「血肉に変えろ。」
玉樹真一郎著・「「ついやってしまう」体験のつくりかた」を読んだ。
任天堂に勤めWiiを開発したクリエイターが書いたこの本は
マリオやドラクエなどを紐解きながら人がついゲームをする仕組み、
つまり心を動かして体験させる方法が書かれている。
心を動かし体験を作る方法を「体験デザイン」と呼び、体験デザインには
・直感のデザイン (仮説→試行→歓喜の文脈を作る)
・驚きのデザイン (誤解→試行→驚愕の文脈を作る)
・物語のデザイン (翻弄→成長→意志の文脈を作る)
の3つがあるという。
人を動かす体験デザインについて詳細に書かれていて、
俺自身学生の頃は結構ゲームをしてきたから読みながら
まじか!あれはそんなことまで考えて創られていたのか!
と驚いた。
知っている人が読めばマリオすげぇ!ぱふぱふすげぇ!と思うはず。笑
クリエイターならかなり参考になることが書かれているけど、この内容は例えばライティングとか他の分野でも使えるなと。
クリエイティブの人の考えや視点を知ったり触れることってほんと大切だなと実感した。
俺はこの本は自己成長の仕方が書かれている本でもあると思った。
特に、直感のデザインは仮説→試行→歓喜の文脈を作ると書いてあったけど
これってまさに成長の仕方そのものでしょ。
さらに直感のデザインの内容で、
と書いてあった。
そう、自己成長で一番大切なことは自分からやるかどうかだ。
自分で仮説を立て試行することが成長に繋がるんだ。
その試行が上手くいき結果が出て喜びを得れればさらに成長が加速する。
それが自分の血肉になるんだ。
本でも書いてあるけど、例えばなんで人は自転車を乗れるのか?
それは自分で学び自分で出来るようになったからだ。
つまり、何回転んでも立ち上がり自分の五感・知性・意識をフル活用し、自転車の乗り方を体得したからだ。
自己成長したい・何か力を付けたいと思ったときも同じようにすればいいんだ。
自分で思考し、試行する。
結果が出れば嬉しいしそれが自信にも繋がるけど、俺は結果の出る出ないはそこまで気にしないほうがいいと思っている。
だって、結果はタイミングや運も関わってくるんだからね。
結果にばかりこだわると目移りが激しくなり手段と目的がゴッチャになる可能性が高くなってしまう。
稼げると言われたからやるとか、あの人がオススメしてたからやるとか。
きっかけは別に何でも良いんだけど、そこから自分で考えなきゃ稼げるようにはならないしなんでオススメされたかも実感できないよ。
だから何回も書くけど、
大事なことは自己成長で自己成長に大事なことは自分で思考し試行することだ。
それは結果とは違って運もタイミングも必要なく、自分から出来ることでしょ。
というか、自分しか出来ないことでしょ。
真理っていうのは外側にあるものじゃないんだよ。
自分の内側に創り出すものなんだよ。
自分の真理を創り出せた人は強いよ。
何事もなく・乗れないなんて疑うこともなく自転車に乗っている多くの人みたいに強い。
それをデザインできる玉樹さんのようなクリエイターはスゴイよね。