無いという事で全てのカメラ機材を売却し、コンデジ一台で運用する決意をした。

そこで選ばれたのが『GR』だった。

Street Editionを買いました

『とりあえず人生の記録用としてGR買うか。小さいし。』

最初はこんな程度で性能をはじめ面白さやワクワクをGRに対して求めていなかった。

何の期待もせずに外へ持ち出し適当に撮ってみると、早くも異変に気付く。

どんぐり

『あれ?超綺麗に撮れてる...。』

『これコンデジの画質?一眼で撮ったのと何も変わらないじゃないか』

しかも一眼カメラと違い非常に小さく軽い為、ハンドリングが楽で持って歩いても何のストレスも無い。

近所の公園を適当に撮りました

今までだったら
①カバンから一眼を出す
②電源入れて構えて露出や構図を決める
③シャッターを切る。

一方GRの場合、

『撮る』

以上。

何も狙わず考えず

一番伝えたいGRの強みは

『構えて撮る瞬間に全てが完結する』

という事。

『あっ!』と腕を上げてカメラを構える最中に電源入り→腕を止めた直後にAF完了→撮る。

これが全て腕を上げて止めた瞬間に全て完結する所。

ピントが外れても何故か良い写真と思える。

これこそGRが最強のスナップシューターと呼ばれる所以だ。

これは同時に

『撮影のプレッシャーからの解放』

とも言える。

一眼の場合『あっ!』と思ってから撮影完了するまでに、どうしても時間と手間が掛かってしまう。

この時間と手間こそが撮るモノを無意識に選んでしまい、何か壮大なモノを撮らなくては!というプレッシャーに繋がってるのでは無いかと仮説を立てた。

公園のベンチを一眼で撮る人は少ない

デカいボディと立派なレンズ。

そしてたくさんのボタンとダイヤルで武装して撮るのが『どんぐり』では役不足感が否めない。

まるでフェラーリでコンビニに行くような感覚に襲われる。

瞬撮!この生命感

そもそも論、自分が撮りたかったのは『壮大なモノや景色』ではなく『身近なリアルを気軽に』である事に気づいた。

カメラや写真に対して消極的になってしまった原因は、そもそも『自分のスタイルに合ってない』事を続けていたからだった。

写真の流派は人それぞれだが『気軽に撮れる』という事がこんなにも楽で楽しい事なのかとGRに教えられた。

一眼では絶対撮らないカット

カメラや写真を楽しめなくなってしまった方へ。

ひょっとしたら楽しめないのは『プレッシャー』が原因かも知れない。

だとすれば私のように思い切って全てを手放し、リセットしてみたら新しい道が開けるかも知れない。

上手く行かない時こそ『原点回帰』

大変勇気が要る事だが『気軽』という翼を得た時の開放感は何物にも代え難い。

少しずつ自分の本音を解放してみよう。

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