一条

短歌とか男ブラとか将棋とかミスチルとか。好きなこといろいろ書いていきたいな。 スキやサ…

一条

短歌とか男ブラとか将棋とかミスチルとか。好きなこといろいろ書いていきたいな。 スキやサポート励みになります!いつもありがとうございます! 何かありましたら→https://marshmallow-qa.com/cd_mc_xx

マガジン

  • 『玄関~』についての記事まとめ

    歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』について書いた記事のまとめです。

  • 歌集の感想まとめ

    読んだ歌集の感想を書いた記事のまとめです。

  • 永瀬先生と

    永瀬先生とどなたか棋士の先生のエピソードをまとめた記事をまとめてます。

最近の記事

  • 固定された記事

夏の七日間に何が起こったのか? ―「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」感想、考察―

歌人、木下龍也さんと岡野大嗣さんの共著「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」、めちゃくちゃおもしろいミステリー短歌集でした!木下さんと岡野さんが二人の男子高校生になりかわり7/1~7/7までの7日間を描いたミステリー短歌集。もうこの設定が大優勝です。おもしろいに決まってると思ったらやっぱり最高におもしろかった。男子高校生二人はそれぞれ鬱屈を抱えていて圧倒的リアルな感情を詠んでいきます。どうしようもなさを持て余してる感じ、死への憧れ、反抗心、家族への複雑な感情、

    • 短歌連作『miss you』

      ミスチル短歌です。miss youツアーに行ったときのことを詠んだものです。 演奏が語りかけてた苦しみは僕らも共に背負って生きると 忘れたくないなと思う昨晩の全身で浴びたバンドサウンド 音源を聴くと上書きされそうでライブバージョンをも少し脳で 心臓がロックンロールに揺らされるロックンロールで生き延びている 悪人はひとりもいないすし詰めのバスは定刻通り現地へ 長い列ゆっくり歩むそれぞれに非日常へと期待を寄せて リード曲のMVのような曇天がむしろうれしい肌寒い夜 目をつむ

      • 『玄関~』勝手にイメソン考えた

        オタク、すぐイメソン考える(あるある)。 オタクなので『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』のイメソンを勝手に考えて勝手にプレイリストを作って聴いています。言うまでもなく非公式です。 Spotifyでプレイリスト作って公開したので、もしよろしければ……。 プレイリスト曲目書いておきます。順番は特に考えていないためシャッフル再生とかで聴いていただければと……。あとたまに増えます、たぶん。 雨の日のために/haruka nakamura 共犯者/スネオヘ

        • 男性ブランコ「引っ越しの挨拶」についての考察まとめ

          スミダさんとマカベさんに狂わされている者です。 2024年1月20日に「THE CONTE」でも披露された男性ブランコのコント「引っ越しの挨拶」についての考察まとめです。前からふせったーで感想や考察を書いてたのでそのふせったーのリンクをここにまとめときます。ご興味があるものを読んでいただければ幸いです。そして「引っ越しの挨拶」についてみなさんも語っていただければ幸いです。私が見たいだけです。すいません。 以上です。私が「引っ越しの挨拶」に狂わされてきた歴史でした。読んでく

        • 固定された記事

        夏の七日間に何が起こったのか? ―「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」感想、考察―

        マガジン

        • 『玄関~』についての記事まとめ
          6本
        • 歌集の感想まとめ
          7本
        • 永瀬先生と
          6本

        記事

          読んだ歌集のミニ感想まとめ

          Xでポストした読んだ歌集のミニ感想のまとめです。他にもたくさん読んでるのですがとりあえず感想書いてたぶんを。 タイトルにリンク張ってます。どの歌集も本当にいいのでみなさんもぜひ読んでみてください! 個別に感想を書いたものはこちらからどうぞ↓ あなたのための短歌集 /木下龍也(2022年9月)1ヵ月程前、心身共にぼろぼろで本当に辛かったときに出会った歌集。読みながら泣いて泣いて少しだけ楽になった。好きな短歌はたくさんあるけどこの短歌は特に好きでこれからもお守りにして生きてい

