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人生を向上させたい


2018/05/10

ゴールデンウィークも終わり、なんとなく気だるい時期が始まっている。
この時期になると、日常に慣れてきて今以外にも目を向け始める。

こんな仕事一生続けるのかなぁ、、、
あの時ああしていれば今頃こうなってたのに
などなどである。

大体の人間は、自分が何をするべきかということをわかっている。
こうしたら理想的なんだ!よくなるんだ!
ということはわかっているのだが、なかなか実行できない。

人間が行動を起こす時に、いくつかの障壁がある。

まず第一の壁として、人生を向上させようと思い立つこと。
実は知らない間に自分自身で自分の可能性を制限していることが多い。
だから、向上しようと色々思いつくのだが、
どうせわ私には、、、とかなんとか言って、
脳内で即否定していることが多い。
ちなみに、人間が強く死にたいと思う時、
大抵、絶命したいというよりは
「今の状況の自分」を殺したいらしい。
つまり今の状況から抜け出したいと考えている。
言い換えるならば、
強く死にたいという気持ちは、強く生きたいということである。
向上心が高い方が自殺をしてしまうのはこういうことであろう。

第二の壁として、行動の第一歩目を踏み出すことである。
これは科学でも、人間の気持ちでも一緒だと考えている。
自然の大法則として、物事は必ず安定する方向に向かう。

例えば、机に鉛筆を立てると、必ず倒れる。
原因は風かもしれないし振動かもしれないが、倒れる。
なぜかというと、倒れた方がエネルギー的に安定だからである。

次にペットボトルを机の上に立てたとしよう。
しばらくは立ったままであるが、何年かするといずれ倒れるだろう。
外に置いていたらもっと早いだろう。
このように、時間経過とともに安定に向かうのだ。

ペットボトルを立てて置いている時、
ペットボトルは少し安定している。
これは準安定状態と呼べる。
そしてペットボトルを寝かした時が最も安定な状態である。
もちろんペットボトルを傾けた時は不安定である。

立っているペットボトルが倒れる方法は、
時間経過以外にももう一つある。

そう、手で倒すのだ。手で力を加えて倒す。
ここで注目したいのは、
「力を加える」という点である。

時間をかけずにペットボトルを倒そうとすると、
エネルギーを加える必要がある。

人間も同じである。
例えば痩せる時、人間は痩せた方が気持ちがいい。
しかし痩せるためには大量のエネルギーが必要である。

宿題をしなければいけなくても、
なかなか手をつけれない。

が、手をつけ始めると意外と
集中できたりする。
傾けたペットボトルのように不安定なのだ。

人間が行動を起こす第三の障壁は、
行動を習慣づけることである。

これは繰り返し行動すること、とも言える。

習慣というのは、変化を起こすのに
かなりのエネルギーを要する。

「流れ」が生まれるからである。
水たまりを作ることはできても、
川を作ることは難しい。

習慣を変えることは非常に難しい。

しかしこのことをポジティブに捉えるならば、
一度習慣を作ってしまえば、努力せずに行動を起こせるのだ。

そう、習慣さえできてしまえば、ごく小さなエネルギーで行動できる!!!

習慣を作るにあたっては、
昔から伝わる言葉に次のようなものがある。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words;
Be careful of your words, for your words become your deeds;
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits;
Be careful of your habits; for your habits become your character;
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.

人間が運命を得る過程を綺麗に表現していると感じる。

そして、この文章では「気をつけなさい」という風に書かれていることから、
どちらかというと、悪いことを考えてはいけません!というような響きを感じるが、

むしろ、こうは書き換えれないだろうか。

理想の思考を繰り返しなさい、それはいつか言葉になるから。
理想の言葉を繰り返しなさい、それはいつか行動になるから。
理想の行動を繰り返しなさい、それはいつか習慣になるから。
理想の習慣を繰り返しなさい、それはいつか性格になるから。
理想の性格を繰り返しなさい、それはいつか運命になるから。

今日1日だけ頑張ろう。
過去を後悔したり、未来を心配してしまう必要はない。
ただ過去を反省して、未来の準備をすれば良い。
一番近い未来は、今である。
つまりは、今に全力を尽くすことが、
もっとも理にかなっているのである。

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