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生き方

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たんじょう日

たんじょう日

もうすぐ誕生日なのだけど、31歳になるのだけど、
全然そんな感じがしない。

人に会うたびに、

「あ、20代前半かと思ったー」

「わたしよりも年上なんだー」

と言われてしまう。

年齢ってなんなんだ。

生きてきた”深み”?

ただの数字?

女としての色気?

日本にいると、どうしても気になる。

年相応に見られないことが嫌だなっと思ってしまう。

確かに、気持ち的にも、まだまだ20代半ば

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フィリピン・アロナビーチの夕日

フィリピン・アロナビーチの夕日

いろんな場所を旅しているけれど、やはり夕日はどこも美しいと思う。

そして、夕日を眺めているときは、いつも何だか寂しい気分になる。

子供は夕暮れ時になると、泣き出すという話を聞いたこともあるし、きっと不思議な力があるんだろうな。

『日が暮れる前に、おうちに帰ろう』

そんな生活が理想。

朝日とともに目覚め、日が沈んだら家でゆっくりと過ごす。

少しずつ見えてきた”人生のスタートライン”を見逃

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現在地を知ること

現在地を知ること

なにかを始めるとき、
なにかを振り返るとき、
まずは現在地を知らなければ進む方向やステップが見えてこない。

3月終わりから4月にかけて、自分の現在地を思い知らされたり確認するような出来事がいくつかあった。

なかには己の不甲斐なさや努力不足を感じるものもあったり。

この数年、いったい何をしていたのだろう。。。

と泣きたくなったり。

でも逆を言えば、当時、漠然と思い描いていたものが、だんだん

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死ぬ前に最期に見たいもの

死ぬ前に最期に見たいもの

さきほど、祖母が亡くなった。

母から連絡をもらって、病院に駆けつけた時には、すでに息をひきとっていた。

真っ白で血の気のない祖母の顔や体。すっかり痩せこけていた。

まだ生温かかったけれど、そこにはもう命はなくて、魂も感じられない。
今世の体を残して、旅立って行った。

電車に乗った帰り道、そこにはたくさんの”動く人間たち”が居た。

ここにいる人間たち、わたしも含めて、いつか動かなくなる。つ

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