ikumi hirota

エッセイスト* NLPマスタープラクティショナー取得。 その知識を織り交ぜながら、日々…

ikumi hirota

エッセイスト* NLPマスタープラクティショナー取得。 その知識を織り交ぜながら、日々の生活で感じたことを素直に、私らしく綴ります。 私の言葉で誰かの人生が豊かになれば嬉しいです。

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  • NLP×エッセイ

    NLPの知識を日常で起こる何気ない出来事を通じてお伝えします。堅苦しくなく、でもためになるようなエッセイ集です。

最近の記事

台所にまつわるエトセトラ

日経の日曜版が好きで、毎週楽しみにしています。 芸術や教養コーナーが充実してて、優雅な気持ちになるんですよね。 (身についてるかは別としてですが、笑) そんな今日の日経の文化面に、詩人の杉本真維子さんのエッセイが掲載されていました。 幼い頃、母親が杉本さん本人に一切家事をさせなかったため、40歳を過ぎるまで包丁を握ったことがなかったというエピソードを交えながら、怒りとも空虚とも言い難い母親への感情やそれらを手放すきっかけについて書かれていました。 彼女の母親は戦後の苦い思

    • 世界は数字でできている

      先日、歯医者さんで治療を待っていた時のこと。 お世話になっている歯医者さんは積極的にデジタル化に取り組んでいるようで、 診察台の前には巨大モニターに私の歯のレントゲン写真が映し出されていました。 スケルトンになった自分の口元を見ながら治療を待つという、なかなかシュールな時間を過ごしていたんですが、 あまりにも暇なので、何気なく自分の歯の数を数え始めたんですね。 上の歯14本、下の歯14本。 私は親知らずをすべて抜いたので、一般的な28本でした(当たり前ですね😅)。 その時

      • 沼れない寂しさ

        野球では阪神タイガースが優勝し、 サッカーではヴィッセル神戸が優勝し、 その喜びを大声で分かち合ってるファンの映像を見る度に、不思議に思うんです。 「この人たちは、なんでこんなに熱中できるのか」 小さい頃から好きなキャラクターもなくて、 持ち物すべてを推しキャラで埋めつくしてる友達を理解できませんでした。 大人になった今でも、全国ツアーともなれば全国制覇を目標に、希望休を乱発しまくる某アイドルオタクの同僚も理解できていません。 振り返れば、私自身、何かに熱中したことなん

        • 好きを知る

          今日は予定外の休日になったので、ずっと行きたかった美容院に行ってきました。 そこで読ませてもらった雑誌がどうしても気になって、帰りに本屋さんに。 お目当ての雑誌を見つけてから、さらに他にも何かないかなぁとキョロキョロしてると、リンネルの特別編集雑誌に釘付け。 雑誌のタイトルは、「心を支えてくれた言葉、運命が好転した言葉」。 あぁ、私が好きそうな言葉がいっぱい並べられてるなぁと苦笑いしながら購入しました😂 帰って早速ページをめくると、いろいろ考えさせられるトピックスや言葉が

        台所にまつわるエトセトラ

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        • NLP×エッセイ
          8本

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          夢を叶える

          私には2つ上の姉がいます。 彼女は小さい頃から絵を描くのが好きで、ずっと漫画家になりたいと言っていました。 親曰く、保育園の卒園式での「将来の夢」でも発表してたそうです。 当時は、まだ漫画が今ほど一般的に受け入れられておらず、勉強の害だと煙たがられていたくらいなので、他の保護者から変な目で見られた、とも言っていました。 そんな姉は今、グラフィックデザイナーをしています。 今思えば、漫画家になりたいと言うより、絵を描く仕事がしたかったんでしょうね。 大学を卒業したものの、やり

          誕生日に思うこと

          無事に40回目の誕生日を迎えました。 節目ということで、若干いつもより感慨深いものはあるものの、 まぁ、この歳になれば、そこまで気合い入れて何かすることも、期待することもなく、 逆に平和な一日であることに感謝すら覚えます。 歳取ったなぁと感じるひとつかもですね🤭 そういや、かつては彼氏から日付が変わると同時におめでとうメッセージが来ないとか、 何人からおめでとうと言われたとかで一喜一憂してた若かりし頃もありましたね😂 懐かしいような、幼すぎて恥ずかしいような。 ただ、不

          誕生日に思うこと

          カウンセリングの壁

          NLP心理学を学び始めた時、そのアウトプットの方法としてnoteやインスタで、学びを通じて変化した自分を発信していました。 でも、もっとフリーに思ったことを書きたいなぁと思い、noteは枠にとらわれずにいろいろと発信する場にしたいと思います! ということで、今、一番思ってることが、日本でのカウンセリングの在り方です。 アメリカのドラマが好きでよく見るんですが、アメリカって何かあったらすぐにカウンセリングを受けるんですよね。 周りも当たり前のように勧めるし。 けして、アメリカ

          カウンセリングの壁

          【NLP×エッセイ】豊かな人生とは…

          誤って振り込まれた町民全員分の給付金をネットカジノで使い切った男性の事件を聞いて、お金の価値基準について考えさせられました。お金がないと生きていけないのは事実なんですが、どれくらいあれば満足できるのか、お金がないと幸せになれないのかなど、自分の中のお金の価値基準を知ることは、お金を持つこと以上に大切なことだと思います。 NLPでは、お金に対する価値基準やビリーフを探り、そこを入口に、自分にとっての本当の豊かさを見つけるメソッドがあります。一番最初にすることは、「あなたにとっ

