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連載(59):人類の夜明|宇宙の法則

この記事は『かとうはかる(著)「人類の夜明」』を連載しています。

宇宙の法則

「人間は、五感から受ける刺激や情報に惑わされやすくできております。

そして心は、どうしてもこの五感に感応し、苦楽の情をつくるものです。

といって、この五感がなくてはこの世でまともな生活は営めません。

それではどうしたら、この相反するものを上手に使いこなすことができるのか?、その方法を教えましょう。


おいしいものはつい食べすぎてしまい、快いものにはすぐ傾いてしまう。

五感というものは、実にヤンチャ坊主のように落ち着きがありません。

それだけに揺れ動く心に歯止めをかける必要があります。

勿論そのために良心があるわけですが、この良心を惑わす顕在意識という大敵がいます。

この顕在意識は五感と結びついてさまざまな欲念をつくりますが、ほとんど五感に都合の良いものばかりです。

したがってこの顕在意識に、知性と理性のクサビを打ち込まなくてはなりません。

そのクサビとなる理性とは、宇宙の法則です。

この法則を信じ守ることによって、いまわしい五感を制御することができるのです。」


「しかし、倫理や道徳も守れない私たち凡人が、雲を掴むような宇宙の法を守るなど、とてもできるとは思えませんが?。また宇宙の法を守ることが、どうして実生活に結びつくのでしょうか?。」


「あなたは、宇宙の法を単に観念的なものと考えているようですがとんでもない!、私たち一人ひとりの言動が、個々人の人生に、人類の運命に、絶大なる影響を与えているのですよ。」


「宇宙の法と実生活の関わりを、どのようにして知ることができるのでしょうか?。」


「それにはまず、法の中身を知らねばなりません。法を知り遵守していくうちに、私たちの運命がいかにこれらの法則に左右されているかが分かってくるでしょう。」


「誰でも知ることができるのですか?。」


「勿論、それが人間の特権なのですから・・・。」

(つづく)

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