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ラーメン二郎:「直系」「亜流」「インスパイア店」。店舗ごとの独自路線が異なる味を生み、熱狂的なファンが途切れない。(CASE: 97/100)

▲「ラーメン二郎」とサステナビリティ

みなさんは、ラーメン二郎はお好きでしょうか?私の周りでは二郎ブームが巻き起こっており、普段から二郎の話で持ちきりです。私はあの量を食べられる自信はないので行ったことがありませんが、家の近くに人気の店舗があるので、最近は、一回は行ってみたいとも思っています。

ラーメン二郎は、東京都港区三田に本店を構えるラーメン店およびのれん分け店で、こってり濃厚なスープに極太の麺、山盛りの野菜が特徴のラーメンを提供しています。ラーメン二郎は、三田本店で修行した責任者が厨房に立つ「直系」、弟子や孫弟子の派生店の「亜流」、二郎風のラーメンを提供する「インスパイア店」などに分けられます。店名は同じながらも、店舗によって味が異なったり、独自のルールがあったり、「ジロリアン」と呼ばれる熱狂的なファンが多いのも特徴です。

一般的に飲食店において全国的に拡大したり長く続けようとしたりすると、いかに同じ味を提供するかが重要視されているように感じます。実際に私も、同じ味、同じ品質を期待できるという理由で、出かけた先でチェーン店を選ぶことがあります。

しかしラーメン二郎では、店舗によって味が違うことも特色となっていて、色々な店舗を回ることもファンの楽しみとなっているのです。この、同じ「ラーメン二郎」を掲げていても厳しい縛りがあるわけではない点が、ラーメン二郎の味の違いやファンを生み、持続可能性を高めているのかもしれません。

同様の事例として「くまモン」が挙げられます。「くまモン」もライセンスフリーのために多くの場面で利用されており、そこから新しいファンの獲得につながっています。
「ラーメン二郎」や「くまモン」の事例のように、門戸を広げて利用してもらうことによって、より広くファンを獲得し、そのファンにさらに広めてもらうことが、サステナブルにつながっているのかもしれません。

▲参照資料

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。

2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲今回のキュレーション担当者

i.labインターン 竹下陽喜

▲i.labについて

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