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パニック障がい…予想と違いすぎる2022

以前の投稿から1ヶ月以上あいてしまった…
理由は、タイトルにもある通り「パニック障がい」になってしまったから、(大袈裟ではなく)日々生きることに精一杯で、書く余裕がなかった。

私の場合、パニックになったことは数回程度だけど、発端となったであろう自律神経失調症からくる頭痛やめまい、電車酔いなどの方がひどく、正直何もする気が起きず気が滅入っていた。

(留学関係の記事を期待してくれている人がいたらすみません、、、居ないか笑)

やっと、書きたいという気持ちになってきたから、今の気持ちを素直に綴ろうと思う。パニック経験者もそうでない人も、身近にそういう人がいて接し方がわからない人、ちょうど今同じように苦しんでいる人、未来の私、色んな人に読んでもらえたら嬉しい。
但し、筆者の私もナウで闘病中なので、偉そうなことや確固たる改善策は未知なので、そこだけご承知いただきたい。

人生ワーストのここ数ヶ月

それまでは時々愚痴を吐きながらも働いて、留学を目標に掲げて、毎日二足の草鞋でやっていた。忙しい感覚が気持ちよくて、そんな自分が好きだと思っていた(もともと自分に自信がないタイプだったけど、その分努力でカバーできるのが仕事だと思っていたし)。でも、留学についての不安が自分の中でどんどん大きくなっていたことが、きっとメンタルの不調のトリガーになったんだと思う。気づいたら留学に対して、当初のワクワク感は皆無になっていた。(それに気づいたのが遅すぎた)当時感じていた不安は以下のようなもの。

  • 金銭的な不安(自分で全部まかないきれるだろうか)

  • 向こうに行って生活はうまくやれるだろうか

  • 仕事は見つかるだろうか

  • クラスについていけるだろうか

  • 戻ってきたら30手前になるが、女としてのライフプランも考えないとな

  • 次のTOEICで●●●点取らないとマジでやばい

とまあ、ざっとこんな感じだったと思う。不安に押し潰されそうになって、でも誰にも言えず、だんだん夜眠れなくなってきた頃からおかしくなってきたんだと思う。
その結果、パニック発作で電車に乗れない、長時間外出できないという状態になってしまって、せっかくの10連休も絶賛東京の家で一人で過ごしている始末。(まあ、、これはこれでいいか)

今思えば

そりゃあ、異国の地で知り合いゼロから新生活を始めるんだから、不安になるのは当たり前だよなーと自己肯定してあげればよかったものの、私は無視して走り続けてしまった。問題は不安を感じたことではなく、その事実を紐解かず、向き合わず自分の気持ちを封じ込めていたことだと思っている。(ドクターからはあまり原因探しをしない方が良いと言われた←自分を責めてしまって、余計気分が落ち込むからだそう)

今思えば、いきなりではなく、再三自分のからだが警告を出してくれていたのに、「これくらいの事やらなきゃ留学なんてできない」とか言って自分にプレッシャーをかけて幾度となくサインを見逃して来たような気がする。

今は一歩引いて、その時の状況を客観的に考えられるが、渦中にいた私は、とにかく目の前のことに一生懸命でアドレナリンが出まくっていたから、体に心がついて来ているか省みることができていなかった。

何かしてほしい訳ではない

もし周りにメンタルの不調を抱える人がいたら、何と声をかけてあげるだろう?私も自分が病人の立場になるまでは、よくわかっていなかったし、そういう病気を変な色眼鏡で見ていたような気がする。

いきなり近しい人が、メンタルの疾患になったら、とにかく「うん、うん」と話を聞いてあげてほしい。当の本人も、きっと「何かしてほしい」と思っている訳ではなく、吐口として話を聞いてほしいだけだと思う。私の場合はそうだったし、そこで「何が原因だったの?」とか言われても「それがわかったら苦労してないわ!」って感じだし、「病院行った?仕事は?」とか質問攻めにされるとうんざりする。

どん底にいるときは、友達にどんな励ましの言葉をかけられても、全く沁みなかったし、なんだったら「同情させるくらいなら言わなきゃよかった」と思うこともあった。それ以前に、友人にこんな落武者みたいな姿を見せるのもやるせ無かったし、自分と相対的な友人を見てまた焦って、会うのが億劫な時もあった。だから、そっとそばにいてくれて、静かに話を聞いてくれる友人にだけ打ち明けていた。

