「勝ちたいなら準備をしろ。」
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では、本題。
アーリック・ボーザー著・「Learn Better 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ」を再読した。
これだけ情報があふれかえった現代で目指すべきは、頭の良さでも多くの知識を付けることでもない。
それだけではもう不十分で、
そのデータを使っていかに思考の質を上げられるか、
新しいスキルをいかに効果的に習得するか、
複雑な問題をどうすればもっとよく理解できるか、
といった学び方や思考のスキルを磨かなければいけない。
つまり、学習の方法を学び「究極のサバイバルツール」を身につけるべきなんだ。
そんな究極のサバイバルツールを学べるのがこの本で、久しぶりに読んだんだけど超良かった。
ホント再読して良かったなと思った。笑
学習学ほど知る・知らないで差が生まれるものはないんじゃないかな。
副題になっているように学びを深くするにはステップが6つあるんだけど、どのステップにも共通して重要なことは2つあるなと思った。
(6つのステップを知りたかったら本を読んでね。笑)
その1つは知識だ。
上述したように、知識をたくさん付けることは目指すべきことではないんだけど、かなり重要な役割を果たしている。
矛盾しているように感じるけど、情報や知識を付けることはゴールではなく、ゴールに向かうための前提として絶対的に必要だということ。
つまり、そもそも知識・情報がなかったら学習はできないんだ。
なぜかというと、
脳は「新しい知識」をインプットしたとき、以前からある「古い知識」と束ねさせる。
つまり、「古い知識」を使って「新しい知識」の理解を助けているということ。
理解という建物を作り上げるには、知識というレンガや漆喰が必要不可欠なんだ。
だから、なにか習得したい分野があったらその分野の知識を徹底的につけること。
それと同時に多分野の知識をつけることも必要だ。
意外な繫がりをみつけられて、それが習得の助けになる可能性もあるからね。
つまり、知識・情報をつけることは準備ともいえる。
ただ、この準備をどれだけの人はやっているだろうか?
結果を出したい、スキルを磨きたいと思っている人はたくさんいるだろうが、この準備を徹底してやっている人はいるだろか?
勝つ人間とは、勝てると信じてるだけの人間じゃない。
勝つ人間とは、勝てると信じて準備しつづけている人間だ。
学びを深くする共通点の2つ目は問いかけだ。
学びながら自分に問いかける学習を能動的学習といい、もっとも頭を働かせる学習だという。
たとえば、
このテキストは何についてのものか?
筆者が伝えたいポイントはなにか?
自分は本当に理解しているか?
といった問いかけや自分自身に問題を出してみたり、説明してみることも重要だ。
スキルや知識の習得が速く上手い人は、皆この問いかけをしている。
ただ、この問いかけは意識しないとできないもの。
多くの人は、読むだけ・聞くだけで終わらせマーカーを引くだけで満足してしまうけど、この学習法は受動的で効果が薄いことがわかっている。
重要なことはインプットしたら問いかけて、
自分の言葉で繰り返す。
自分なりに要約する。
そうすることではじめて知識が付き、記憶にも残るんだ。
実際、6つのステップのそれぞれの章で「こう問いかけてほしい」という文章がたくさんみつけられた。
本では学習を深める6つのステップが詳しく書いてあるから読むべきだけど、
・前提知識をたくさん付ける。
・常に自分に問いかける。
あたりまえのようであまりできていないこの2つが思考のスキルを磨くためには必要なことなんだ。
知識をつけろ。
問いかけろ。
勝ちたいなら準備を徹底しろ。
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