          【NLP×エッセイ】豊かな人生とは…

          【NLP×エッセイ】A=B

          先日の東京出張の際に、久しぶりに退職した後輩ちゃんとご飯に行きました。10歳も年の差があるんですがウマが合って、退職してからもコンスタントに連絡を取り合う仲なんです😊3年振りの再会に2人ともテンションが上がり、仕事や恋愛、人生論など話題は尽きず!でもやっぱり盛り上がるのは恋バナで、遠距離恋愛中の後輩ちゃんの話に…。 彼女はすごく気遣いさんで、なかなか自分の気持ちを伝えるのが苦手なんです。相手に不快な思いをさせないように言い方に工夫したり、場合によっては我慢してしまうことも多

          【NLP×エッセイ】A=B

          【NLP×エッセイ】慣れてないだけ

          年末年始の暴食を清算しようと、年始早々ジムで汗を流してきました。 同じ考えの方が多いのか、老若男女問わず人が多くてびっくり。 密にならないように気をつけながらトレーニングをしていると、隣のマシンから「こんな状況やったらオリンピック無理やなぁ」と話すマダムたちの声が。 確かにコロナの感染者数増加に歯止めがかからない今、オリンピック開催が危ぶまれていますが、マダムたちの「無理」の言葉に反論しそうになりました。 「無理」「できない」「難しい」-この3つはキラーワードです。 この言

          【NLP×エッセイ】慣れてないだけ

          【NLP×エッセイ】未来の私を創るもの

          半年ほど前からお漬物を漬けています。冬は白菜やキュウリがメインですが、私のお気に入りは夏の水なす!漬ける度に昆布などを足して理想の味を追求中です。 昨年一番記憶に残る出来事はもちろんコロナ関連ですが、そのコロナがきっかけで新たな世界が広がった方も多いみたいですね。私のお漬物作りもそう。自粛期間中に、お漬物が鍵になる小説を読んで、時間もあるしステイホームにぴったりと始めてからハマりました。おかげで、腸活にも興味を持ち、お漬物レシピも増えました。そして何より、難しそうでもやれば

          【NLP×エッセイ】未来の私を創るもの

          【NLP×エッセイ】不運?幸運?

          先日、仕事の途中で電車の停電事故に巻き込まれ、目的地の1つ前の駅で立ち往生してしまいました。再開までしばらくかかりそうだったので降りてみると、タクシーはすでに長蛇の列。アポの時間20分前…間に合わないと観念して先方に連絡を入れ、仕方なく歩いて向かうことにしました。 そしたら…!雪が降ってきた上に、結構な向かい風。しかも上り坂が続き、ヒールで歩きにくい。あぁ、運がないなぁ…と嘆きたくなる状況でした。 今回のように想定外のハプニングが起こると「運が悪い」と捉えがちですが、そん

          【NLP×エッセイ】不運?幸運?

          【NLP×エッセイ】幼い頃に好きだった物語

          「鬼滅の刃」が累計1億部突破という記事を見て、これだけ支持される魅力は何なんだろう、と読んでいない時代遅れは思うのですが、それと同時に、読んだ人にとって、この物語から受け取ったメッセージが今後の「ビリーフ」になるんだろうな、ともぼんやり考えていました。 ビリーフ- 自分にとって大切な価値観、信じているもの このビリーフは、幼い頃に好きだった絵本やアニメなどが影響していることがあります。 例えばスポ根アニメが好きな人は -たとえ不利な状況でも、努力を積み重ねれば必ず夢は叶う

          【NLP×エッセイ】幼い頃に好きだった物語

          【NLP×エッセイ】フィールドの力

          母が最近寝つきが悪くなったと言うので、一緒に近くの銭湯に行ってきました。 芯からあったまるとよく眠れますもんね。 ただ近所と言っても、12月の夜です、外に出ると決意するまでに時間がかかりましたが。 なにはともあれ銭湯に着き、あったかーい湯船に浸かると…あぁ、極楽とはこのことかぁ…と大袈裟に言いたくなるほど幸せな気分になりました(人はぬくもりに弱い!)。 肝心の母も気持ちよさそうに浸かっていたんですが、急に相談事をし出して…気がつけば20分くらい話し込んでいました。 普段から

          【NLP×エッセイ】フィールドの力

          【NLP×エッセイ】「終わり」の捉え方

          他の月は旧暦でなんか言わないのに、なぜか「師走」だけはこの時期になるとチラホラ聞くような気がします。僧でなくても忙しい12月、師走の方が年の瀬の忙しさをうまく表してるからでしょうか。 私は、この師走ならではの空気が意外と好きです。なぜなら、みんなが「もう今年も終わりかぁ…」としんみりしつつも、どこか次の年にワクワクしているのを感じられるから。 そう思うと、「終わる」ということは案外寂しいものではないのかもしれないですね。捉え方によっては、目指したところにたどり着いた状態と

          【NLP×エッセイ】「終わり」の捉え方