見出し画像

理不尽な思いにはどう対処する?

落ち込んだ時に助けてくれた先輩の存在

職場で理不尽なことがあったり、ミスをして上司にしかられて落ち込んだりしたとき、感情を立て直す大きな助けになるのが、先輩とのコミュニケーションです。

会社員時代の私は、10歳ほど年上の先輩に何でも話し、「社長にこんなことを言われてすごく頭に来たのですけど」と私が切り出せば、先輩は「社長はこういう性格だからさぁ」などとなだめつつ、いつも最良のアドバイスをくださいました。

一人でもいい、信頼できる人をみつけて関係を築こう

社会人になると、友達レベルでは指摘されないウィークポイントも、鋭く指摘されるようになります。同レベルのグチの言い合いではなく、あくまで違う見方でその現象をとらえてくれる先輩から成長のためのアドバイスをもらえたのは、とてもラッキーだったと思います。

人は、誰か一人でも自分を認めてくれる目上の人がいれば、どんなに不満や理不尽な思いを抱えていても、意外と踏ん張れるものです。普段から先輩方と信頼関係を築き、何でも話せて親身に接してくれる目上の人を、一人でもいいから持つことはとても大事です。そういう人が身近にいれば、怒りの感情をため込まずに小出しに相談でき、改善に向かう方策を練ることができます。

ファイル_003 (1)

仕事に向かう気持ちも大事

その際、大きなカギになるのが、あなたがいつもどういう気持ちで仕事をしているかです。その会社で働けることや、上司や先輩に対する感謝の気持ちがあれば、何かあった時の怒りも一時的なもので済みますが、嫌々仕事をしたり、「仕事をしてやっている」というゴーマンな思いがあると、怒りをコントロールできずに爆発し、取り返しのつかないことになります。

そして、あなた自身が相応のがんばりをしているか否かが大切です。「周りは評価してくれない」のではありません。本当の自信を得て、あなたが「行列のできる店の店主」のようになるには、自分の努力と人からの評価の両方が必要なのです。

そうはいっても、理不尽な思いはするもの…どうしたらいい?

そうはいっても、「会社で理不尽な思いをしたことがありますか?」と聞けば、大多数の人が「ある」と答えるでしょう。次のケースもよくある「理不尽」のひとつです。

Q. 同じ部署に、仕事のできない先輩がいて困っています。取引先を怒らせることもたびたびで、その先輩のおかげで迷惑をこうむる人は多く、部署内の見解は「困ったヤツ」で一致しています。ところが、その先輩は特定の上司に気に入られているようで、異動もなく、重要な仕事を任されたりしています。これはどう解釈すべきですか?

A. どの会社にも、そういう人はいるようです。でもそんな時こそ腐らずに、自分の仕事を一生懸命やっています。

松下幸之助氏は、こんなふうにおっしゃっています。

「いい考えを持ち、真剣な努力を重ねても、なかなかこれが世間に認められないときがある。そんなときには、ともすると世間が冷たく感じられ、自分は孤独だと考え、希望を失いがちとなる。だが悲観することはない。見る目がない人が千人いれば、見る目がある人もまた千人いるのである。そこに、世間の思わぬ暖かさがひそんでいる」(『道をひらく』松下幸之助・PHP研究所)

ファイル_003

そばにいて怒りを感じるほどに見る目がない人も世の中にはいますが、ツイてる上司は必ず、明るく元気でやる気のある人のことを見ています。

報われない時期はどんな人にもあるもので、そこにあなたが不満を抱いたり、「自分は運が悪い」と思ったりしていると、あなたの運はどんどん低下します。それでは人生もったいないので、正しく評価してくれる人と出会うためにも、目の前の仕事に一生懸命取り組みましょう。

⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

⏬自分を磨くオンライン講座

⏬お問合せ、講座の詳細、取材依頼は【株式会社シェリロゼ】

お問合せ、講座の詳細、取材依頼は【株式会社シェリロゼ】

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-16-6-805
TEL 03-5448-1488 FAX 03-5448-1489
http://www.c-roses.co.jp/
メール info@c-roses.co.jp

ちょこっとマナー&プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい! 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。