          読んだ歌集のミニ感想まとめ

          2023年1月から3月に岡野大嗣さんのオンライン短歌教室を受講した話

          今年の1月から3月にかけて歌人の岡野大嗣さんのオンライン短歌教室「言葉が『うた』になるとき」を受講しました。それが本当に……本っっ当に良かったのでここにすこし書いておきたいなと思います。お話の内容のネタバレはしません。というか私が中途半端なことを書いて中途半端に伝わってほしくない……ので気をつけて、私の感想を書くつもりです。 短歌教室のことを書く前に私と短歌について軽く。別アカのフォロワーさんに短歌も好きな方がいらっしゃってたまに好きな短歌をツイートされてたんですね。それで

          2023年1月から3月に岡野大嗣さんのオンライン短歌教室を受講した話

          日常を愛おしく思う歌集 ―『うれしい近況/岡野大嗣』感想—

          歌人、岡野大嗣さんの第4歌集『うれしい近況』、すごく素敵な歌集でした!!『うれしい近況』というタイトルの通り、おだやかで優しい歌が多くて読んでいて癒されます。心が凪いでいくよう。読み終わって、わたしはもっと軽やかに世界と向き合って愛していってもいいのかもなあって思ったりしました。自分が生きている何でもない日常、もっと言うと世界を愛おしく思える歌集だと思います。 サインに添えられた短歌発売日からすこし待ってサイン本を手に入れました。岡野さん、すごく好きで歌集は全部持ってるけど

          日常を愛おしく思う歌集 ―『うれしい近況/岡野大嗣』感想—

          村松さくらがアイドルになった日 #推し短歌

          まずは短歌を。 不安でも笑顔を決めたきみだからあかるい波を作ってゆける きらきらのピンクのサイリウムの波わたしは笑うあなたも笑う 村松さくらとは村松さくらとはゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場するアイドルです。いつもにこにこと明るく笑っている女の子です。 私はゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」(通称デレステ)を数年前からやっているのですが、さくらのことは最初はそこまで気になる存在ではありませんでした。デレステにはなんと19

          村松さくらがアイドルになった日 #推し短歌

          『荻窪メリーゴーランド』はいくつか世界線があるのではないかという解釈

          ※めっちゃネタバレしてますのでご注意ください。 かつてWEBサイト「OHTABOOKSTAND」で連載されていて、書籍化もされた『荻窪メリーゴーランド』。連載時から追っていて自己流の解釈もしていました。ネタバレになるとアレだし、書籍化してからnoteに書こうかな、と思っていたら予想外というか予想以上というか著者ご本人様ががっつりストーリーを説明してくださっているんですよね。なんてありがたいんだ……。わたしは考察厨ではあるが答えがもらえるなら喜んで答えをもらうタイプだ。なので

          『荻窪メリーゴーランド』はいくつか世界線があるのではないかという解釈

          【ネタバレあり】3月のライオン17巻感想

          ※ネタバレありです。ご注意ください。 3月のライオン17巻も最高でした!!! 最後にゾクッとしたああああ……!!!島田さん最高だよ大好きだよ最高の引きすぎるよ続きが気になりすぎます!!!!! 心友のふたり零くんと二海堂くんの対局、めっちゃ笑いながら読んでたのに(セメントで固められそうな王さまの顔と悲鳴大好き)(ジャックラッセル桐山大好き)、途中から泣いてたな……。熱すぎる。「ライバルが強すぎたら?」に、もしかして二海堂くんは心折られて零くんから離れてしまうのか、と思った

