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【映画】もし命の時間が見えたなら-TIME-#107

こんばんは。

連日の猛暑に夏バテを起こしている方もいるかもしれません。
日中に競技の行われるオリンピックは、中々ハードな闘いかもしれません。

朝汐留近くを歩いていると、オリンピックの取材班と思われる外国人記者を乗せたバスが走っているのをみかけます。

観戦したい気持ちはありますが、ニュースでオリンピックを楽しむことにします。

命=時間であることを考えさせる映画

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2011年に公開された映画で、25歳を過ぎたあと腕に刻まれた時間によって、自分の寿命がわかる世界が描かれた映画です。

通貨=時間となっており、自分の寿命を削って、生活費・物の売買を行う世界。通貨の価値は違えど、貧富の差による社会情勢をリアルに描いています。25歳を過ぎてから寿命(時間)のカウントダウンがはじまり、25歳から外見が永遠に変わらない世界。

富裕層はギャンブルの賭け金として自分の寿命(時間)を賭けている傍ら、貧困層は毎日の生活費というよりも、毎日を生きるための時間を稼ぐための毎日を送っています。

物語は貧困街に訪れた100年生きた富裕層と主人公が出会い、富裕層から寿命を貰い、世界の仕組みを知った主人公が富裕層が住む街へ向かうところから始まります。

時間は平等である

寿命の違い=収入の違いがありますが、「命=時間」という概念について考えさせられた映画です。現実世界では、1日/24時間なのは皆平等に決まっていることわりです。

作中では寿命(時間)に余裕のある富裕層は死ぬ、という概念がなかったり「生きる!」ということへの執着が薄いですが、毎日を生きることに必死な貧困層から学ぶことが多いです。

時間に限らず、満ち足りているものに関しては人は無頓着であったり、感謝をすることを忘れてしまっているなと感じます。つまり、満ち足りていることで心が左右されることはなく、満たしたいという欲望があるからこそ人は努力し、変化することを求めるのかもしれません。

一見単純なストーリーですが、命の大切さ、時間は有限である、自分にとっての心の豊かさとは何か?を考えるきっかけとして観るのにおすすめな作品です。

枡田泰明

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