「不幸中の幸い」を探す

パニック発作を起こして、しばらく電車に乗れなくなったけど、私の場合は、本業も副業もオンラインで完結できたし、理解ある上司と相談しながらなんとかやってこれている。これだけで幸福だと思うことにした。(※前述の通り、仕事が発端だった訳ではなさそうだし、仕事はそこそこ楽しいと思ってやっていた)

私の「不幸中の幸い」No.1は、以前から聞いている大好きなPodcastの番組ホストの方とこの病気がきっかけで、リアルで繋がれたこと。
その番組は、もともと健康や美容をテーマに扱っていることや、ホストの方が昨年私と同じような症状で悩まれていたことから、「力になりたいです」と言ってくださって、何度か対面でお会いした。ここまででも、かなり温かいエピソードなのだけれど、さらに前述の通り私は電車に乗れなかったので、わざわざ私の最寄駅まで来てくださって、手作りのアロマオイルとバームを下さった。おすすめの本をお互いに貸して、読み終わる頃にまた会いましょうと約束したりもした。回復したら何倍にもして愛を届けようと思う。

その時いただいたアロマ (左:ロールオン、右:ボディバーム)

どんなに自分が不運な状況にあっても、周りに目を向けることの大切さや、人に感謝し、またそれを人に繋げていくという本質的な連鎖を感じた瞬間だった。

結局は、自分次第

どんな名医に出会っても、良い薬があっても、病気に立ち向かうのは自分自身であり、自分自身の肉体を奮い立たせられるのは、自分のハート。
またこの病は、気の持ちようで改善もするし悪化もしてしまう。

だから今は、自分に関係のない情報や考えなくてもいいことは一旦外に置いておいて、とにかく自分の内面と対話することを心がけている。
(そのために、個人的に瞑想や呼吸法が一役買ってくれた)

『自分はどうしたいか』
子どものころは、自分のやりたいことだけに貪欲で、うまく行かなかったら地団駄を踏んでいた私なのに、いつしか悪い意味で社会の同調圧力に飲み込まれ、「やりたいこと」「なりたい自分」より「やるべきこと」を優先していたら、自分のアイデンティティを見失っていたように思う。
趣味ってなんだっけ?最近楽しいことあったっけ?となったら危険信号。

療養中は、とにかくやりたくないことはやらない。を徹底して、自分の気持ちにフォーカスすること、その大切さ&充足感を感じる訓練をしている。

この先について

二つ前の記事に書いた留学の件は、正直今の身体状態だとやれる自信がないし、本音としては怖い。
この「怖い」という感情とも向き合って、どうすればよりよくなるか、留学はそもそも必要なのか、必要だとしたらそれは今なのか、する/しないと決めたらどういう行動をとるべきなのか、自分なりにじっくり後悔のないように検討していきたい。

ひとこと(一言ではないけどw)

最後に、本当に本当に「健康にまさる富はない」から、少しでも体調に異常を感じたら無理をせず休んでほしい。またそんな自分を「弱い」「カッコ悪い」とかそんな安直な言葉で片付けないでほしい。むしろ自分を重んじることは素敵なこと。

さらに、些細な不調でも鎮痛剤とかで紛らわすのではなく、「症状は内側からのサイン」だと捉えて無視しないでほしい。
みんな、それぞれの持ち場で見えずとも評価されずとも毎日頑張っているのだから、それだけで偉いし、頭から足先までコンディションが整う毎日がどんなに奇跡的で素晴らしいことか。

-あとがき-
季節の変わり目、梅雨の前、5月病など、いろいろと懸念材料はあるが、とにかく日々を楽しみつつご自愛ください。

ここまで偉そうにサーセン、、私も克服を目指しつつも、焦らずうまく付き合っていきます!もし同じように悩んでいる人がいたら、「明けない夜はない」「雨の後には虹がかかる」と耳タコになるほど聞いたであろう言葉を声に出して、顔を上げて、乗り越えていきましょう。

元気になったらやりたいことを想像するのも良さそうですね、私はハワイにいきたいです!いや帰りたいです🏖




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