          【ネタバレあり】3月のライオン17巻感想

          不思議な世界観に浸る歌集 ―「幸せな日々/多賀盛剛」感想—

          多賀盛剛さんの『幸せな日々』、すごく好きな歌集です。世界観がすごい。読後感がすごい。読み終わって不思議な感覚でした。私は誰の(かみさまの?大昔の人物の?未来の人物の?)何を(記憶を?日常を?事実を?)読んだのだろう、と。 多賀盛剛さんは今年の1月にNHKでやっていた「つなげ言葉のバトン ~テレビ連歌会~」を見て知りました。短歌が全部ひらがなということや機械翻訳を使って作歌をしているということで興味を持って調べたら「第2回 ナナロク社 あたらしい歌集選考会」で岡野大嗣さんが選

          不思議な世界観に浸る歌集 ―「幸せな日々/多賀盛剛」感想—

          『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を日付通りに読んで思ったこと

          待っていたんだ、7月1日が来るのを。 こんにちは、『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』が好きすぎて考察記事をいくつか書いてる一条です。今回の記事に関係する過去の記事載せときます。 夏の七日間に何が起こったのか? ―「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」感想、考察― 現時点(22年12月)での「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」の解釈 いつも勝手な解釈してほんとにすみません……一個人の解釈ということで軽く読んで笑ってい

          『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を日付通りに読んで思ったこと

          ifの世界を経た先で ―男性ブランココントライブ『やってみたいことがあるのだけれど』感想—

          男性ブランコのコントライブ『やってみたいことがあるのだけれど』、素晴らしいコントライブでした!たくさん笑えてたくさん胸を揺さぶられるコントライブ……男ブラの真骨頂という感じでした。ほんとに良かった……もう何回も観てる……まったく飽きない……何度でも笑えるしぐっとくる……。 以下、がっつりネタバレしてますのでまだご覧になってない方は『やってみたいことがあるのだけれど』を観てから読んでいただけますと幸いです。6月15日まで配信してますよ!まだ間に合う! 『やってみたいことがあ

          ifの世界を経た先で ―男性ブランココントライブ『やってみたいことがあるのだけれど』感想—

          『荻窪メリーゴーランド』連載時の感想まとめ(書籍の感想も)

          WEBサイト「OHTABOOKSTAND」で連載されている歌人の木下龍也さんと鈴木晴香さんが短歌で描く虚構のラブストーリー『荻窪メリーゴーランド』。めちゃくちゃおもしろいです!第2回からリアタイで追ってるのでその感想をまとめときます(第1回の感想もすこし)。 ※ネタバレ注意です! 第1回 くちづけるとは渡しあうこと幸せそうなのに切ない。すごくいいなぁ。 第2回 〈永遠〉で終わらせるしりとり「〈永遠〉で終わらせるしりとり」にぐあーっとなった。美しい切ない。「永遠」と言った

          『荻窪メリーゴーランド』連載時の感想まとめ(書籍の感想も)

          「僕たちはカラーボックス・ベイビーズ」とは?―玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ考察―

          先日とても良い本を読みました。それが瀬戸夏子さんの「はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル」。歌集の紹介本(ブックガイド)なんですけど文章がおもしろいですし短歌界の歴史みたいなものも分かってとても読み応えがありました。読んでみたいなって思う歌集がたくさんありました。すこしずつ読んでいけたらいいな。 この本の中に「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ/木下龍也・岡野大嗣」も紹介されていて、魅力がそれはもうしっかり伝わる文章で読んでてうれし

          「僕たちはカラーボックス・ベイビーズ」とは?―玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ考察―

          「きみを嫌いな奴はクズだよ」と「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」の関係考察

          木下龍也さんの「きみを嫌いな奴はクズだよ」と木下龍也さんと岡野大嗣さんの共著の「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」ってちょっと繋がりがあるんじゃないかなと思ってて。というのも私は「玄関~」を先に読んで後から「きみを嫌いな奴はクズだよ」を読んだのですが、「玄関~」でも使われている単語をよく見たんですよね。いくつか引用させていただきます。 言葉に繋がりがあるなと感じたものです。最初のは「覗き穴」、2番目は「Google」、3番目は「蜂」と「夢」、4番目は「ブル

          「きみを嫌いな奴はクズだよ」と「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」の関係考察